25節:対清水2-1、石原AT決勝ダイビングヘッドで、西村を送り出す

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2018J1 25節 2018年9月1日(土)19:00 ベガルタ仙台2-1清水エスパルス ユアスタ仙台


石原
阿部 野津田
(中野)(梁)  
関口   蜂須賀
(ジャーメイン)   
奥埜 富田

椎橋 大岩 平岡
 
シュミット

サブは、関、金、永戸、梁、中野、ジャーメイン良、ハーフナーマイク。清水は、FWドウグラス、長谷川峻、MFミッチェル デューク、金子、河井、白崎、DF松原、フレイレ、ファンソッコ、飯田、GK六反。北川、村田、角田はベンチスタート。クリスラン、二見は欠場。

今季のJ1も残り10試合。今節は、清水エスパルスとホームで対戦。野津田が怪我から復帰し、シャドウでスタメン。前半、鋭い動きで阿部、関口がチャンスを作るもシュートは少ない。セカンドボールを拾われたベガルタは、相手にボール保持されるが、24分、野津田のコーナーキックから大岩が足で決めて先制。

しかし、後半カウンター合戦になると、10分、デュークにえぐらてクロス、ドウグラスに高い打点でヘッドを決められ、同点とされる。その後は互いにカウンター合戦となるが、ベガルタはワイドな展開で、パスはつなぐが、シュートが枠に行かない。

そしてAT5分、蜂須賀のクロスに、後半投入された中野が左からヘッドで速い折り返し、これを中央で、石原がダイビングヘッドで決め、勝ち越し。そのまま勝ちきった。石原は今季4点目。


一日雨模様だった仙台も、予報通りに、試合前には雲間から陽がさす。気温は低く暑くはない。ユアスタに行く道すがら、虹が見えた。レインボーは、ベガルタに、西村に吉兆。

前半。
1分、立ち上がりからキレキレの阿部拓馬。清水ゴール前で、ボールをキープしてパス、中央石原のオーバーヘッドは、ヒットせず。さらに奥埜がミドルシュートを打つが、バーの上。2分、清水がボール回すがパスミス2本。中2日の影響か、パスミスが目立つ清水。3分、椎橋のサイドチェンジで、蜂須賀へ。しかしその後はつながらず。

4分、富田がボールを奪われ、ドウグラスのドリブル前進からクロス、流れる。5分、アベタク、左からのシュート、キーパー正面。その後は清水がボールを回す。両チーム、ワンタッチでパスを回し、速い展開。7分、清水のDF?が上がってミドルシュート、強烈だったが、シュミット正面。

8分から、ベガルタが右サイドでつないで回すが、なかなか前に行けない。9分、清水のカウンター、左から金子のクロス、クリア。11分、清水、今度は右からのクロス、クリア。さらにベガルタエリア中央35mで、清水のフリーキック。キッカーは金子。クリア。14分、清水が回し、セカンドボールを拾い続ける、ベガルタは引いて守る。しかし、ここでも清水のパスミスが出て助かる。

15分、石原から、裏へ縦のスルーパス、流れる。16分、関口から阿部、最後は石原シュートを打つが、ブロックされる。17分、中央やや左35mでフリーキック得る。キッカーは野津田。クリアされスローイン。蜂須賀のスローに、ゴールのニアへ走りこんだ野津田へつなぐ予定だったが、キーパー出る。18分、清水がベガルタの右からの攻め、クリア。19分、清水が縦に裏へのボール、ドウグラスにヘッド打たれるが、枠外。

20分、野津田の速いパス、関口、もう一歩。さらに奥埜が倒され、エリア左奥25mでフリーキックを得る。キッカーは野津田。左足で直接狙うが、ふかす。22分、関口のアーリー・クロス、合わず。今日の関口は仕掛けよりパスが多かった。23分、野津田から蜂須賀ドリブルで、右コーナーを得る。24分、キッカーは野津田野津田のキックに、中央に走りこんだ大岩が、右足でDFの間を蹴り込んで、先制!大岩は今季2点目。

攻めてはいても、シュートに、中々つながらなかったので、いい時間帯。25分、清水が反撃してくるが、しのぐ。26分、金子が関口に、うしろからチャージでファール。29分、清水がロングボール、ヘッド打たれるが枠外。30分、奥埜がカウンター、関口につないで、ドリブル、左コーナーを得る。関口が蹴る。クリアされる。

31分、阿部から関口、コーナー付近でスローイン得るが、その後つながらず。さらに、平岡の攻撃参加、蜂須賀とスイッチして上がっていくが、クリアされる。ここは阿部が戻って守備。33分、デュークから裏取ってのパス、流れる。そのあと、右にいた石原から、左の関口へサイドチェンジ。しかしつながらず。清水は片方のサイドに寄って、ボールを取りに来るので、反対サイドにスペースができるが、ベガルタ攻めきれず。

37分、関口、野津田、石原とつなぐ。野津田侵入も、もう一歩。39分、清水右からのクロス、流れる。41分、富田が自陣で相手のパスを読んでうまくパスカット、しかし、そのあと奪い返される。さらに清水の左コーナー。こぼれを回されるが、クリア。43分、今度は左から清水の攻め。阿部と関口がスピードで寄せて守る。

44分、自陣でパスカット、富田が左裏へのパス、通らず。追加時間は1分間。ベガルタエリア内、ドウグラスがヒールで出したパスで、一瞬清水がフリー、しかしシュートは、シュミット触ってクリア。危なかった。これで左コーナーを与える。ドウグラスに、ヘッドをたたきつけられるが、シュミット正面。

前半、攻め込んでも、シュートまで行けなかったベガルタであるが、コーナーのチャンスで決め、1-0で前半終了。

後半。
清水は長谷川悠に代え、現在7得点の北川を入れる。1分、清水がパスカットから中央のスルーパス、シュミット。3分、蜂須賀がドリブル前進、しかしカットされる。平岡が守る。5分、石原から関口へのサイドチェンジ。関口のドリブルで、清水エリア左横でフリーキックを得る。野津田のキックはクリアされる。

7分、中央でパスカットされ、ドウグラスに裏を抜けられるが、シュミット抑える。9分、今度はベガルタの右からのデュークがドリブルで裏に抜け、フリーで左足のクロス、高い打点でドウグラスのヘッド、バーとシュミットに当たってゴール、1-1同点とされる。後半早い時間の失点で、逃げ切りモードもあったベガルタ、しかし分からなくなった。

11分、後半入ってきた北川が、ベガルタDFに盛んにプレスをかけてる。13分、ベガルタ、左から中央と回すが、奥埜はカットされる、14分、阿部に代わり中野が入りシャドウ。前半キレキレだった阿部だけに、ゴールも期待していたが。フォローがなかった。15分、ベガルタが清水ゴール前で回し、最後は蜂須賀のシュート、枠外。

16分、左からパスを受けた石原が落とし、奥埜がフリーでシュート、枠外。17分、ベガルタが回し、平岡が上がってさらに蜂須賀のパス、クリアされる。18分、ドウグラスにイエロー。左奥35mでフリーキックを得る。つながらず。19分、清水はデュークに代え、石毛を入れる。21分、蜂須賀、石原とヘッドでつなぎ、最後は中野がパスを出すが、流れる。

22分、ベガルタが右サイドを攻める。野津田から石原、パスはミス。23分、ベガルタがワイドな展開。奥埜がキープしきれず。24分、ベガルタがカウンター、中野のスルーパスは流れる。清水は守備になると5バックで固め、元気のいい北川がプレスしてくる。26分、清水が裏に出し、ドウグラスのクロスに北川のシュート、枠外。ベガルタも回して蜂須賀のクロス、キーパー。

その後、清水のカウンター、ドウグラスがひとりで持ち込むが、シュミットが出て抑える。29分、石原から奥埜、最後は中野のシュート、枠外。30分、蜂須賀から中野とつなぐが、なかなかラストパス出ず。ここでベガルタ、関口に代え、ジャーメイン良を入れる。ジャーメインは、シャドウに入り、中野が左WBに回る。

32分、持ち上がった河井?がミドルシュート、強烈なシュートだったが枠外。34分、ベガルタが回して、左から中野がドリブルも出される。35分、またも中野がドリブルで仕掛け、最後はジャーメインがシュート、枠外。37分、清水がカウンター、クリア。さらにドウグラスのクロスは流れる。

38分、野津田に代え梁が入り、ボランチへ。奥埜がシャドウに上がる。清水も9得点の金子に代え、角田を入れ、ドロー狙いか。39分、ベガルタがカウンター、ジャーメインから中野、仕掛けて左コーナーをえる。キッカーは梁。これは決まらず。42分、縦パスをカットされ、清水がカウンター。ドウグラスがドリブル侵入、エリア内で倒れるが、ノーファールの判定。

43分、大岩から梁、ファール。その後奥埜のパスもつながらず。追加時間は5分間。1分、清水が左コーナー。ドウグラスのシュート、シュミット弾き出し、今度は右コーナーを与える。これもしのぐ。5分、蜂須賀のクロスに、ファーの中野がヘッドで低い横パス、中央石原が、フリーでダイビングヘッドをたたきつけ、ゴール!劇的AT弾で、2-1勝ち越し。石原今季4得点目は、西原への餞別ゴール。そのまま試合終了。

今季は何度も相手にやられて来たAT決勝ゴールを、石原先生がやってみせた。
西村の移籍、シュミットダニエル代表招集に弾みをつける勝利。連敗は阻止し、ホームでは3連勝。

野津田が戻って、攻撃時のパス回しのスピードが、格段に速くなって、チャンスメークは多くなった。ただ、まだ、最後に誰がきめるかがはっきりしないので、崩して前が空いたら積極的に、誰でもがゴールを狙ってほしい。

また野津田の復帰で、奥埜の守備の負担が減り、もう少し奥埜も、攻撃に絡めるようになるのではないか。これも徐々に回復してくれるだろう。またCB椎橋が経験値を上げており、攻められても、慌てずにかわして、つなげるようになってきた。西村はいなくなったが、彼の個人技とはまた違った崩しで、攻撃が展開される事を期待したい。


シュート数:9-11 CK:3-4 FK:11-8 得点:大岩一貴、石原直樹 (清水)ドウグラス  警告:(清水)ドウグラス  主審:家本政明  入場:14,293人

尚、この試合の復興ライブは、名取市立第二中学校吹奏楽部のみなさんでした。ハーフタイムに日本フィルの指導者と、「逃げ恥じ」を演奏。試合も逃げ切り、ゲンがいいw。

前日正式に、CASKモスクワに移籍が発表された西村拓真選手。試合前に限定50名にのサイン会、試合後に壮行セレモニーが行われた。試合後の壮行式では、「厳しくとも乗り越える自信がある」「日の丸をつけて、帰ってきたい」と力強く挨拶。こころなしか男前になったwご武運を。