20節対京都3-1 雨はベガルタ、シルビ初、梁2ゴール

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2005年7月9日(土)19:00 ベガルタ仙台3-1京都パープルサンガ 仙台


大柴  バロン
 シルビーニョ
  (松浦)
 梁      熊谷
千葉(村上)
磯崎 富澤 木谷 森川
   (渡辺)     
高桑
サブは小針、渡辺、村上、松浦、萬代。京都は石井、リカルド先発。アレモン、田原のトップ。

なぜか雨の日には強いベガルタ。相手選手もどフリーはずしや空振りシュートでベガルタを助けてく れる。守備陣の気迫と、ポジションチェンジを繰り返す、熊谷、梁がシルビーニョへのマークを散らし、「 粘り勝ち。」

 降り続く雨。ピッチは滑る。18112人。前半京都が、サイドをあまり使わず、縦ポン攻撃で終始して くれたおかげで、サイドを上げたベガルタが徐々にペースをつかむ。開始6分まで互いにプレスがあって、シ ュートなし。高い打点のヘッド、思い切った上がりの森川と守りとともに、今日ベガルタで光っていた選手 のひとりが千葉直樹。休養十分というか、いつも持ちすぎでピンチを招くところ、今日は簡単にワンタッチ ではたいたり、サイドに散らすのなど、ひとりでできるもん状態。このまま続けてくれれば。8分にはその千 葉と梁シルビーニョなどが絡み合って、めくるめくワンタッチ攻撃。随分ひさしぶりに見たような気がする 。霧に煙る得点の匂い。しかし、10分、左サイドから一瞬のすきをついて京都ハライ選手にミドル打たれる 。フィニッシュまでもっていくのは、まだ京都の方が早い。11分バロンにイエロー。ベガルタは14分、梁か らバロンでチャンスをつくる。フリーキックを得るが、逆にこぼれをカウンターに持っていかれ、2-1の数的 優位作られ、高桑絶対絶命!しかし、はずしてくれたあ~。

ベガルタの初シュートはようやく21分、右サイドに回った梁がタイミングよくシュート。ベガルタに もリズムが出てくる。京都はDFラインからの縦ポン中心で、ほとんどサイドからは攻めてこない。逆にベガ ルタはサイドが高い位置に上がり、森川や磯崎が相手エリアに顔出してくる。先手必勝。さらに熊谷と梁が ポジションチャンジして、相手を霍乱、シルビーニョへのマークも手薄になる。30分、相手エリア内混戦か ら、梁のループヘッド、キーパー頭越えがバーに当たり、リバウンドをバロンが押し込もうとするが、バー の上。34分、梁のスルーパスにバロンが反応、シュート態勢に入るもキーパーにセーブされ、弾いたとこ ろを、ボールを一瞬かっさらったシルビーニョが押し込んで先制!今季初ゴール。の、うれしさのあま りボールを子供がわりのパフォーマンスをひとりで長引かしてしまい、イエロー。気持ちはわかるけど、も ったいない。ゆりかごダンスは生まれてからだっけ?

これで勢いづいたベガルタはで、攻勢。森川のミドルループは枠内に行って、キーパーがかきだす。 しかし、40分、、京都の放り込みが通り、ヘッドで合わされるが、高桑が抑える。ついで、ベガルタのコー ナー2本、押し込むが決めきれず。43分相手のカウンターに裏取られる寸前、冨澤止めるが、イエロー。前半 は拮抗したした内容も1点リードで終了。

後半。京都はサイドを使いはじめる。いきなりゴール前まで攻められるが、しのぐ。ゴール正面での シュート空振りは星か田原か。ありがとう、雨。9分ベガルタ大柴が右からのいいクロスを入れるが中央つめ きれず。11分には直樹からシルビーニョとつないで、クロス大柴頭で合わせるが決まらず。京都はパウリー ニョ投入で3トップ。ゴール前への球だしで揺さぶってくる。アレモンがとんでもない方向への折り返し出し てくるなど危険な香り。14分、森川のクロスが冨澤の頭越え、逆サイド大柴がフリーで打つもクリア。20分 、千葉直樹のくさびパスからバロンのミドルシュート、グラウンダーで強烈に枠を捉えれるが、キーパーは じく。その後一進一退。

25分、京都にコーナー与え、クリアしきれないところを星に決められ同点とされる。しかし直 後、熊谷の絶妙クロスが大柴の近くを通過。もう一歩。そして28分、右サイドシルビーニョのフリーキッ クがバロンに頭にあってシュート、相手DFクリアミスが梁へのナイスアシストとなり、梁が頭を捻って押し 込み2-1。ラッキーではあったが、詰めた位置と正確にキーパーの逆をついたヘッドは見事。ゲームは相 手ミスを確実に拾って勝つもの。これでいやなムードを断ち切ったベガルタだが、京都も外人コンビのパス ワークでしばしばベガルタ陣内に。押され気味の中で、ベガルタはカウンター狙い。33分、木谷、36分大柴 とイエロー貰ってしまう。ベガルタの選手に疲れは見えるものの、勝ちゲームで勢いは衰えない。バロンの ロングヘッド、おしくもバーの隅。

今日、風邪気味だったいうバロンは後半へばっていたが、得点にはからんで仕事はしている。40分、 千葉に代え村上入る。熊谷もボランチに下がりボックス型へ。直後、大柴からのパスを梁が持ち込んで意 表をつくミドルループ。DFひとりをまいて、キーパーの手の先でカーブするお見事な今日2点目。3-1と なり、勝負を決定づけた。しかし、京都もサイドに散らす猛攻、ゴール前でアレモンや田原がキープし、エ リア内の混戦シーンもあったが、ベガルタも集中切らさずなんとか、クリアする。43分、冨澤負傷で渡辺入 る。44分にはシルビーニョを下げ松浦入る。最後に松浦がカウンターでひとり持ち込み、いいタイミングで 枠内に惜しいシュート。限られた時間でアピールできた。願わくば、萬代にも機会が欲しかったが、徳島、 草津戦では出番もあるだろう。チャンスも待て。

それにしても梁は、おいしい位置どりがいい。京都戦で地元にニュースが出ることを意識しているわ けではないだろうが、京都と相性がいいことは確か。冨澤は怪我梁のゴール喜び過ぎで腓骨骨折と判明。痛 いが、センター陣は厚いので、奇策でなくても対処は可能。


さて、3連戦の頭をとったのは大きいが、徳島、草津の中3日連戦を取らないと今日の勝利も生きない 。いじりたくなる誘惑に負けず、定石どおり、疲れた選手を上手に交代させながら連勝してほしい。さて、 雨乞いでもするか。


シュート数:19-23、CK:6-3、FK:15-23 得点:シルビーニョ、梁勇基2 (京都)星 警告:バロ ン、シルビーニョ、富澤、木谷、大柴 (相手)中払 主審:吉田寿光