WE03節:マイナビ仙台レディース0-0大宮、相手プレスに攻撃リズム乱れ、スコアレスドロー

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WEリーグ2021-22 03節 9月26日(日)13:30 マイナビ仙台レディース0-0大宮アルディージャVENTUS ユアスタ仙台


浜田 白木 池尻
(奥川/高平/船木) 
宮澤

隅田 長野
(福田) 
万屋 市瀬 國武 楓
     (矢形)
松本

サブは、斎藤、奥川、高平、福田ゆい、船木、西野、矢形。

S広島は、GKスタンボー華、DF村社、乗松、長嶋、坂井、MF上辻、野口、源間、仲田、FW井上、高橋美夕紀。山崎、カトラーグレイスエリンはベンチスタート。鮫島、阪口は欠場。

序盤ボールを握るが、なかなかこじ開けられず。次第にプレスを受け始め、攻撃が単発になる。
後半、相手のカウンターやロングシュートはしのぐが、攻撃で決定機を決め切れず、スコアレスドロー。

マイナビ仙台レディースとなってから初めてユアスタで見たが、スタンボーの甲高い声と、大宮V監督の、一見ヤジに聞こえる大声のコーチングが、静かなスタジアムに響いていた。

早く声出しで応援できるといいのだが。大宮に移った坂井、井上、上辻とお馴染みの選手も元気そう。

さて、試合は、例によって、序盤から、マイナビ仙台レディースがボールを保持して、基本4-2-1-3的、かつ、両サイドが高い、2バックのような厚い攻撃陣。

相手ゴール前で、細かくボールを回すのだが、相手のブロックを崩せず、なかなかシュート態勢まで入れず。

散発のシュートも、キーパー正面や枠外で、ゴールを割れなかった。

大宮Vは、時折、カウンターやロングシュートで、反撃してきたが、30分を過ぎると、さらに、マイナビのボランチやサイドに、プレスをかけ始める。

これに慌てたマイナビ仙台が、連携を乱し始めると、次第に試合は中盤でのせめぎ合いに。

後半は、マイナビは選手を入れ替え。

前半ワントップで張っていた白木が下りてきて、タメを作れる時間もあったが、他の選手は、大宮Vの厳しいプレスの前に、思うように簡単にパスがつなげず。

後半の序盤にはチャンスを作った。その後、3バックにしたが、相手プレスが厳しく、パスコースが少なくて、終盤は、なかなかリズム良く前線に送れない。

逆に、大宮Vに、カウンターやポストプレー、ミドルシュートで攻められる時間も出てきたが、守備陣は、落ち着いて詰め、GK松本もボールをしっかり保持。

結局、試合はスコアレスドロー。

1節のホーム、ノジマステラ戦同様、自分たちの時間の早い内に点が取れなかった事で、次第に焦りも出て、リズムが単調に。そこを大宮Vのプレスで、かき回されてしまった。

シュートを、FW陣に固定するのではなく、パサーも自らミドルを狙ったり、ドリブル得意な宮澤や、後半出場の矢形などは、どんどんペナ内に仕掛けていけば、オフサイドを気にせず、相手を攪乱でき、もっと自分たちのペースを維持できるのではないか。

きれいな崩し狙いだけでなく、強引な仕掛けとか、早めのシュートも。

攻撃でもっと緩急をつけたい。セットプレーでは速いボールで勝負したい。

監督談話では、かなり厳しい話も出たようだが、昨年からチームにいる選手の個々の力は、確実に向上している。球際の粘り、体の当て方、強いヘッドなど戦える準備は、できていると思う。

後は、自信を持って、ボールをキープいくところか。周りも視野に顔を出してコースを作り、もっと要求し合う連携で、攻め続けてほしい。

また、カウンターで脅かされた時間帯もあったが、守備陣はしっかりと守れている。

勝ち点を貯めながら修正を。


以下、簡単な経過。

前半
前半15分までは、完全にマイナビのペース。ゴール前でボールを左右、中央と細かくつなぎ、ほとんど相手にボールを触らせない。しかし、大宮Vの守りも堅く、なかなかフィニッシュまではいけない。

それでも、3分、中央から宮澤のミドルシュート、キーパー。

9分には、左から侵入、隅田のパスに、裏に出た浜田が、キーパー直前でシュート、キーパーの手を弾いたボールが、バー。惜しい。

17分、相手のパスをカットした池尻が、そのままシュートも、キーパ正面と、序盤で3回、大きなチャンスがあった。

しかし、18分過ぎからマイナビの右サイドを、大宮Vの仲田が、ドリブルでカウンターを仕掛け始め、マイナビLの背後のスペースを突く。ただ、その後のシュートはゴールには至らず。

さらに、大宮Vは上辻らが、時折ロングシュートで狙ってくる。

引いていた大宮Vが、25分を過ぎると、プレスを強め、マイナビのボランチやサイドが、ボールを持ったところを狙ってくる。

マイナビも、CB國武が、パスカットから自分で上がってみたり、白木のドリブルの上がりから、コーナーを取るなど攻めるのだが、シュートまでいけず。

大宮Vは、33分、フリーキックからのヘッド、36分、ロングシュートなど、次第に攻撃のリズムを掴んでくる。

さらに、万屋、隅田が狙われ、パスカットされて、シュートまで打たれるが、ゴールは割られず。

マイナビは、前半終盤になって、43分、長野のコーナーキックから宮澤のシュート、さらに、万屋のクロスに、佐藤楓がヘッドも、枠外。少し盛り返して前半終了。

後半
マイナビは、隅田に代え福田ゆい、佐藤楓に代え矢形を入れる。ポジションはそのまま。

1分、早速、浜田のドリブルでコーナーを取るが、クリアされる。

4分、矢形が上がってのクロスはキーパー。

8分、白木が下りてきてボールをキープして捌く。ボールを回して最後は矢形のシュートは空振り。

11分、白木が落とし、池尻がスルーパス、受けた宮澤のクロスに、右から走りこんだんだ浜田が、スラィデイングシュート、ゴール!かと思ったら、オフサイド。残念。
決まれば美しい展開だった。

さらに13分、白木の浮き球シュート、16分は、長野からパスを受けた矢形がドリブルシュートも、角度無く。

18分、流れがまたマイナビに戻ったとみて、大宮Vは、FW髙橋美夕紀に代え山崎、ボランチ上辻に代え、杉澤を入れる。

これを見て、マイナビも20分、FW白木に代えDF高平を投入。3バックに移行、高平左CBの3-4-3的に変更。

22分、池尻がパスカット、パスを受けた宮澤がフリー、ミドルシュート狙うがバーの上

26分、CBの高平が万屋からのパスを受けて上がっていくが、キープできず。

31分、万屋のから裏へのスルーパスに、浜田がシュート、キーパー正面。

32分、FW浜田に代えDF奥川を入れ、矢形が左シャドウに回り、浜田に代わり宮澤がトップへ。

34分、大宮Vが、右サイドからえぐり、コーナーを得る。コーナーキックから坂井?がフリーでヘッド、合わず

さらに36分、大宮Vのカウンター、右からのクロスにヘッド、キーパー。

37分、矢形が詰めてGKが慌ててキック、これを宮澤がヘッドで前に送るが、矢形に合わず。

40分、マイナビが回して、池尻が左からのクロス、右から奥川走りこむがヘッドは打てず。

41分、大宮Vは、175cmのエリンを投入。コーナーからの攻撃もライン割る。

45分、池尻に代え船木を入れるが、あまり触れず。

結局、追加時間4分間も、決定機なく、スコアレスドロー。

これでホーム2戦ともゴール無し。それでも、3戦無失点を継続中。


シュート数: 11-8 CK:7 - 3 FK:10 -7  得点:なし  警告:なし  主審:曽根未宇  入場:1,103人