2024 J2 23節 7月6日(土)19時03分 ベガルタ仙台 0-2 ファジアーノ岡山 シティライトスタジアム
中島 郷家
(菅原)
相良 情滋
(名願) (エロン)
工藤蒼 松井
(長澤)
知念 菅田 小出 髙田
(真瀬)
林
サイドの攻防で後手
サブは、小畑、真瀬、有田、名願、長澤、菅原、エロン。
岡山は、GKブローダーセン、DF阿部、田上、鈴木、MF柳貴博、輪笠、竹内、高橋諒、FW田中雄大、ルカオ、岩渕。早川、仙波、齋藤恵太、柳育祟は、ベンチスタート。
前回の対戦では、ユアスタで1-4と、大敗を喫したファジアーノ岡山と、満員のシティライトスタジアムで対戦。
ベガルタは、内田が怪我とのことで、左SBにレフティーの知念を起用。守備的に(監督談)ということで、ボランチには、怪我明けの工藤蒼を久々にスタメン起用。
岡山の方も、高橋諒や田上といった選手を、久々にスタメン起用ということで、選手層の戦いにもなった。
19時のキックオフで、30度という暑さの中、雪辱を期すつもりで、ベガルタの選手も臨んだと思うが、前節清水に敗れた岡山の方が、一段、球際の寄せが鋭く、次第にラインを押し下げられると、ベガルタの武器である、左右の仕掛けが不発。
ボールを持てても、カウンターで仕掛ける岡山に再三のピンチ。それでも、いつも通り、ギリギリしのいでいたが、苦手の相手に焦りもあったか、ノーゴール、2失点。
失点は、いずれもミスがらみと、悔しい敗戦となった。
攻撃では、左右のサイド攻撃を5バックで封じられ、岡山の素早いプレスのせいか、マイボールでのパスミスも多くリズムが作れない。
また、中島は複数人で囲まれるなど、相手の徹底ぶりにやられ、ベガルタの良さを出せず。終盤、長澤が入ってチャンスも増えたが、決定機は1-2回のみと力負け。
球際の寄せの速さの他に、スリッピーなピッチでもトラップが決まる岡山。
対して、ベガルタは大きく跳ねる選手も散見。
また、岡山の10番、田中雄大には、パスコースを読まれて、パスカットからカウンターを仕掛けられる事が2-3回あった。
他の試合では、ベガルタの選手も決めていたトラップが大きくなるのは、なぜか。プレッシャーなのか、スリッピーなアウエーのピッチのせいか。
いずれにしても、メンタルと技を磨きあげていくしかない。
今後、プレーオフでも当たる可能性が高い相手だけに、強敵とはいえ、リスペクトし過ぎずに、強気のプレーも必要な気がした。
強い相手だからこそ、受け身だと相手ペースになるだけと思う。
最後に勝つための準備を今から。
<<主な経過>>
前半。
序盤はロングボールの蹴り合い。
序盤は知念も持ち上がってロングボール狙うが、前と合わず。
次第に、ベガルタのプレスをかわした岡山が、右高橋、左柳の両WBを中心に背後を狙ってくる。
5分、岡山、岩渕からパスを受けた高橋が侵入、切り返しからシュート、GK林が押さえる。
8分、岡山、柳のクロスからシュートはブロックするも、ミドルを打たれる。バーの上。
10分過ぎ、ベガルタ、ボールを回し、左サイドの相良が仕掛けて、左コーナーを取る。
キッカーは情滋。キーパーパンチング。
12分、岡山、ベガルタ左サイドで、菅田をかわしてルカオがキープ、高橋が詰めて右コーナー。
岩渕のキックはニア、枠外。
17分、岡山、ロングボールに、柳が裏を抜け出しフリー、しかし知念が間一髪足を入れ、枠外へ。
20分、ベガルタ、相良から松井、情滋、最後は松井のクロスがシュート性、クリアされる。
24分、岡山のルカオが、着地で筋肉系痛めたか、早川に代わる。
これで、ベガルタに有利になるかと思えば、逆にルカオ対策をいなされる格好になり、勝負の綾。
27分、ベガルタ、中島がカウンターでドリブルを仕掛けようとするが、3人に囲まれて、奪われる。
⚽32分、岡山が右から左の柳へ。柳のダイレクトシュートのこぼれが、生きている内に、なんと、菅田、小出が、ボールより、手を上げて線審の方へ眼がいってしまい、まだ生きていたボールを、岩渕に押し込まれ、0-1と先制許す。
岩渕の反応も早かったが、DF陣には、足を止めずにブロックに行ってほしかった。前節の真瀬にもあったが、VARのないJ2で、プレーを止めたり、ボールから目を外す癖は無くさないと。たとえオフサイドであっても。
その後も、カウンター、背後への動き出しで、岡山が攻勢。
37分、岡山、松井のヒールパスをカットして、柳がミドルシュート、林正面。
38分、ベガルタ、髙田が上がってクロス。流れるが、左から相良がクロス、情滋には合わず。
40分、岡山、ベガルタエリアで、田中が小出のパスをカット、フリーでシュート、バー!!危なかった。
前半の追加時間は5分間。
4分、ベガルタ、中央で中島と郷家がワンツー、中島が素早くDFの間からシュートも、バーの上。
前半、ベガルタのシュートはこの1本のみ。岡山は8本。前半は0-1で終了。
後半
ハーフタイム、ベガルタは、小出に代え真瀬を入れ、髙田を右CBにスライド。
オナイウ情滋に代え、エロンを入れ、郷家が右MFから、中央よりに位置するなど、右サイドを活性化させる狙いのベガルタ。
個人的には、逆転を狙うために、小出を残し、左SBに髙田を回して、長澤も即投入で、より攻撃的に行ってほしかったが。結果論。
立ち上がり、ベガルタが、髙田のロングスロー、右コーナー(キッカー相良)とチャンスがあったが、シュートまでいけず。
3分、ベガルタ、林のゴールキックから、エロンが落とし、左に流れた郷家が左足ミドルシュート、バーの上。
4分、岡山、中島のドリブルをカットし、早川からパスを受けた輪笠がシュート、これは林がブロック。
その後の2本のコーナーもしのぐ。
8分、岡山、岩渕がえぐってのクロスにヒールで流しこまれそうになるが、クリア。
10分、髙田にイエロー。今期4枚目で、次節出場停止。
12分、ベガルタ、工藤蒼に代え、長澤を入れる。
長澤が入って、攻撃に緩急ができ、チャンスを作る。
18分、ベガルタ、長澤が早いリスタートで、背後へ浮き球、フリーでBOX内に真瀬が走り込むが、オフサイド。
20分、岡山は高橋に代え本山、田中雄大に代え木村を入れる。
22分、ベガルタ、中島のスルーパスに、相良もう一歩。
さらに、左コーナー、長澤のキックに、中島がヘッド、寄せられ枠外。
24分、ベガルタ、相良に代え名願を入れる。
さらに、ベガルタの時間が続く。
25分、菅田のロングボールからつなぎ、最後はエロンがキーパー右から左足のシュート、クロス?枠外。
26分、岡山、ベガルタ右の背後を木村が走り込み、右コーナー。
⚽28分、岡山、早川のコーナーキック、林がキャッチミスしたこぼれを、CB田上に叩き込まれ、0-2。
ベガルタが、流れを掴みかけたところでの追加失点。これが痛かった。
30分、ベガルタ、髙田から真瀬、真瀬のクロスにファーから入ってきた、フリーの名願がヘッド、枠内もキーパー。
この試合最もチャンスだったが、少し距離があった。
31分、ベガルタ、名願の仕掛けで得た右コーナー。長澤のクロスに、エロンがヘッドも枠外。
34分、岡山、FW岩渕に代え齋藤恵太、柳貴博に代え柳育祟が入る。
齋藤がドリブルでベガルタエリアに走り込み、時間を使う。
37分、岡山がボールを回し、最後は本山のミドルシュート、ここはGK林が掻き出し、3点目は阻止。
その後の、岡山の左コーナー、柳育祟にフリーでヘッドでたたき込まれた!しかし、柳のファールでノーゴール。
39分、ベガルタ、中島に代え菅原が入る。
40分、エロンが左でキープから、名願がクロス、ファーで菅原ヘッドも、枠外。ボールが伸びた。
44分、ベガルタ、真瀬にイエロー。
追加時間は5分間。
ベガルタ、攻撃を急ぐが、パスがつながらない。菅田が前線に上がる。
岡山は時間を使い始める。
4分、岡山、パスカットからのカウンターで、鈴木が抜け出し、フリー。シュートは枠外。
5分、ベガルタ、スローインから長澤のクロス。左からエロンのクロスは、クリアされる。
後半、ベガルタのシュートは6本、岡山は7本。0-2で完敗。
次節は、内田の怪我に髙田の出場停止とSBが人出不足だが、新加入の實藤や、FWに梅木が恐らく入って、補強を進めてきた徳島との総力戦になる。
連敗阻止。
まずは強気に、持ち味を出して貰いたい。
シュート数:7-15 CK: 7-6 FK: 12-14 得点:(岡山)岩渕弘人、田上大地 警告:髙田、真瀬 主審:須谷雄三 入場:15,269人