ナビスコ杯2回戦1R:対磐田0-0、崩せずスコアレスドロー

ナビスコ杯 2回戦第1試合 2011年9月14日(水)1900 ベガルタ仙台0-0ジュビロ磐田 ユアスタ仙台



赤嶺 柳沢
(中原)(太田)
松下   関口
  
角田 富田

朴 曹 鎌田 菅井
(細川)    
サブは、桜井、渡辺広大、細川、高橋義希、ディエゴ、太田、中原。磐田は山崎、ジウシーニョの2トップ。山田大記、ロゴリゴソウト先発。キーパーは八田。荒田、菅沼がベンチ。前田はベンチ入りしていない。

日曜のリーグ戦から中2日の試合。7360人と寂しいスタンドだが、照明が直り、ピッチはやけに眩しい。ベガルタは梁がW杯予選の疲れが抜けず欠場。また、田村と磐田の加賀が累積警告で出場停止。

試合は、磐田が左'(ベガルタの右)サイドから、前ふたりや山田が再三スピードアップしてえぐって、シュートまで持ってくるが、ベガルタもシュートブロックなどでなんとか対応。

一方攻撃では、磐田の戻りが早く、前からプレスでつっかけられて、出しどころを失い、逆に横パスをカットされ、フリーとなられるシーンが何度かあった。先発の柳沢はほとんどボールが収まらず、逆にボールを奪われる始末。相手の決定力不足に助けられたが、最後まで崩し切れず、ドロー。アウエーでの決戦となった。

前半。

開始早々、左ライン際から赤嶺がシュート、角度なく枠外。2分、左のチュソンのセンタリングをニアに飛び込んだ赤嶺がヘッドですらし、中央の柳沢へ。しかし、急にボールが来て、慌てたか、シュート打てず。3分、ベガルタゴール前での横パスをカットされ、あわや。この後も何回かこういうシーンがあった。5分、松下の左足クロスに、富田が前線参加して裏に出かけるが、もう一歩。

6分、左サイド(ベガルタ右サイド)から山崎に潜られて、シュートまで打たれるが、ブロック。8分、磐田はさらにベガルタゴール左角でフリーキック。これは壁に当るが、こぼれを山田にミドルシュートされる。しかしバーの上。9分、ベガルタがカウンター。今度は磐田ゴール左角でフリーキックのチャンスを得る。キッカーは松下。キックは大きく巻いて決まった!かに見えたが、曲がり過ぎてファーサイドの外側からネットを揺らしたのだった。

10分-14分は互いにコンパクト。横パスの応酬。15分、柳沢からパスを受けた富田がうまくDFの間に入り、フェイントでひとりかわす。しかしシュートは打たず、裏への浮球パス狙い、ゴールライン割る。18分、磐田の山崎にイエロー。20分、バックパスを受けた角田がボールを失い、裏を取られるが、シュートはなんとかブロック。その後は、磐田がボールキープするが、ベガルタも全員が戻っての守備。なかなか出し所がなく、バックラインで横パス。左サイドから攻めようとする。

27分、赤嶺の浮球パスにファーサイドにいた朴がフリー、左足ボレーで狙うが、本来なら右で打ちたい角度、枠外。28分、ベガルタ自陣からのフリーキックにチュソンが抜け出るがもう一歩。31分、ゴール前で赤嶺から柳沢、関口と回しコーナーをゲット。キッカーは松下。これはクリアされる。35分、磐田のフリーキック、早いリスタートからチュソンの裏を狙われるが、シュートはバーの上。

その後一進一退シュートもない展開。38分、相手陣でスローインから赤嶺が反転強引シュート、ヒットせず。44分、左サイドでワンツーからチュソンが裏に抜けて抉ってのクロス、しかし中央でクリアされる。逆に磐田にベガルタの右サイドを再三えぐられるが、シュートはクリア。結局、前半はスコアレスで終了。

後半。
2分、松下の右からのクロスに、ファーサイドの赤嶺が頭で合わせるが、のけぞりヘッドでバーの上。その後、チュソンが自陣で中央への横パス、これをカットされてフリーになりかかられるが、ファールで止める。ベガルタゴール中央エリアすぐ外、アーク付近で磐田のフリーキック。これは壁。その後、ベガルタがボールをキープ、回すがなかなか前にいけない。結局角田がロングシュート、グラウンダー、キーパーが少しハンブルして、コーナーをゲット。またこぼれを回して、角田のロングシュート、枠内も、今度はキーパー。

12分、裏をつかれてフリーでのシュートを許すが、林がぎりぎり指先で触り、枠外。コーナーを与える。これは守るが、再び山崎にするするとドリブルで持ち込まれ、エリア内侵入許す。フリーでシュートをされるが、再び林がクリアしてコーナーを与える。これもクリア。16分、ベガルタが速攻、菅井が上がって左足シュート、ヒットせず。ベガルタがボール回すが、磐田のブロックと前からチェックの前に、ボールを前に送れず、結局角田のロングシュート、枠外で終わる。

21分、柳沢に代わり太田が入る。25分、その太田が仕掛け、ファールを誘い、エリア左横でフリーキックをゲット。しかし、クリアされ、こぼれを磐田のカウンターとされる。山崎が独走、関口がなんとか追いついて守備。27分、40mのフリーキックに赤嶺競るがヒットせず。28分、スローインから菅井がドリブルでえぐり、センタリング、低いボールに赤嶺がダイビングヘッド、枠内も、ポストに嫌われる。今日、もっとも決定的だったシュート。

30分、磐田、負傷の山本から船谷に代わる。35分、裏を取られるが、センタリングは横に流れ、助かる。36分、赤嶺に代わり中原入る。しかし、なかなか中原までボールが来ない。37分、磐田にサイドを攻められ、中央から山崎に侵入されるが、シュートは鎌田がブロック。38分、磐田はジウシーニョに代わり荒田が入る。40分、縦1本のパスを受けた中原が反転、バランス崩しながら強引シュート、枠外。

41分、足を攣り気味のチュソンに代わり細川が入る。43分、裏へのパスに太田が走って追いつき、センタリング、クリアされるがコーナーをゲット。盛り上がる場内。しかし、決まらず。その後も関口が一人でドリブル前進、そのままシュートするが、枠外。45分、鎌田がクリアミス、カットされてフリーでシュートされるが、バーの上。決定的。ロスタイムは4分間。

左サイドで細川が2度にわたり相手からボールを奪って前に送るが、その後がつながらず。この時間になって、疲れからなのか、マイボールでもドロー狙いのような緩慢な攻撃。林もゴールキックでたっぷり時間を使う攻撃で、ホームゲームとは思えないあと味の悪い最後となって、スコアレスドローで終わる。

ベガルタ側に得点の匂いがほとんどしないゲーム。アウエーゴールに備えているという割りには、不用意な緩い自陣での横パスを再三カットされ、磐田の決定力不足に助けられた格好。ホームを活かせず、全ては9月28日、アウエーの2回戦での勝利にかかることとなった。


シュート数:13-10、CK:3-3、FK:15-18 得点:なし  警告:鎌田 (相手)山崎 主審:木村博之