第17回アジア競技会2014、女子サッカー銀、長船選手5試合出場

2014年9月から10月にかけて、韓国の仁川で行われているアジア競技会(アジア大会)のサッカー競技には、男子がリオ五輪を目指すU-21代表(手倉森誠監督)がオーバー・エイジ枠を使わずに臨んでいます。

女子は、フル代表のなでしこジャパンが、澤選手や欧州組抜きの若手中心で臨み、ベガルタ仙台レディースからは、DF長船加奈選手が出場。

記事量が多くなってきたので、この別項にまとめます。

男子は来春の五輪アジア予選の前哨戦、女子は来年のワールドカップに向けての新戦力発掘の意味あいもあります。

男子U-21代表 ベスト8
グループステージ
○初戦:対クウエート4-1と快勝、上々の滑り出し。(大島、鈴木武蔵2、岩波)
●2戦目:1-3でイラクに敗戦。(中島)イラクの決定力に敗れる。
○3戦目」ネパールに4-0。予選2位で通過。(野津田、中島、鈴木武蔵2)

ノックアウトステージ
○初戦:アラウンド16対パレスチナ4-0(遠藤、鈴木武蔵、荒野、原川)
●準々決勝:対韓国0-1(PK)一方的に攻められ、シュートもほとんど打てない状況。ぎりぎり守ってたが、88分にPKで失点。韓国は、U-23でオーバーエイジを使うなど、カテゴリ上ではあったが、五輪予選に向けていい勉強になった。


なでしこジャパン  銀メダル
グループステージ
○1戦目:対中国0-0、長船選手フル出場。
○2戦目:ヨルダンに菅澤、河口のハットなど12-0で大勝。長船選手先発も途中怪我で交代。(川澄2、河口3、菅澤3、オウンゴール、吉良2、宮間)
○3戦目:対台湾3-0で予選1位通過。長船選手欠場。(河口、吉良、川澄)

ノックアウトステージ
○準々決勝:対香港9-0、長船フル出場。(増矢2、オウンゴール、中島、岩清水、木龍2、高瀬、菅澤)グループステージ2敗の相手とあって、圧倒して対象。
○準決勝対ベトナム:3-0(河口、長船、菅澤)長船フル出場。
再三の決定機を相手キーパーのセーブに阻まれていたが、前半河口のゴールで先制。後半コーナーからの流れで長船がヘッドで2点目。いやな流れを断つ。守備ではやや消極的な動きもあったが、また完封で決勝へ。

●決勝対北朝鮮1-3 (宮間)長船フル出場。
前半から出足の良い北朝鮮の前に守勢。セカンドボールも拾われて、ほとんどシュートも打てない日本。開始12分にエリア内に入られて強引シュートで先制される。日本はパスが弱かったり、味方との連係がちぐはぐだったりと、北朝鮮の圧力の前に、これまで。温いプレーで勝ち上がってしまったツケが出て、チャンスが作れない。
後半、日本もサイドを使うようになり、攻撃に転じるが、カウンター狙いの北朝鮮に嵌り、7分に、縦1本で振り切られ2点目も許す。しかし、日本も、すぐ4分後、川澄のクロスを高瀬がスルー、詰めていた宮間がインサイドで確実に決めて1点返す。これでぺースを掴むかと思われたが、その後も、しばしば甘いプレー、パスミスが出て、終盤へ。44分、またも縦1本から鋭いセンタリングに、ファーサイドの長船が振り切られれ3点目を許しジ・エンド。

長船選手はようやくこの試合になって。強いパスも出せるようになったが、相手カウンターでの守備では振り切られたり、フェイントで抜かれたりと課題が見えた。監督は、第3のCB候補として見ているようだから、守備ので球際の厳しさ、フィードでの強いキックなどを磨いて、W杯を目指して頂きたい。お疲れさん。