01節:ベガルタ仙台1-1大分、情滋他初スタメン3人躍動、相良先制も後半失点

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2024 J2 1節 2月25日(日)14時05分 ベガルタ仙台 1-1 大分トリニータ レゾナックドーム大分


中島、中山
   (菅原)
相良      情滋
(郷家)       
工藤蒼 長澤
    (鎌田)
石尾 菅田 小出 髙田
(モラエス)    
前半、若手躍動、プレスが機能し相良先制も、連携はこれから

サブは、小畑、マテウス モラエス、鎌田、遠藤、菅原、エロン。

大分はGK濱田、DF香川、安藤、松尾、ペレイラ、藤原、MF弓場、野村、保田、FW渡邉新太、宇津元。長沢駿、小酒井、野嶽、中川はベンチスタート。

今年は、ざっくりブログで行きますw

 2024年のJ2開幕は、アウエーで大分戦。

新生ベガルタ仙台は、若手中心のメンバー。Jリーグで初采配に森山監督が目指してきた、球際激しく、粘り強い攻守、ショートカウンター、後半まで落ちない走力、といったところは、一定の程度見せて、ドロー。

ただ、既に監督が公言しているように、当面メンバーを固定させず、戦術、連携は、ブラッシュアップ途上。カバーのずれや、チャンスを無駄にするパスミスはある。

当然そこは、向上させる必要はあるが、同じように、プレスと攻守の連動を目指す、大分と互角の勝負をし、シュート12本を放ち、アウエーで先制、不運なオフサイドの失点1点ということで、今後が期待できそうな試合だった。


特に、注目の若手初スタメン3人組が、目立ったのは朗報。

2年目ながら、初スタメンを掴んだ、右MFオナイウ情滋、ボランチ工藤蒼。そして新加入の石尾が、左DFを務め、上々のプレーぶり。

オナイウ情滋は、縦のスピードだけでなく、ドリブルの切り返しのスピードが増し、ボールを簡単に奪われなくなって、ペナ内にも切れ込んだ。自信を持ってプレーし、相良の先制ゴールをアシスト。

去年からの成長を、一番感じた選手。

試合終盤には、右に入った郷家との組み合わせで、左に回り、カウンターから惜しいドリブル突破、シュートチャンスもあった。ダイレクトで狙って欲しいところ、

工藤蒼生は、長澤、鎌田と組んで、ボランチでフル出場。
小兵ながら大きく見える、得意のボール奪取、タイミングのいいパス出しも見せた。
まだ、連携の部分は、他の選手と共に、向上させる必要があろうが、今後が楽しみ。

そして、ビックサプライズは、石尾陸登(りくと)。
新加入の初スタメン、とは思えぬ落ち着いたプレーで、対角の情滋へのロングフィード・縦パス、機を見てのドリブルでの持ち上り、チーム初シュートのミドルまで打ってみせた。守備でも体を張った堅実な守り。

さらに、左右両足が使えるほか、ロングスローもできる事が判明。

右の髙田と合わせ、両サイドに飛び道具が揃った事は、今後、イロイロ出来そうで楽しみである。

3人とも、まだ他の選手との連携は、十分ではないが、出来上がった時は、強力な布陣になる事が期待される。


既存の選手では、中島、チーム初ゴールの相良の仕上がりが良く、リーグ序盤での活躍が大いに期待できそう。どんどんゴールを狙って欲しい。

相良のシュートの引き出しは多そうで楽しみ。

中島もよく動けていたし、決まらなかったが、最初のフリーキックが枠内に行っていたので、今年はたくさん決めそうw

一方、怪我上がりで心配された、鎌田、郷家は、後半18分から揃って登場。まだ、100%ではないようだが、初戦から出られるのは、朗報である。

他の選手の台頭もあるので、主力といえども、上げていかないと、出場機会が保証されなさそうな競争があるのは、いいことである。


試合の流れ。
前半は、サイドの攻防、プレス合戦の中で、ベガルタの方がやや上回ってシュートチャンスを作ったが、大分の戻りも速く、崩し切るまでには中々いかなかった。

逆に、大分に、左サイドからフリーで入られたり、右サイドのポケットを侵入されたりと、去年の悪夢を思い出させるシーンもあったが、最後は寄せて、前半のシュートは2本のみに押さえた。ベガルタは5本。

前半40分の先制点は、散々大分DFにプレスしていたのが効いたたのか、J2初スタメンの大分GK濵田のパスミスを情滋がカット。ドリブルでペナ内を横切ると、左から侵入してきた相良が、技ありのループを決めて1-0。新生ベガルタの不安を吹き飛ばした。

前半は1-0とリードして終了。

後半になると、前半ほどのプレスがかからなくなり、セカンドボールも拾えず、大分にゴール前にくぎ付けにさせられる時間が多くなった。

それでも、18分、長澤に代わり鎌田、相良に代わり郷家が入り、情滋が左に回ると、決定機が、郷家、小出、中島と3回あった。

特に24分、鎌田のドリブル前進から、ペナ右でフリーの郷家にパスが出た時は、貰った~と思ったが、なぜか郷家は、ファーサイドの中山にパスを出してクリアされた。

3回の内、一つでも決まっていれば、たらればw大分もゴール前は堅い。

28分には、石尾の代わりCBにモラエス、FW中山に代わり菅原を入れ、同時に、髙田を左SB、右SBを小出に入れ替えるという采配。

新監督は、一人で複数ポジションを求めてきているようである。

失点は、1-0勝利もちらついてきた、38分。大分のボランチ保田から、右サイド裏の薩川に、いいスルーパスを出され、フリーでえぐられると、折り返しのパス。長沢駿に滑り込まれて1-1とされた。

映像では、明らかに大分のオフサイドだが、VARの無いJ2では、手を上げて副審にアピールするより、笛が鳴るまでプレーを止めずに、寄せる事が必要。それは選手も分かっていると思うので、次に活かして貰いたい。

何より、追加点があれば、勝てた試合だと思うので、次こそ。

また、激しく行くのはいいが、初戦でイエローを5枚も貰ってしまった。流して貰ったところもあれば、不可解なカードもあり、難しいところもあるが、熱くならずに、審判の癖を読み、カードを減らすのも、J2の戦いでは必要だろうと思う。

シュート数: 12-7 CK:1-3  FK: 11-16  得点:相良竜之介 (大分)長沢 駿  警告:オナイウ情滋、長澤、郷家、マテウスモラエス、髙田 (大分)弓場、中川 主審:窪田陽輔  入場:16,075人