24節対札幌1-1、4試合連続先制許すも中原同点ヘッド

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2009年6月27日(土)13:00 ベガルタ仙台1-1コンサドーレ札幌 宮城スタジアム



中島 平瀬
(ソアレス)(中原)
梁     関口
     
永井 斉藤    
(千葉)            
田村 渡辺 エリゼウ 菅井
        

サブは、桜井、一柳、千葉、中原、ソアレス。札幌はキリノのワントップ、3バック。クライトン先発。砂川、中山はベンチ。

気温31度、過酷な条件の中でハードワークを厭わず、波状攻撃をしかけていたのは札幌。クライトンがボールをキープできるので、その間にキリノらが何度もスピード上げてあがってくる。

一方、ベガルタは省エネも何も、ベテラン勢が、プレゼントパスや、ボールを何度も奪われるシーンを作ってしまい、攻撃が単発。縦ポンにしても、前線が動きだしているタイミングで出せず、持ちすぎてチャンスを逃す場面が多かった。

後半6分にアンラッキーな失点とはいえ、4試合連続で先制を許し、疲労の中、苦しくなる。しかし、35分、途中出場の中原が頭で同点弾。逆転する余力は無かったが、なんとかドロー。

選手も疲れただろうが、スタンドも疲れた。帰りのシャトルバスでは爆睡。1時間でなんとかユアスタについた。

今季、宮スタ最後の試合は、気温31度。夏至を過ぎたばかりで、真上から容赦ない日差ざしが降り注ぐ。それでも多少風があり、湿度33%と乾いている。エアータオルの中で、観戦していると同じ感じ。選手にとっては渇きに悩まされたことだろう。17,983人。

前半。
開始早々、札幌がスローインから、クライトンがえぐってきて、いきなりダイレクト・ボレーでのセンタリング、意表をつかれる。ベガルタもすぐさまカウンター、中島がワンタッチで梁に出すと、ドリブルでDFを抜いてのセンタリング、平瀬が右サイドでフリー、左足のボレーはヒットせず、ぼてぼて。決定的。開始50秒での先制のチャンスを逸した。

その後は一進一退。5分、梁から縦のスルーパスが中島に通りかかるが、キーパー。その後、サイドチェンジなどを図る札幌、クライトンがパスミス2本で、助かる。9分、札幌のクロス、クリアしてコーナーを与える。こぼれ球を繋がれるが、オフサイド。中盤でのせめぎあいへ。14分、ようやくベガルタが相手ゴール前でボールを回し、チャンスを伺う。最後は平瀬がミドルシュートも、枠外。15分、今度は札幌のカウンター。コーナーを与える。16分、札幌の波状攻撃。クリアが小さく、何度も拾われる。最後ミドルシュートを打たれるが、林。

17分、またも札幌にワンタッチプレーでつながれ、最後は浮き球をクライトンにボレーで狙われるが、枠外。危ない。暑さはこの男には関係ないらしい。いやらしい所に顔を出してくる。19分にも、裏を捉えてカウンターを受け、フリーでクロスを通されそうなるが、トラップミスで助かる。20分、ベガルタが放りこみも、最後平瀬がパスミス。21分、裏をフリーで抜けられるが、エリゼウが追いかけて、なんとか止める。

22分、ベガルタも反撃。田村が上がって、関口から平瀬へ。さらに菅井も大外を上がって、エリア内侵入も最後をトラップミス。23分には、エリゼウがドリブルで持ち上がる。関口につないで、関口が中央の平瀬に当てて、リターンを貰おうとするが、返せず。26分、札幌エリア右横でフリーキックのチャンス。しかしシュート打てず。30分、永井が自陣での危険なバックパスでヒヤリとする。32分、今度は札幌エリアの左隅20mの絶好のフリーキックのチャンス。梁の得意なエリアだったが、シュートは壁。こぼれを再びシュートするが、ふかす。

35分、右サイド裏へパスを通されるが、田村が懸命のスラィディングで防ぐ。37分、パスをつながれ、最後はキリノにシュートを打たれるが、枠外。39分、永井が縦パスを梁に通し、エリア内に入った梁が左足のシュート、バーの上。さらに、ワンタッチプレーでベガルタがパスを回し、関口パスが裏の梁へ出すがもう一歩。40分、ベガルタがボールを回すが、永井のところでキープできず。

42分、今度は札幌のカウンター、エリア内で何度かかわされ、シュートされるも林が体でブロック。ここでクライトンがサイドチェンジのボールで揺さぶってくる。43分、キリノに裏を取られ、独走を許すが、関口が追いかけて、ふんばってのボールキープ。そして44分、札幌がセカンドボールを拾って、次々シュート、DF陣が体で止める。しかし、最後はフリーの選手に頭で合わされるが、シュートは枠外。決定的。助かる。前半はスコアレスで終了。

後半。
日差しはますます強くなり、スタンドの日陰が減ってくる。開始早々、関口が相手ボールをカット、すぐクロス。しかし平瀬打ち切れず。1分、相手のクリアミスでコーナー得るも、打てず。4分、平瀬が倒されている間に、札幌がボールを回し、最後は放りこみ。林の背後をつかれるが、ワンハンドでさわって、キャッチ。そして、6分、札幌の上里の左サイドからのセンタリングが、当たりそこないのチップキック。これが無回転?で、ニアに飛んでいき、逆を取られた林が手に当てたものの、ゴールイン。不運とはいえ、またしても、4試合連続で先制を許す。

7分、ベガルタの反撃。相手陣内でボールをしつこく回し、最後はゴール中央から平瀬のヘッド、これは惜しくもキーパー触って、ポストで弾かれる。9分、札幌がコーナー。守る。このあたりから、リードして、引き気味になる札幌。ベガルタは、なかなか中に入れない。ワンタッチでつなぐも、時折連係ミス。集中切れか。14分、相手ゴールエリアすぐ外左隅、20mでフリーキックのチャンス。梁のキックは枠内に向かうが、キーパーに触られて、コーナー。こぼれ球がエリア内に入るが押し込めず。

20分、平瀬に代わり中原はいる。21分、コーナーのチャンス。シュート打てず。23分、縦ポン、つながらず。前線がいい動き出ししているのだが、パス出しの判断が遅くなっている。太陽のせい?24分、関口が中央からのミドル、枠外。26分、田村が相手エリア内侵入も、相手ゴールキックに。28分、札幌のカウンターでコーナー与える。こぼれを打たれるが林。31分、関口と梁がワンツー、最後は中原へのラストパス。中原、エリア内でひっぱられたようにも見えたがノーファール。32分、永井に代わり千葉が入る。

33分、相手ゴール左タッチライン際35mのフリーキック。こぼれが千葉の前に来るが、押し込めず。その後は蹴りあいでボールが行き来する。次第に時間がなくなってくる中、35分、梁からのパスに関口が左サイドをドリブル突破、早いタイミングで高速センタリングを入れると、中央で中原が、DFに競り勝ち、頭で決めて同点。中原はようやく来たワンチャンスを決めた。38分、中島に代え、マルセロソアレスを入れる。しかし、今日のソアレスはボール足につかない。39分、ベガルタゴール左30mでフリーキックを与える。これは決まらなかったが、セカンドボールを拾って、連続して早いタイミングで放り込んでくる札幌。際どく守るベガルタ。40分、札幌のミドルは林。

次第に時間がなくなる。DFの間を抜けかかったソアレスもキープできず。人数をかけて守る札幌の壁は崩せない。ロスタイムは4分間。札幌にカウンターをしかけられ、コーナーを与える。結局、そのまま試合終了。1-1ドロー。

暑さの中、より北のチームである札幌の方が動いていた。特にキリノのスピードには、はらはらさせられたが、なんとか戻って対応。攻撃では、数は少ないが、フリーの決定機を逃したのが痛かった。今日の田村は攻守でしっかり動けていた。ソアレスだけでなく、ベテランの調子の見極めも厳しくして貰いたい。不安なのは分かるが、夏場は若さにゆだねてみてもいいのでは。


さて、今日が今季最後の宮城スタジアム。駐車場が2000台を超えると、どうしても誘導がうまく行かず、渋滞が発生するようだ。ボトルネックがある限り、この問題の解決は難しそう。

それにしても、利府の方々にはお世話になりました。毎試合、いろんな方が協力して頂いたと思います。来年はJ1のビックカードでお会いしましょうw

シュート数:10-12、FK:15-12、CK:4-6 得点:中原貴之 (札幌)上里 警告:渡辺広大、関口訓充  (相手)宮澤、趙  主審:廣瀬 格