17節:レディース対日テレ1-2、惜敗。終了間際に逆転許す

2013なでしこリーグ 17節 11月3日(日)13:00 ベガルタ仙台レディース1-2日テレベレーザ ユアスタ仙台



井上 小野
(安本)(坂井)
鮫島  田原 

上辻 高橋

高良 下小鶴 長船 山本
 
天野

サブは、齋田、中村、佐々木、坂井、安本。日テレは木龍、長谷川の2トップ。岩清水、阪口、有吉スタメン。田中美南ベンチスタート。

冬の気配の仙台だが、晴れ時々曇りで、思いのほか暖かい。アシックス様マッチデー、3,550人。チケット売り場で社長がつり銭の準備してたw

ベガルタは日テレのパス回しに対して、中盤で厳しくプレス、相手のエース木龍には、強烈なミドルシュートを1本打たれたものの、CB二人が挟み込むなど体を張った守りで、時折ボールを奪ってチャンスを作るが、攻撃では、前二人が前を向かせてもらえず、前半はスコアレス。

後半10分、ベガルタは上辻の大きなサイドチェンジから、山本がゴールライン付近まで持ち込み、一度は倒されるが、粘ってクロス、これにうまくDFの間に飛び込んだ小野が、ヘッド決めて、先制!見事な得点で、思惑通りの展開となった。

しかしビハインドとなった日テレは、パス回しを緩めず、左サイドから有吉がえぐるなど、ベガルタを再び押し始める。16分、ベガルタは、今日やや動きに精細を欠いた井上に代え安本を入れ、前線からのプレスを強化。しかし、追加点に結びつく崩しはできず、相手の攻撃にさらされる。

終盤まで、体を張った守りを展開していたベガルタだが、次第に疲れから、プレスが甘くなる。すると38分、左サイド有吉にするすると侵入され、斜めに裏に入ってきた田中美南に、フリーでシュートされ同点とされる。追加点を狙い、小野に代えて坂井の準備している時に決められてしまった。坂井が入り、鮫島、安本と3トップのような形にしたが、時、既に遅し。坂井は怪我からの復帰で、久しぶり。

失点して、慌てたベガルタは、守備がばらけてきて、反撃の糸口つかめない。すると44分、放りこまれたボールを、エリア内人数がいたが、クリアしきれず、GK天野も、キャッチできずにいると、こぼれの浮球を有吉に押し込まれ、逆転をゆるす。

その後は、反撃のシュートも、ほとんど打たせてもらえず。日テレの2位が確定、国際クラブカップ出場の夢は潰えた。

体を張った守り、ボール奪取のところまでは遜色なく渡り合えた。しかし、マイボールになった後の、パス・スピードが、日テレに比べると甘く、またカットを許すというシーンが多かった。マイボールになった後の連動も、まだまだ。攻撃面は怪我人が多いこともあるが、今後の大きな課題。

一方、山本の攻守にわたるライン際で粘り、体の寄せなど、前半の守備は非常に良かったと思う。ただ、日テレ個々人とのフィジカルの差、技術の差は確かにあった。特に木龍は、男子並に腰の入ったが強烈な左足シュートがあり、有吉、阪口の展開力と合わせ、攻撃力の差は顕著。

それでも、がっちり守って、先に点を取る展開が、できてただけに、非常に悔しい敗戦。

湯郷が高槻に引き分けたので、勝点差3になり、得失差も10点以上のビハインドがあるので、次節勝っても3位は厳しい。それでもホームでの最終節。今年の集大成を見せてもらいたい。

シュート数:4-10、CK:5-3、FK:11-10 得点:小野 瞳 (日テレ)田中、有告 警告:なし 主審:桑原里佳子