26節対神戸0-0互角の内容、決定機逃しドロー

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2006年7月8日(土) 19:00 ベガルタ仙台0-0ヴィッセル神戸 ユアスタ仙台



萬代
(中島)    
チアゴ  ロペス
(関口)    
磯崎 千葉 梁

村上 池田 木谷 菅井

高桑
サブは小針、渡辺、中田、関口、中島。足裏違和感のボルジェスはベンチ入りせず。
 互いに相手のパスをカットして速攻をしかけるが、決定機はさほど作れず。ベガルタは、中央ではワンタッチプレーで押し上げ、サイドでも、今季もっともワイドに展開して、高いラインを引く神戸の裏を狙う。神戸はサイドを抉ってから、スピードアップして2列目が中央になだれこむ戦術。ベガルタは守備では、中央で粘り強くマークして、最後までフリーでのシュートは許さなかったが、攻撃ではボルジェス不在で、エリア内でボールキープできず、シュートまで時間がかかる。

 前半。今日から夏のナイター。しかし梅雨の中の霧雨模様。気温は低いが、湿度は高い。16476人。気合の入った応援に応えるようにスピードのある攻撃、集中した守りはあったものの、ゴールを割ることはできなかった。スリッピーなピッチでパスが流れたり、バウンドしたボールが頭上を超えたりと、両チームにミスも散見。その中でもベガルタの方が決定機があったが、決め切れなかった。

 2分、神戸の平瀬が振り向きざまにシュートするが枠外。4分、ロペスからチアゴへのパスが通り、シュート、枠外。5分、コーナーの後のこぼれ、エリア内で萬代がトラップ、浮き球パス、チアゴがバイシクル気味にシュートするが、枠外。ついでロペスのスルーパスに萬代が走りこみシュートもバーの上。神戸はベガルタの左サイドを中心にサイドをついてくる。誰かがベガルタ陣内でボールキープすると、ホルビィなどがスピードアップして、なだれこんでくる。しかし、ベガルタの守備陣もしつこくマークについて、至近距離でのシュートはさせない。特に三浦と平瀬にはほとんど仕事をさせなかった。しかしコーナーはかなり取られ、緊張感のある展開が続く。

 14分、ロペスのスルーパスに、ラインの裏を取ったチアゴが、キーパーもかわしながら、外に流れてのシュートが枠外となり、最大の決定的チャンスを逃す。その後、攻守がはげしく変わる。神戸は中盤でボールを奪って攻め込んでくるも、ラストパスの精度が悪く、ベガルタはしつこく寄せてエリア内では前を向かせない。17分、神戸がカウンターからドリブルで持ち込みシュートも枠外。19分、ベガルタが相手ゴール前でボール回すがシュートできず。一進一退が続く。26分、右ライン際からフリーキックのチャンス。シュートまでいけず。28分、チアゴがサイドからいいクロスを放り込み、ゴールで張っていたロペスがたたきつけるヘッドを枠内に飛ばすがキーパーのセーブに阻まれる。31分には、ベガルタがコーナーからのチャンスで混戦、シュート打つがポストに当たる不運もあり決まらず、こぼれを村上がミドル打つが前に人が多すぎ、枠外。しかし、この頃からベガルタの攻撃が、早いボール回しから、梁や両サイドが攻撃に参加し、いい流れになってくる。

35分、チアゴが相手ボールをカット、そのままドリブルで突破し、ロングシュートもキーパーはじき出す。38分、千葉にイエロー。39分、神戸のコーナーは高桑がパンチング。43分、神戸がカウンター、サイドからの放り込み、三浦?にダイレクトで打たれたシュートが枠内に飛ぶが高桑。44分、池田にイエロー、ベガルタゴール正面35mで神戸のフリーキック。三浦のキックは大きくはずれる。終盤は神戸の時間で前半終了。

 後半。いきなり神戸ゴール前で萬代がボールキープ、チャンスも、なかなかエリア内で侵入できず、ボールカットされてしまう。今日の萬代は相手の起点つぶしなど守備面ではいいところ見られたが、攻撃面ではしかけが遅く、後ろむいてのプレーが多く、物足りず。次ではもっと積極的に行ってもらいたい。5分、今度は神戸がベガルタペナすぐ外でのフリーキック、三浦のキックはニアに来るが、これも精度なし。ついで、神戸のパスミスをチアゴが拾ってシュートもキーパ。15分、磯崎にはげしくタックルする神戸。なかなかカードが出ない。16分、菅井がサイドでキープ、放り込み、ロペスのヘッドは枠外。また、攻守の入れ替えが早くなっての攻め合い模様。しかし神戸の方が疲れたのかパスミスが多なり、単発の攻撃が多くなる。

22分、ベガルタが両サイドをワイドに使った早い展開で攻め込む。最後は梁がヘッドでシュートも外。25分、簡単につないで、チアゴのミドルはキーパー正面。26分、チアゴに代わり関口はいる。30分、相手より早くボールに到達した関口から菅井につないで、最後は菅井のいいクロス、ロペスのヘッドはキーパーがはじき出す。その後のコーナーは磯崎蹴るがつながらず。32分、またも関口がサイドえぐってクロスを入れるが、中央のベガルタ選手が合わせられず、ボールが通過。35分、足がつった萬代にかわり中島入る。37分、菅井にイエロー。次第に時間を使い出し、引き分け狙いの神戸。40分、ベガルタのカウンター、ロペスから中島にパス通り、いいタイミングでのミドルシュート、しかしバーの上。ここからもの凄い連続応援が響く。ロスタイム3分。最後に相手エリア内、右45度のフリーキックのチャンスを得るが、これもシュートに至らず、試合終了。

それにしても、後ろから何度倒されてもファールをもらえないロペスが、すぐ起き上がって相手ボールを奪い取るシーンが何度かあった。かなり気合が入っていた。千葉もミスもあったが、自分からボールを呼び込んで展開。梁も運動量でかなりのものがあった。しかし、スコアレスドロー、勝ち点1。確かに内容的にはいいものがあった。しかし、サッカーは点取りゲーム。ゴールを割らなきゃ先に進まない。もっと前を向いて勝負を!


シュート数:12-10、CK:5-6、FK:23-24 得点:なし  警告:千葉、池田、菅井 (相手)北本、丹羽  主審:村上伸次