01節:対柏1-0、板倉のヘッドで寒さ吹き飛ばす開幕勝利

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2018J1 1節 2018年2月25日(日)13:00 ベガルタ仙台1-0柏レイソル ユアスタ仙台

阿部 石原
(西村)  
永戸   古林
    (菅井)
野津田 奥埜
   (金)  
富田
板倉 大岩 平岡

サブは、川浪、金、菅井、茂木、ラファエルソン、ジャーメイン良、西村。柏は、クリスチアーノ、ハモンロペス、伊東の3FWにMF江坂、大谷、キムボギョン、DFユソギョン、鎌田、中山、小池、GK中村がスタメン。

柏は、今季すでにACLで3試合消化しておりガチンコ試合をしてきた相手に、どれだけ早く対応できるかとの懸念もあった。が、ベガルタはボール際への厳しい詰めや、スピードある選手への対応、攻撃では左右への展開と互角の内容。終わってみれば1-0完封とまず幸先のいいスタート。

後半8分、今季川崎から期限付き移籍の板倉が、古林のピンポイント・クロスを、豪快に頭で決め、先制。その後は選手をうまく代えながら、攻めの時間を多くし、勝ち切った。

板倉は、スタメンフル出場。得点だけでなく、守備、ロングフィードや攻撃参加でも、相手にプレッシャーを与えた。

また、阿部は攻守でスプリント良く相手のボール寄せ、前半にはスルーパスから惜しいシュートもあった。攻守に体を入れて、柏のスピードアップを許さず、影のMVP。

また、コンディションが心配された金も、終盤ATの時間使いだが出場し、今後の多彩な起用に期待がもてる。


公式記録では気温9度とあるが、日陰のスタンドでは、冷たい強風が時折体温を奪い、手袋無しでは、スマホもいじれない状態。

入場は、ほぼ予想通りやや少な15,000人位で、柏サポは1000人前後か。

前半。
40秒いきなり板倉からロングボールが出るが、もう一歩。ベガルタは柏の動きに、まずまずの対応。立ち上がりは一進一退。4分、ベガルタのカウンターから阿部が突進、スプリント時の加速に場内が沸く。しかし、カットされる。5分、柏の伊東が、エリア内まで持ちこんでくるが、なんとか止める。6分、ベガルタがカウンターから左コーナーを得る。キッカーは永戸。基本セットプレーは、永戸が蹴った。

8分、柏の速攻、スピードアップしたクリスチアーノに中央を突破され、シュート打たれるが、ぎりぎり大岩がスライディングでシュートブロック。危ない。コーナーを与える。さらに、キムボギョンのキックのこぼれからシュート打たれるが、バーの上。その後一進一退。

11分、ベガルタエリア左奥で柏のフリーキック。こぼれをシュートされるが関抑える。13分、柏がパスを回すが、最後はミス。中3日の疲れか。14分、富田のスルーパスに、前目に位置していた奥埜が走り出すが、収まらず。このあたり、奥埜が前目で、野津田が下がり気味の恰好。

18分、柏が回して伊東のクロスは関。その後、ベガルタは富田のロングボールに、永戸が走りこみ、カットインするもクリアされる。19分、柏の左コーナー、キムのキックは関キャッチ。20分、石原からつなぐが、打ち切れず。24分、柏のパスミスを阿部がカットして、中央からすかさずシュート、GK中村、一瞬逆を突かれるが、弾き出す。

29分、ハモンのクロスから、シュート打たれるが決まらず。31分、板倉にイエロー、ベガルタエリア右角でフリーキックを与える。クリスチのキックは、わずかにバーの上。34分、奥埜から石原にパスが通るが、シュート打てず。今日の石原は、なかなかシュートが打てなかった。35分、今度は柏に回されスルーパス出されるが、抑える。38分、伊東のシュートは関が反応して弾く。

40分、右の古林から、左の永戸にパスが通り、右足で待ち構えてのシュート、こぼれを、さらに古林もシュートするが決まらず。41分、ロングボールに板倉が走り上がるが、もう一歩。その後、柏がカウンター、フリーになりかかるところ、関が飛び出しクリア。42分、石原のドリブルから古林にパスを出すが、打てず。44分、柏の攻めに、阿部が戻り後ろから取りに行く。

結局、前半はやや柏にチャンスを作られたが、ほぼ互角の内容でスコアレス。

後半。
開始35秒、いきなりフリーキックを貰う。右奥40mで永戸のキック。こぼれをつなぐ、オフサイド。4分、奥埜から永戸、クロスは打てず。その後、柏のカウンター、富田がファールで止める。6分、柏DFのクリアミスで右コーナーを得る。永戸のキックはクリアされて、スローイン。

7分、このスローインから、古林がピンポイントクロス、相手DFの背後から、板倉が高い打点のヘッド決めて、1-0先制!2018年チーム初ゴールは、今季加入の板倉。盛り上がるスタジアム。これから水色のシューズを覚えようw

これで勢いづいたベガルタが、ボールを回し出す。10分にもワンタッチでつないで、古林のクロス、もう一歩。12分、ベガルタの右コーナーから、こぼれを板倉がシュートもヒットせず、キーパー正面。13分、柏のハモンがミドルシュートもヒットせず。13分、柏はハモンを下げ瀬川に、大谷を小泉に代える2枚代えで、流れを変えようとする。

14分、石原、阿部、奥埜とつなぎ、シュートも枠外。17分、裏をクリスチに取られるが、クリア。左コーナーを与える。2本目のコーナーもクリア。しかし、この時、平岡と板倉が交錯、板倉が、なかなか起きなかったので場内静まるが、立ち上がってプレー続行。

18分、柏にクロスからヘッド打たれるが、バーの上。20分、石原のキープから、追い越した永戸がえぐっての折り返し、中央もう一歩。22分、柏が左奥のフリーキック。これはクリア。23分、伊東のドリブル前進、板倉止める。26分、攻守に動き回った阿部に代え、西村入る。27分、永戸から西村につながり、キープするがクリアされる。

28分、左コーナー得るが、クリアされる。ここで柏はユン ソギョンに代え亀川を入れる。30分、石原がドリブン前進、倒されフリーキックをえる。中央25mアーク外。野津田のキックは巻いて落ちるが枠外。32分、ベガルタのカウンター、西村倒され小泉にイエロー。左奥40mのフリーキック。つないで、コーナーを得る。こぼれを石原、タイミング合わず。

べガルタ、古林に代え菅井を入れる。5バック気味?36分、柏の左クロスから中央でヘッド、バーの上。一瞬空いた。38分にも左からのクロスにヘッド打たれるが枠外。40分、平岡にイエロー。ベガルタエリア右横で柏のフリーキック。ボギョンが蹴るがクリアして、コーナーを与える。これもクリア。

42分、ベガルタエリア中央やや右で、柏のフリーキック。ここはクリスチが直接狙いに来るが、壁に当てる。43分、ベガルタのカウンター、石原を中山が倒し、2枚目イエローで退場。柏10人。柏が自滅。追加時間は4分。ベガルタはコーナー付近でボールをキープに入る。スローイン、コーナーとベガルタのペース。ここで奥埜に代え金を入れる時間使い。最後は、コーナー連続で時間を使ったベガルタが逃げ切り、完封勝利。

4年連続開幕完封勝利は、Jリーグ記録とのことである。

中3日で、柏がお疲れ気味とはいえ、伊東のスピードやハモンのえぐり、クリスチアーノの突破などを最小限にとどめ、相手の決定機には大岩や関が体を張って、完封した。要所で前から阿部がボール際に体をねじ込んで、遅らせたりするなど、チーム全体の守備意識もありつつ、両ワイドからの攻撃もあり、まずまずベガルタの形はできていた。

さらに板倉のロングフィードや、失敗もあるが富田のサイドチェンジなど、バリエーションを加え、揺さぶった。まだ、阿部の飛び出しに、ボランチなどが合わせ切っていないが、ここがジャストフィットすると、どフリーも増えそう。セットプレーのキッカーを担当した、永戸のキックもまずまず。

また、エリア付近でのつなぎなど、まだ完成度・精度はいまいちだが、伸びしろはありそうである。

もちろん、相手のクロスに中央からフリーでヘッドを許したり、安易なパスミスもあり、シュート数も少ないなど、修正点も当然ある。

それでも、今後に期待が持てる初勝利だったのではないか。秘密兵器もまだ使ってないしw


シュート数:6-12、CK:7-5、FK:14-19 得点: 板倉 滉 警告:板倉、平岡 (柏)小泉、中山=2(退場)、中村 入場:15,655人

◎開幕戦とあって、仙台市長や社長の挨拶などのセレモニーがあった。
復興ライブは、試合前とハーフタイムにピッチ内でCrystal Kay 、試合前北エントランスで和太鼓幻遊のミニライブ。
◎ベガチアの衣装がブルー系で、袖がシースルーにと、エレガントに進化w



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