1節対湘南2-1、御運ゴールにPKで逆転勝ち

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2007年3月3日(土) 13:00 ベガルタ仙台2-1湘南ベルマーレ 平塚



萬代 中島

ロペス  梁
(熊林) (永井)
ジョニウソン 千葉
      
田ノ上 白井 木谷 菅井
(磯崎)      
シュナイダー

サブは萩原、磯崎、熊林、永井、関口。ウィリアン、中原はベンチ入りできず。湘南は永里、原の2トップ。名良橋はベンチ入りせず。柿本、加藤はベンチスタート。

ベガサポ2000人が平塚に集結。ユアスタでは、PVに1800人、現地は気温15度と暖かい模様。ジョニウソンがまず審判に握手を求めて試合開始。キャプテンマークは白井。

前半。ベガルタが練習通りに、ワンタッチの早いパス回しでボールを保持、いきなりコーナー2本のチャンス。キッカーは梁。なかなかいいボールが入るが、中央でジャーンらに弾かれる。相手より一歩前に飛び込む選手がほしいところ。4分、コーナーからロペスのヘッド、こぼれが萬代の前にころがるが、反転シュートはヒットせず。先制のチャンスを逃す。その直後、5分、逆に速攻をくらい、中盤でアジエルにボールを奪われると、ジュニウソンがかわされ、そのままドリブル突破を許し、ゴールまで決められ先制される。攻めているときはいいのだが、中央でプレスをかけそこなうと、ピンチを招く。しかし時間はまだたっぷりある。

これで、湘南は引き気味、カウンター狙い。ベガルタは面白いようにパスを回す。特に左サイドの田ノ上が、不慣れな相手DFのミスをついて、再三サイドを上がり、右足左足自在にいいタッチで精度高いクロスを放り込む。11分、スローインから田ノ上がエリア内侵入、いいタイイミングでクロス、こぼれが中央フリーの梁の足元にくるがヒットせず。15分頃から中央突破狙いが多くなる。16分、湘南がベガルタゴール右25mのフリーキックのチャンス。直接狙いも枠外。18分、中央から梁が左の田ノ上に振って、クロスも、またしてもジャーン。22分、今後は田ノ上が中央に切れ込んで自分でシュート、キーパ。26分、右サイドから萬代がロングシュート、枠外。27分、コーナーからのこぼれロペス押し込めず。29分、左から田ノ上のクロス、右サイド上がってきた菅井がヘッドであわせるが、頭上通過。

31分、白井が相手ボールをカットすると、そのまま持ち込み、ロペス、萬代と回し、最後は白井自身のシュート、枠外。押し込み続けるベガルタは、33分、左奥からのフリーキックのチャンス。梁のキックに、ファーの千葉がDFと交錯、クリアボールが見事なループシュートとなって、御運ゴールで同点。今季初ゴールは珍事となったが、攻め込んでいたからの得点ともいえる。これで落ち着いたベガルタは、その後も左サイドのえぐりを中心に攻める。湘南は意気消沈、キーパーにミスが目立ち始める。36分過ぎ、湘南のカウンター攻撃も充実した白井らがクリア。39分、ロペスと田ノ上でボールをまわし、チャンス伺うが、シュートまで時間がかかる。42分、湘南のロングシュート、バーの上。43分、ロペスのロングシュート、キーパ。前半終了まぎわにも、ジョニがカットしたボールからロペス、萬代とつなぎ中央から素早く反転シュート狙うが、決まらず。

後半、加藤と柿本を投入、ベガルタのサイド攻撃を封じにかかる湘南。ベガルタは押し込む相手に、疲れもあって、後手を踏む守備で、ときどきピンチを招くが、ジョニのカットや相手のミスキックなどで救われる。
開始早々、湘南坂本のロングシュート、枠外。ベガルタもコーナーから、ロペスが狙うが千葉とかぶる。全体に攻撃でときどきかぶるポジション取りが見受けられる。6分、ロペスがサイドに流れてのクロス、萬代の頭上通過。10分、ベガルタのカウンター、ロペスが、ロングスルーパスを前線の中島に通し、抜けかけた中島が倒され微妙ながらPKゲット。これを中島がゴール右隅にきっちり決めて勝ち越し。湘南斉藤にイエロー。これで動揺した湘南は前がかりで攻め込むも、ところどころでミスが出て、疲れが出てきたベガルタにはありがたいペース。

12分、相手のカウンターでピンチ、田ノ上イエローで止める。13分、湘南加藤のシュート、14分、コーナーと攻められる。15分、ベガルタのカウンター菅井が抜けかかるが、追いつかず。16分、湘南柿本の強引シュート、ヒットせず。20分、千葉にイエロー。21分、ベガルタ大きな展開から、コーナーを取る。しかし24分、逆にカウンターから左右に振られ、相手フリーを許すピンチ。相手のボール支配率が上がってきたところで、26分、梁に代え永井が入る。細かくボールキープする、らしいプレーも、周りとリズムが合わない場面も。しかし、ベガルタも押し返し、一進一退。30分、中島が相手をうまくかわして左サイド突破、クロスも中央萬代に合わず。33分、ロペスのスルーパスに中島エリア内侵入シュート、DFクリア。コーナーは永井が蹴る。こぼれを拾われて湘南のカウンター、逆にコーナーを与える。

36分、湘南の放り込み、裏を取られかかりピンチ。37分、疲れの見えるロペスに代わり熊林入る。38分、湘南が流れからのシュート、枠外。ベガルタ、このあたりから時間稼ぎ、永井と菅井が相手陣でボールを回し、じらす。相手にぶつけコーナー。しかしシュートまではいけない。40分、田ノ上が足の痛みからか、磯崎に交代。萬代が前線コーナー付近でボールキープ。ロスタイム3分もじっくりボールをキープして消化。最後はロペスの放り込みで試合終了。


ラッキーながら、開幕の勝ち点3は大きい。萬代は緊張のためか、チャンスの時に力みが見えた。チーム全体でも、まだ相手のプレスが強くない試合なのでいいが、激しくプレスを受けたときに慌てずに回せるか、特にラストパスをいかに散らせるか、が課題になりそう。
収穫は田ノ上。ベガルタにもサイドから精度高いクロスを連発できる選手が、ようやく現れた。緩急をつけたリズムで、強いボール弱いボールを柔らかく出せる。しかも両足使えるので、可動領域が広い。そしてジョニウソンも期待通りの汗かき役で、ピンチを未然に防いだ。あとは、シュートでの落ち着きと、ペース配分か。勝ちながら修正。
まずは望月監督初勝利おめでとうございます。


シュート数:10-8、CK:9-2、FK:14-21 得点:オウンゴール、中島裕希(PK)  (湘南)アジエル  警告:田ノ上、千葉  (相手)アジエル、斉藤、尾亦 主審:北村央春