情報戦

 チームが、仙台での練習もそこそこに宮崎キャンプに行ってしまったので、みんな情報に飢えていることだろう。
当方もしかり。そこでネットなどで、他チームの情報や、キャンプレポなどをさらっと眺めてみるのだが、これがまた、よう分からんピンぼけ写真のような記述で、ストレスが溜まる。ただ、よく読むと、怪我人が多発しているチーム、練習試合で成果が上がらないチームがあるようだ。そして、ほとんどチームの守備面が、いまいち模様なのが共通している。多くの人が言っているように、守備固めを先にできた方が有利なのは間違いない。
 とは言うものの、考えて見れば、今(2月14日)の段階で、シーズンの最終形が決まっているはずもなく、また、監督の胸の内にメンバーや形があっても、チーム全体のモチベーションを上げるのために、「確定させない」パターンが普通なのだろう。馬鹿正直に、今年は3-5-2で行きます、先発は誰々、なんて宣言するチームもない。

 そこで、スカウティング合戦。今やっているトリノ・オリンピックでも、選手の力はそこそこありながら、情報戦でメダル争いから脱落してしまったような種目も見える。ベガルタもVディレター他いろいろやっているようだが、当然、他のチームもやっていることだろう。サポ側から見るとやきもきの連続だが、公式戦やtotoがない今、なんでもかんでも、オープンにする必要もないと思う。実際、チームによっては公式サイトで、練習試合の出場選手の名前すら出さないようにしている。それに、どれほど意味があるかは分からないが、とにかく勝つためには、情報戦でも抜かりなくやる必要がある。そして、始動が遅かった分、スカウティングの面では、一節目休みをアドバンテージにできるようにしてもらいたいものだ。