02節:ベガルタ仙台1-2横浜FM、速い攻撃しのぎ切れず、PKで一矢

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2019J1 02節 3月2日(土)13:00 ベガルタ仙台1-2横浜F・マリノス 日産スタ

石原 長沢
 (ジャーメイン)
関口   蜂須賀
(阿部)    
富田 シマ 兵藤
(梁)  
永戸 大岩 平岡
   
シュミット

サブは、関、金正也、梁、石原崇兆、道渕、ジャーメイン良、阿部。横浜FMは、マルコスジュニオール、エジカル、仲川がFW、MFは三好、天野、喜田、DF高野、畠中、チアゴマルチンス、広瀬、GK飯倉。李、遠藤、大津、扇原はベンチスタート。

スピードのあるサッカーを、完成度高く展開している横浜FMに対し、初出場シマオマテを加えて、3ボランチの3-5-2で、序盤は、なんとか中央突破をしのぎ、逆にサイド攻撃でいくらかチャンスを作ったベガルタ。


しかし、ベガルタのカウンターで長沢、石原直樹が止められ、ベガルタ各選手が球際の争いで、ボールを失うようになると、左サイドを仲川らに、仕掛けられる。25分に富田が裏を取られマルコスを倒してしまいPK献上。38分には、カウンターのボールをカットされ、仲川のえぐりからエジカルに押し込まれ、0-2と前半で2点リードされる。

後半も、なかなか長沢で起点を作らせてもらえず、シュートも打てない。終盤、富田、長沢に代え梁、ジャーメイン良を入れて、いくつかチャンスを作るが。阿部拓をいれて、最後は4バック。43分、ジャーメインボールをつなぎ、最後は石原直樹がドリブルでエリア内をキープ、PKを貰って、自分で決め1-2。しかし、最後はうまくキープされ、試合終了。

シマオマテは、キレはまだまだの感じだが、時折見せる、柔らかいタッチのパスは、いずれ武器になるだろう。以下、簡単な経過。

前半。
ハモンロペスの欠場もあり、ベガルタは兵藤、シマオマテ、富田の3ボランチ、3-5-2的。横浜FMは、ベガルタの前が二人なので、2バックのような高いラインで、サイドバックも上がってシュートまで打ってくる。

立ち上がり、ベガルタは、シマオのスルーパス、永戸の大きなサイドチェンジで前へボールを送る。その後も回すがシュート打てず。4分、ベガルタ右サイドを侵入され、最後は、広瀬が裏にフリーで抜け、シュート、枠外。助かった。その後回されるが、中央は締めてしのぐ。

7分、平岡から関口へのサイドチェンジ、さらに関口からパスを受けた永戸が、ドリブル前進、右コーナーを得る。キッカー関口。蜂須賀のヘッドは枠外。9分、ベガルタのカウンター、蜂須賀のクロスはキーパー。さらにシマオの裏へのスルーパス、石原もう一歩で、キーパー。11分頃までは、相手のスピードアップはさせていない。

12分、三好のクロスに、エジカルのヘッド枠外。14分、蜂須賀のクロス、合わず。16分、ベガルタエリアでのこぼれ球を喜田にミドルシュート打たれるが、枠外。17分、スルーパスに、左サイド裏に抜け出した仲川がフリーでシュート、角度なくシュミットがクリア。18分蜂須賀にイエロー。これは後で効いてくる。20分、天野にもイエロー。

22分、ゴール前で回され、2本連続シュート打たれるが、クリア。23分、横浜FMの右コーナー。これはクリア。24分、ベガルタの左サイド、ワンツーで、マルコスに裏に抜け出されて、後追いの富田が倒したとの判定でPK献上。これをエジカルに決められ0-1先制許す。微妙ではあったが、後追いになった時点で、厳しかった。

27分、蜂須賀がカットインから左足のシュート、相手に当たって、右コーナーを得る。キッカーは永戸。こぼれをつないで、スローインとなる。さらに、28分、右奥ライン際40mのフリーキック。ここでサインプレー、右前の関口に、ゴロで出して、フリーの関口がクロス、しかし精度欠く。

30分、横浜FMの三好が下がって、フリーでボールを受けにくる。ベガルタなかなか前にボールを送れない。36分、ベガルタエリア左奥40mで、横浜FMのフリーキック。これをしのいでカウンター、しかしカットされ、逆につながれて、三好のスルーパスに、左の仲川が裏に抜け、ドリブルから、キーパー前の速いパス、走りこんだエジカルに決められ、0-2。これは痛かった。

その後、カウンターで石原が出ようとするところ、カットされる。これを三好がパス出し、天野が右足でシュートもクリア。守備陣の間合いを見抜かれて、タイミング良く裏に出されるようになった。

後半。
2分、ベガルタが、横浜FMエリア中央やや右すぐ外で、フリーキックのチャンス。永戸のシュートは、直接キーパー。3分、三好のクロスにエジカルのヘッド、枠外。4分、横浜FMの右コーナー、これはシュミット。5分、三好のパスに仲川がフリーでエリア内、シュートはシュミット足を閉じてクリア。その後、ベガルタのカウンター、ブロックされて前へいけない。

9分、仲川のシュート、枠外。12分、蜂須賀のクロスを、長沢が胸で落とし、シュート狙うも、打つ前にクリアされる。14分、横浜FMは、天野に代え大津が入る。ベガルタも富田、長沢に代え、梁、ジャーメイン良の2枚代え。16分、梁がつないで、横浜FMゴール前でボールを回し、裏の関口へ、オフサイド。18分、横浜FMは、2得点のエジカルに代え、李を入れる。

20分、横浜FMがロングボール、李が落とし、フリーでマルコスがシュート、枠外。危なかった。その後、回されるがしのぐ。22分、ベガルタエリア横で、横浜FMのフリーキック。これはしのぐ。24分、シュミットのゴールキックから蜂須賀、ジャーメインとつなぐが、カットされる。

28分、三好がドリブルで平岡の裏に侵入もシュートは枠外。その後、兵藤のロングボールを、ジャーメインが左サイドで粘り、折り返し、エリア内侵入の梁が左足シュート、DFに弾かれる。これでコーナーを得るが、打ち切れず。その後、仲川にえぐられ、中央からシュートされるが、クリア。横浜FMのコーナー。これはしのぐ。34分、横浜FMに回され、最後は三好がミドルシュート、ふかす。

35分、関口に代え阿部が入る。蜂須賀が下がっての4バックへ。4-4-2か。37分、マルコスに裏取られシュート打たれるが、枠外。39分、永戸のクロスはキーパー。40分、横浜FMは、マルコスに代え遠藤が入る。42分、横浜FMゴール前で、ジャーメインが粘りためて、こぼれ球を石原先生が、ドリブルで3人の間をキープ、足を引っ掛けられPKゲット。これを自ら、キーパーの逆に決めて1-2。終盤ではあるが、1点差として望みをつないだ。

追加時間は4分。しかし、疲れから、マイボールでベガルタのパスミス目立ち、相手のカットを許す。さらに相手フリーキックからのキープを許し、試合終了。


試合序盤は、ベガルタの守備がそれなりに機能していたが、横浜FMの守備が、長沢のキープを許さず、鋭い出足で、1対1でボール奪い取る球際の強さで、カウンターを封じられた。横浜FMの攻撃では、ベガルタのボランチ陣を振り切って、ドリブルでベガルタのラインを押下げられるようになると、裏へどんどん走り抜けられた。

ハモンがおらず、2対2の前線では、相手のDF陣にプレッシャーをかけたり、タメを作れず、守備一辺倒になって苦しかった。しかし、相手にも疲れが出て、間延びしてくると、ジャーメインがタメたり、シマオや兵藤のスルーパスなどが通る場面もあり、まだまだやれる所もあると思う。

運動量が必要な今のベガルタで、怪我人多発で、厳しいのは確か。だが、石原先生が初日を出し、ジャーメインの調子も悪くないようなので、長沢と共に最初から出して、先手を狙って行く方がいいような気がする。

課題はボランチであるが、次の神戸戦では、相手の動きに覚えがあるシマオを出して、カウンターの展開力を増したい。また、関口に90分走らすのでは良さがでないので、CBの金を入れて永戸を上げるとか、道渕や石原崇などに走らせてみたい。
これから。

シュート数:6-18 CK:4-3 FK:20-22 得点:石原直樹=PK (横浜FM)エジガルジュニオ2(PK1) 警告:蜂須賀 (横浜FM)天野 主審:上田益也  入場:22,751人