伊藤 川島
(井上)
高良 安本
(田原)
上辻 高橋
佐々木長船下小鶴中村
(成宮)(山本)
齋田
朝方小雨があったものの、試合前には上がって空が明るくなり、やや肌寒い曇り空も、まずまずのユアスタ。入場者2,573人。
ベガルタ仙台レディースは前節と同じスタメン。
試合は、立ち上がりから湯郷の鋭い寄せと速いパス、裏へのボールに苦しみ、再三ピンチのベガルタ。カウンターからの反撃も、頭数が揃わず、単発が多くなる。39分に相手にエリア内で粘られて、クリアしきれないところを、中央からフリーで宮間に狙われて、先制許す。その後、ベガルタLは、焦りからか、慌てたロングボールが多くなってパスがつながらず、シュート打てず。
後半は、ワンタッチパスや左右での寄せを若干厳しくして、ようやくベガルタもつながり出す。しかし、守備では相変わらず、相手のCBへのプレスに慌てた小さいクリアが多くなり、詰められる。ついに15分、ゴールエリアすぐ外でフリーキックを与えてしまうと、これを宮間に鮮やかに直接決められて0-2。
ようやくベンチも動きだして、選手を入れ替えていく。すると25分、交代で入った井上が自分でドリブルで持ち込み、角度ないながらシュート、キーパーはじくところを安本らが詰めて、混戦の中、PKをゲット。これを安本が決めて1-2.ようやく反撃か。
しかし、その後も味方同士でのぬるいパス、あわてたバックパスを狙われ再三ピンチ。攻撃では、チャンス作るも、エリア内に入っていく選手が少なく、シュートが遅くなり、決めきれず。結局1-2で敗戦。
前半。
開始早々、伊藤のミドルシュートはバーの上。2分、キーパー齋田のクリアボールを有町にブロックされ、宮間から中央にスルーパスを通されるが、なんとか抑える。その後一進一退。6分、ベガルタの左サイドを突かれ、シュート打たれる。湯郷のコーナー。キッカーは当然、宮間。ショートコーナー。これはキーパー。7分、パスカットされ、宮間が意表をつくロングシュート、齋田がセーブ。
9分、ベガルタ右からのフリーキック、こぼれを安本シュート。左足でヒットせず。10分、今度は湯郷に右奥30mのフリーキックを与える。これはキーパー。その後、湯郷は再三ベガルタのラインの裏にロングボールを入れてくる。11分、上辻のサイドチェンジからチャンスを作り、コーナーを得る。下小鶴がヘッドに当てるも枠外。すると、13分、湯郷に中央のパスを簡単につながれ、フリーでシュート許すが、外してくれる。危ない。
さらに14分、また宮間がロングシュート。枠内に曲がってくるが、齋田が弾いて、コーナーを与える。湯郷の攻撃は思い切りがいい。これは守る。その後、膠着状態。ベガルタはシュートが少ない。18分、湯郷のコーナー。これもしのぐ。CBへのチャージがきつい。20分、高良から右サイド上がった中村へのパスが通り、クロス、しかし流れる。22分、高良がシュート、枠外。24分、伊藤がえぐってシュート打とうとするが、ブロックされる。
27分、またの湯郷、裏へのスルーパスに飛びこまれるが、間一髪長船?が体を寄せ、コーナーへ。コーナーは頭で合わせられるが、バーの上。28分、ベガルタのカウンター、安本、川島のワンツーから安本がヘッドでのシュート、しかしこれは距離があって決まらず。29分、上辻がエリア内まで持ち込み、コーナーをゲット。しかし決まらず。33分、中村が敵に渡してしまうパスミス、これを簡単につながれ、シュートまでされるが枠外。
そして、36分、ベガルタゴール前に入れられたボールに次々に寄せられ、なかなかクリアし切れずにいると、落としを拾って中央フリーだった宮間に狙い済ましたミドルシュートを決められて、失点0-1。37分、安本が切れ込んで、左足でのシュート、枠外。ベガルタ、シュートするのは安本ばかり。38分、伊藤がエリア内侵入、ニアのせまいところがシュートもDF。その後は一進一退。結局、前半は1点リードされて終了。
後半。
後半になってベガルタの攻撃のテンポが上がる。2分、伊藤のミドルシュート、キーパー正面。4分、湯郷のカウンター、クロスから宮間がフリーでシュート、枠外。危ない。この試合再三中央フリーで打たれている。6分、上辻が振り向き様、ヒールキックのような左足シュート、ころころと転がって、キーパー見切ってきたが、ポストに当る。惜しい。9分、高良のセンタリングから中央で上辻スルー、伊藤なんとか当てたが、シュートはヒットせず。
11分、湯郷に押し込まれ、ベガルタゴール右25mでフリーキックを与える。これを宮間に鮮やかに曲げられ、決められて0-2。ゴール近くでフリーキックを与えると厳しい。後半、少し反撃の流れがきていただけに、これは効いた。ここでベガルタは、中村に代え山本、川島に代え井上を入れる。この後は井上を走らせるなどして、裏に攻め込めるうようになってくる。
20分、湯郷のコーナー、ヘッド打たれるが、枠外。さらに強烈シュートを浴びるが、齋田がファインセーブ。23分、ベガルタが相手エリア左角30mのフリーキック。こぼれをシュート狙うが、打てず。25分、井上が左サイドからドリブルで突破、ゴールライン付近までえぐって、角度無いながらシュート、弾くところに安本が詰めて倒され、PKゲット。これを安本が決めて1点返す。今のベガルタで欲しいプレーが出た、マイボールでも、完全に崩しきるまでシュートを打たないので、シュートする前に守りを固めれて終わる場合が多かった。
29分、伊藤からのパスを裏に出た安本がシュート、弾かれコーナーを得る。コーナーから長船のヘッド、バーの上。惜しい。湯郷は水嶋に買え津波古いれる。32分、相手のキーパーへのバックパスのミスを高良が掻っ攫って1対1、しかしシュートのタイミングが遅れ、枠外。もったいない。35分、安本に代え田原を入れる。田原はユアスタ初お目見え。井上がFWに回る。湯郷も横山に代え布志木はいる。38分、相手ゴール右25mのフリーキック。しかし決まらず。
40分、下小鶴に代え成宮を入れる。高橋がセンターバックに回る。しかし、最後まで湯郷のプレスが落ちず、なかなかシュートにいけない。44分、相手のクリアミスを高良が持ち込んでコーナーを得る。しかし、決まらず。結局、そのまま1-2で敗戦。
グループ予選は2戦2敗と出遅れた。しかし、カップ戦ではまずは試したり、課題を修正するのが先決。その意味では、従来からの課題、「ボールへの寄せ」を改善していく必要があるだろう。怪我人多発で、練習からガツガツ行き難いだろうが、一歩前に出る勇気とフィジカルの準備はかかせない。
それと怪我人が多いFWであるが、川島より安本、井上の方が合ってるのではないか。川島はやはりパサータイプで、プレーに戸惑いが見える。それとCBにすばやくプレス、ポストプレーで落とされて、2列目から宮間などがズドン、という場面が何度もあた、守備の連携も修正の必要ありそう。
敗戦が続いて前半はやや「縮んだ」プレーが多かった。後半は積極性が出てきたが、前半からそれをやりたい。今年はチャレンジの年。受身では、後悔が残る。チェレンジしきったなら敗戦でも、次につながる。一週空くので、リフレッシュして、次節の石巻でオーラを。
シュート数:21-15、CK:4-7、FK:11-11 得点:安本紗和子(PK) (湯郷)宮本2 警告:なし 主審:第4審判
タグ:安本紗和子