天皇杯3回戦対水戸1-1PK戦3-1で辛勝

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第93回天皇杯 3回戦2013年10月13日(日)13:00 ベガルタ仙台1-1水戸ホーリーホック (PK戦3-1) ユアスタ仙台



ウイルソン 赤嶺
(中原)   
 梁   佐々木
     (太田)
角田 富田
   
石川 鎌田 渡辺 大徳
          (田村)
サブは、桜井、田村、蜂須賀、ヘベルチ、太田、中原、柳沢。水戸は三島のワントップ、橋本、細川がスタメン。鈴木隆行はベンチスタート。

前半9分、コーナーから細川にヘッド決められ先制許すも、5分後、相手のクリアボールを赤嶺がロングループヘッドで決めて同点。以後、再三水戸にゴール前に迫られ、フリーシュートを許すが、悉く林が弾き出し、1-1のまま延長も終了。

PK戦。ベガルタは3人が確実に決めたが、水戸は4人のうち一人を林が止め、2人がはずし3-1で勝利。4回戦の相手は10/20に抽選。

数日続いた夏日の陽気から一転、秋らしい朝の冷え込み、そして快晴のユアスタ仙台。風が強く、日向では結構強い日差しだが、日陰だと冷えて来る。前半はベガルタが風下。6053人、水戸サポも200人位いたか。水戸との対戦は2009年48節の昇格決定試合以来。

前半。
開始早々、パスカットされ、シュート態勢に持ち込まれるがブロック。ボールへの寄せが早い水戸に、しばらくキープされたが、徐々にベガルタも持てるようになる。風下のベガルタは縦のロングボールで、相手の裏を狙う。5分、ロングボール入れるが、キーパー。6分、水戸もクロス、林。7分、水戸がサイドチェンジからのシュート、枠内も、林が辛くも弾く。コーナーを与える。

コーナーのこぼれをまたミドルで枠内へ打たれるが、林が再び弾いてしのぐ。またコーナー。9分、このコーナーから、ヘッドでつながれ、最後は細川にヘッドを捻じ込まれ、先制許す。これは林でもどうしようもない。元ベガルタの細川に恩返し弾食らう。果敢にシュートを打って、チャンスを作ってきた水戸にやられた。

12分、佐々木がドリブルからのクロス、赤嶺からウイルソンの左足シュート、ヒットせず。14分、赤嶺が相手ボールをチャージ、ウイルソンにうまくつなぐ、フリー。ウイルソン、キーパーに詰められ、シュートは浮き球で跳ね返るが、赤嶺が待ち構えて、上半身で反動をつけてのロングループヘッド、戻り切れないキーパーの頭上を越えてゴールイン。同点。赤嶺らしい得点が久々に出た。

早い時間の同点弾で、ベガルタも落ち着きが出た。その後は水戸のパスをカットして、角田などがロングボールで裏を狙う展開に。逆風でボールを押し戻され、つながる事を狙ったか。21分、水戸のカウンター、スライディングでゴール前になだれこまれるが、オフサイド。25分にも、カウンターから一気にシュートまで持ち込まれるが、林が弾いて、コーナー与える。ベガルタの右サイドを再三突かれている。

31分、ベガルがボールを回すが、戻りが速い水戸にブロックを作られ、スペースがない。32分、富田のサイドチャンジで左の石川が上がっていくが、止められフリーキックを得る。シュートまで至らず。35分、水戸の攻撃、ベガルタのゴール前で倒れるがノーファールの判定、今度はベガルタのカウンター、コーナーを得る。佐々木のコーナーキックから、鎌田のヘッドは、バー。惜しい。

37分、富田が顔面打撲で鼻血?一時ピッチ外に出る。39分、こぼれ球を角田がミドルシュート、バーの上。富田が戻る。42分、ウイルソンがためて、上がってきた佐々木に出す。佐々木のクロスはファーに流れる。このあたりから水戸のパスが流れて、つながらなくなる。飛ばし過ぎたか。45分、水戸がベガルタゴール前で回し、ラストパスを縦に入れてくるが、林。その後、梁のドリブルを細川が止めて、細川にイエロー。

フリーキックからコーナーも得るが、結局前半は1-1で終了。

後半。
開始早々から水戸にゴール前まで迫られる。3分、佐々木のクロス、キーパー。スピドでは相手を千切って、フリーとなる佐々木だが、クロスがいまいち味方に合わない。6分、梁がボールを奪われ、一気にドリブルからシュートまで打たれるが枠外。水戸の出足が依然いい。7分にもシュート打たれるが、枠外。11分、ウイルソンがドリブルでエリア内侵入、しかしパスはつながらない。12分、左からの梁のクロスに、赤嶺が突っ込むが、もう一歩。

14分、佐々木に代え太田が入る。その後左奥35mのフリーキックを得る。16分、水戸のカウンター、最後はミドルシュートもホームラン。19分、太田が二人をかわしてクロス、合わず。21分、水戸のカウンター、なんとかゴール前で止める。26分、田村が交代準備、最初ウイルソンとの交代を目指していたようだが、大徳が足を負傷したようなので、大徳と田村が交代。水戸も鈴木雄斗 に代わり山村が入る。

30分、ベガルタが回して、最後は裏に抜け出た赤嶺がゴール、かと思われたがオフサイド。32分、水戸が速攻からのシュート、林。33分、水戸は西岡に代え石神入る。34分、サイドチェンジからの攻勢。コーナーを与える。これは守る。36分、水戸は船岡に代え ベテラン37歳、今季10得点の鈴木隆行を投入。勝負に出る。

その後、ベガルタは田村が粘って太田につなぎ、クロス。合わず。水戸がカウンター、これは守る。次第にカウンター応酬に。39分、ウイルソンが持ち込むが、キーパーに阻まれる。40分、赤嶺にイエロー。41分、角田のロングシュート、バーの上。42分、水戸の攻撃、クロスから三島?がヘッドバー。危ない。ベガルタも田村のクロスから、梁が折り得返し、最後は角田のヘッド、たたけず。

ロスタイム。ベガルタもクロスから梁が折り返し、最後はウイルソンのミドル、バーの上。終了間際、ベガルタのカウンターを阻止した鈴木隆行にイエロー。
結局、90分でも1-1で延長戦へ。

延長戦(15分ハーフ)
延長前半。
2分、梁のクロスに石川がボレーシュート、バーの上。ベガルタがボールを持つと、三島が再三チャージしてくるが、延長になってもしつこい。5分、ウイルソン、赤嶺とパスをつなぎ、最後は右角でフリーの太田、狙い済ましたシュートはバーの上。6分、水戸のカウンター、シュートはブロックするが、ぎりぎり。危ない。7分、ベガルタエリア左横で水戸のフリーキック。これは決まらず。

11分、またも水戸のカウンター、シュートはバーの上。ベガルタ、さすがに足が重い。13分、角田のサイドチェンジ、田村がクロスを入れると、ゴール前に飛び込んだのは角田。DFに寄せられコーナーを得る。決まらず。その後、水戸にゴール前で波状攻撃受けるが、シュートは打たせない。

延長後半。
1分、田村のクロスがDFの間をすり抜けて、赤嶺の足元へ。シュートしきれず、キーパー。2分、ウイルソンに代わり中原入る。その後、水戸のコーナー。これをしのいで、カウンター。赤嶺が反転してうまくボールをキープ。左角からの梁のシュートも、バーの上。4分、田村の左足でのクロス、中原が空中でためてヘッドも打ち切れず。

6分、富田のサイドチェンジ。太田がドリブルで攻め、中原が詰めてコーナーを得る。エリア内で混戦、チャンスもあったが押し込めず。9分、水戸がパスカットからシュート、バーの上。危ない。12分にも、シュート性のクロス、石川がヘッドでクリア。14分、相手エリア左角30mのフリーキックのチャンス。キッカーは太田。決まらず。ロスタイムにも水戸のコーナー、ベガルタのフリーキックも、チャンスも決まらず。

120分でも1-1のままで終了、PK戦へ突入。


PK戦
PK戦は、水戸が先攻。1本目、後半出場の鈴木が確実に決め○、ベガルタも太田が確実に決める○。

そして2本目。水戸はエース橋本がふかすX。勝てると思って力が入ったか。ホームアドバンテージも。ベガルタの2本目は、梁がグラウンダーで右隅に決める○。

3本目。水戸は山村。慎重に枠内に蹴るが、林が読みきって左でビックセーブ!X。ベガルタは鎌田がフェイントで決め○。早くもリーチ。

そして4本目。水戸の石神がプレッシャーに耐えられなかったのか、大きくはずしX、3-1であっさりベガルタの勝利が決まった。

90分では、55-45で水戸の優勢だっただけに、悔しかろう。危なかった。ベガルタはウイルソンが明らかにコンディション不良で、だるそうだった。水戸の運動量の前に崩してのチャンスが少なく、水戸の圧力が危なかったが、ドローで凌いだ試合。

それでも、手倉森監督の五輪代表監督決定早々で、かっこ悪い90分負けだけは阻止し、ともかくも、次への挑戦権は得た。ファインセーブ連発でチームを救った林は、オーバーエージ呼ばないとw

シュート数:13-10、CK:5-7、FK:25-15  得点:赤嶺真吾 (水戸)細川淳矢  警告:赤嶺 (水戸)細川、鈴木隆行  主審:岡部拓人