02節:ベガルタ仙台1-0湘南、ジャーメインの得点、GK小畑初出場完封、木山監督もJ1初勝利

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2020J1 2節 7月4日(土)19:00 ベガルタ仙台1-0湘南ベルマーレ  BMWスタジアム(無観客)



西村 長沢 ジャメ
 (赤崎)(山田)
松下  関口
(中原)(ゲデス)
椎橋

石原 平岡 吉野 蜂須賀
(飯尾)   
小畑

サブは、 関、飯尾、金正也 、中原、赤﨑、アレクサンドレゲデス、山田寛人。

湘南は、GK富居、DF石原広、坂、大岩、MF岡本、齊藤、福田、松田、鈴木、FWタリク、石原直樹。指宿、古林はベンチスタート。

前半3分、ジャーメインのゴールで先制したベガルタは、守備意識を持ちながら、ボールを奪うと、カウンターから再三シュートで追加点狙う。徐々に湘南に反撃されるようになるが、GK小畑、CB吉野も奮闘、人数をかけて守り、勝ち切った。

クバとシマオマテが怪我で不在の中、監督が予告通り、足元の技術があるという、アカデミー出身の高卒ルーキーGK、小畑を、スタメン起用。

期待に応えて、湘南鈴木の強烈シュートに反応、好セーブ。バックパスにも落ち着いて対応。さらに、強風の中でも自陣からのビルドアップを敢行して、2節目にして、プロ初出場を完封で飾るという、サポにはたまらない再開初戦となった。CBには吉野が入って無難にこなした。

布陣は椎橋をアンカーに据えて、攻撃な4-3-3でスタート。立ち上がりは、タッチ数の多いドリブルを会得したジャーメインが、再三チャンスメーク。開始3分のクロスが、見事なループシュートとなって、先制。これを守りつつ、時折、カウンターや松下の展開からゴールを狙いつつ、勝ち切った。

西村も点が取れる位置取りを何度もとったが、今日はやや硬く、ゴールはならかったが、ゲデスとの相性も良さそう。山田、長沢、赤﨑も持ち味と出す画面があり、連携が高まれば、今後が楽しみ。

以下、簡単に経過。

新型コロナウイルス感染防止のため、無観客のリモートマッチ。BMWスタジアムには、湘南サポのパネルが設置され、湘南サポの音声が時々流されるが、やはり生とは違う、違和感。

強風で、時折雨もふり、湿度85%と蒸し暑い試合で、飲水タイムも設けられた。

前半。
ベガルタは風下。ベガルタはゲデスは控えで、ジャーメイン、長沢、西村を前に据えた4-3-3。湘南は3-5-2。山田直輝はおらず中央は福田か。石原直樹と大岩がスタメン。

立ち上がりは湘南が攻め込む。1分、いきなり湘南の右コーナーキック。ショートコーナーからの折り返しを、ボックス左角からグランターで、ワンバンのシュートを打たれるがが、GK小畑は、前に弾いてすぐ抑え、ファースト・プレーを無難にこなした。これが流れを作った。その後、今度は、中央で西村がフリー、シュートするがヒットせず。

3分、右サイドで、ボール受けたジャーメイン良が、緩急をつけたドリブルで、深く抉り、浮き球クロス、これが、強風に乗っていい塩梅のループ、キーパーの頭上を越え、ファーサイドのサイドネットまで届くゴール!ラッキーとはいえ、開始早々の先制で、ルーキー・キーパー小畑の初陣を寿ぐ。

さらにベガルタ、今度は、左から西村がドリブル、ボックス内まで侵入してのクロス。クリアされるが、左コーナーを得る。キッカーは関口。クリアされ今度は右コーナー。これも関口。こぼれを中央から松下がシュート、バーの上。

6分、ベガルタが左サイドで、ワンタッチでボールを回して、クロスも、キーパー。8分、蜂須賀?から前線へのロングボール。長沢が落として、西村がいいタイミングのシュート、少し力んでヒットせず、さらにジャーメインがシュートもキーパー正面。

9分、ベガルタが、左からのスローインからボールを回す。最後は上がってきた蜂須賀がシュート、枠外。10分、湘南ロングボールを石原直樹が落とすが、ベガルタカット、バックパス、小畑落ち着いてキック。12分、ベガルタがボール回すが、前には送れない。13分、湘南石原直樹ショートカウンター、左から右へと展開されるが、しのぐ。14分、湘南の鈴木がドリブルでボックス内まで来るがクリア。15分、西村がパスカット、相手と入れ替わりのドリブル前進も、最後はボールが足につかず。

16分、関口からパスを受けたジャーメインがシュート、枠外。17分、タリクにイエロー。ベガルタ自陣からのフリーキック。18分、また鈴木のクロス、これはクリア。19分、ジャーメイン、松下、長沢とテンポ良くつなぎ、最後は裏に出た、関口、もう一歩。21分、湘南にゴール前で回され、最後は石原直樹、ここは人数をかけて囲む。20分、湘南石原広のクロス、クリア。22分、右から鈴木のアーリークロス、中央タリクがヘッド、枠外。危なかった。

ここで飲水タイム。

25分、右サイドで、ジャーメインからパスを受けた関口が、左足のクロス、中央長沢のけ反りながらもヘッド、枠外。26分、ベガルタ回して、西村が裏へのクロス、松下が飛び出していくが、もう一歩。惜しい。28分、自陣で西村がパスカットも、つなげず。29分、湘南が、ベガルタの右サイドで鈴木を中心に回す。30分、吉野が飛び出してパスカット、ドリブルで上がっていくが、その後がつながらない。

32分、石原崇から長沢へのクロスはオフサイド。その後、右サイド奥でベガルタのフリーキック。35m、キッカーは関口。こぼれ球を、長沢が振り向き様にシュートするも、クリアされる。34分、ジャーメインと西村がポジションチェンジ。ベガルタのカウンター、関口から西村、左から仕掛けていくが、シュートは打てず。35分、こんどは湘南のカウンター。タリクの飛び出しは、椎橋が体で止める。37分、鈴木から松田の浮き球、しのぐ。

39分、西村、松下とつなぎ、長沢の落としもつながらず。さらに、松下からジャーメインへ。右からのクロスは、流れる。42分、関口がキーパーに詰める。その後は湘南、裏を取られ、DFの後ろからフリーの鈴木のシュート、枠内も、小畑が横っ飛びのセーブで弾く。予測していたか。43分、長沢にイエロー。44分、ジャーメインが細かいタッチでドリブル前進、クロスはクリアされる。

追加時間は2分間。そのまま1-0で前半終了。先制後、徐々に湘南にもチャンスを作られたが、カウンターなどで、シュートまでいって攻めてもいたので、ほぼ互角か。

後半。
この試合から5人まで交代可能だが、ハーフタイムでは両チーム交代無し。ベガルタは後半は風下。

2分、いきなり大岩が上がって来て、右からのクロス。中央シュート打たれるが、松下がクリア。これでコーナー与える。またシュート打たれるが、ブロック。5分、ベガルタが回して、関口のクロス。これで右コーナーを得る。ここで大岩と長沢が小競り合いで、審判注意。コーナーのこぼれをつなぐが、さらにクリアされ、今度は左コーナー。こぼれ球を石原崇がシュート。決まらず。

7分、さらに左コーナー2本。2本目、吉野の落としに、長沢足を出すが、もう一歩。9分、湘南はタリクに代え茨田、鈴木に代え大野を入れる。松田が上がる。12分、カウンターからシュート狙うが、ブロックされる。この後、関口に代えゲデスが、長沢に代え赤崎が入る。13分、早速茨田の曲げたクロス、危険。この後、ベガルタ前ではポジション代え、西村が中央に。

14分、湘南、石原広がカットインシュート、バーの上。ベガルタも西村のキープ、クロスからジャーメインがヘッド、キーパー。16分、裏を取られ、湘南にボールを回されるが、オフサイドにかける。18分、蜂須賀がオーバーラップして上がっていく。19分、湘南に左から攻められ、左コーナーを与える。ルーズボール、小畑の頭越えだったが、戻りながらしっかりキャッチ。ボールはこぼさない。

21分、ボールが行き交う展開。攻め込まれるが、石原直樹がハンドで助かる。その後、ベガルタは、ジャーメインに代え山田を入れ、そのまま右サイドへ。

ここで飲水タイム。

25分、ロングボールから赤崎入れ替わろうとするが、ならず。27分、湘南石原広がトラップミス。疲れが出てきたか。その後、湘南は大岩に代え古林、石原直樹に代え、長身の指宿を入れる。指宿のポストプレーで、タメを作られた。

28分、松下が裏へのボール、赤﨑がドリブル侵入、ボックス内で倒されるが、ノーファールの判定。29分、松下からパスを受けた山田がドリブルからのミドルシュート、わずかに枠外31分、西村のパスを受けた中央赤崎がグラウンダーのシュート、枠内もキーパーがぎりぎり触って出し、コーナーを得る。

32分、左コーナーは松下が蹴る。ここはファールで終了。さらに松下のスルーパスに、西村のキープからのドリブル、決まらず。33分、パスカットされ、松田にシュート許すが、枠外。35分、山田にチャージした、大野にイエロー。右奥35mでフリーキックを得る。椎橋が蹴って、西村シュートチャンスも打てず。37分、ベガルタが回し、最後は椎橋がシュート、枠外。

38分、松下の左コーナー。蜂須賀が頭で落とすが、シュートは打てず。39分、詰められた難しいバックパスも、小畑落ち着いてキック。42分、カウンター合戦。その後、中央でフリーだった、ゲデスがミドルシュート、ふかす。43分、湘南につながれ、斉藤のシュート、ふかす。44分、湘南は松田に代え岩崎を入れる。ベガルタも松下に代え中原、石原崇に代え飯尾入れ守備固め。

追加時間は5分間。1分、湘南のロングボール、ライン割る。2分、ゲデスの絶妙スルーパス、前の西村に通り、シュートチャンス。力んだのか、ダフる。4分、攻められるが、ベガルタカウンターで、赤﨑がキープしながらドリブル、相手に当ててボールを出す、時間使い。ベテランの締めのプレーで、そのまま1-0勝利。


湘南の単調な攻めに助けられた面もあるが、攻守の切り替え、攻撃でのバリエーションや、起点が複数あるなど、原型が見れて、ファン・サポもひと安心か。

勿論、こまかい連携はブラッシュアップしないと、上位チーム相手では簡単ではないだろうが、各選手の持ち味が少しずつ見れたのは良かった。


とりわけ、ゲデスと西村のホットラインが興味深く、位置取りが出来ている西村の、力が抜けてくれば、使い使われで、ゴールの量産も可能かも。

関口は左足からのパスの精度も高いし、前3人に間に飛び出せるし、左右どっちの置いても相手に嫌がられるだろう。

赤﨑も出場時間は短ったが、しっかりとグラウンダーのシュートを枠内に打ったり、試合の締めも落ち着いてやっていたので、流石である。

小畑や椎橋については、他の方が詳細に言ってくれるでしょうから、お任せでw今後ともプレーの精度を上げていってほしい。

さて、次の水曜浦和戦では、どんな選手が出て来るのか。楽しみ。

シュート数: 11-8 CK: 9-3  FK:13-10  得点:ジャーメイン良  警告:長沢   (湘南)タリク、大野 主審:木村 博之 入場:リモートマッチ(無観客)