03節:対神戸0-2、前半互角も後半完敗

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2017J1 3節 2017年3月11日(土)16:00 ベガルタ仙台0-2ヴィッセル神戸 ユアスタ仙台


石原
梁  奥埜
(西村) 
永戸   菅井
(茂木)(蜂須賀)
三田 富田
 
石川 平岡 大岩
 

サブは、シュミットダニエル、増嶋、蜂須賀、藤村、金久保、茂木、西村。神戸は田中順也と渡邉千真の2トップ。ニウトン、藤田、大森スタメン。大槻、ウエスクレイがベンチスタート。

数年ぶりの開幕2連勝と、共に勢いに乗るチーム同士の対戦。
前半は、ややベガルタが押し気味。相手の2トップを抑えると、カウンターなどからチャンスをつかみ、梁のミドルや石川のフリーのヘッド放つも、決まらずスコアレスで後半へ。

後半開始早々、田中に代わったウエスクレイに引っ張られるように、ベガルタの守備陣が左サイドに固まると、中央で大森がフリー、うまくかわされて先制ゴールを決められると、5分後にも、中央のこぼれ球を、フリーで藤田にドリブルで運ばれてシュート、あっという間に2失点。

ネルシーニョ采配で、広げられたベガルタは、選手間の距離が空き過ぎて、いつもの密着したパス交換ができず、後半はワンパターンのロングボール攻撃に終始し、決定的なシュートチャンスは作れなかった。
ほとんど得点の匂いがせず、梁、菅井に代え西村、蜂須賀を入れる2枚代えも、効果が薄かった。課題の残る後半だった。


前半。
やや強い北寄りの風の中、前半ベガルタが風上。立ち上がりは潰し合い。開始2分、神戸が右奥40mフリーキック、さらに3分、エリア内に侵入されるがオフサイド。4分、ベガルタがハーフ付近のフリーキック、活かせず。5分、永戸が小川にチャージ、小川は負傷退場。一時、神戸は10人。7分、三田のロングボールに、石原が込むがもう一歩。風でボールが伸びる。

9分、神戸は怪我の小川に代わり、急遽松下が入る。その後、奥埜が、ドリブルでボールをキープ前進。左コーナー付近で、永戸のロングスロー。2本投げるがシュート打てず。10分、菅井が上がっての折り返し、中央からフリーの梁が、ミドルシュートもヒットせず。11分、神戸松下のミドルシュートは、DFに当たり関抑える。その後、菅井のクロスから、逆サイドの永戸が折り返して、梁のダイレクトシュート、枠外。この辺り、ベガルタのペース。

13分、神戸に侵入されクリアも、高い位置でのスローインを与える。藤田のロングスロー。これはクリア。14分、奥埜のパスを受けた菅井のシュート、ブロックされる。17分、右から藤田のロングスロー、シュート打たれるが、ブロック。19分、神戸エリア前中央で、パスを受けた富田が奪われ、そのまま神戸のカウンター、シュート打たれるが、なんとかしのぐ。20分、大岩のロングボール、梁が走り抜けるが、もう一歩。前半、風上のベガルタ、もうひとつ前と呼吸が合わない。

その後、渡邉にボールを持たれるが4人で囲み、自由にさせないベガルタの守備。しかし、23分、かわされて、クロスを上げられ、シュート打たれるが、枠外。26分、石原が相手ボールをカット、カウンターで持ち込むが、キープし切れず。27分、高橋にボールを持ちこまれるが、クリア。28分、永戸が相手に当て、左コーナーを得る。キッカーは梁、シュートはキーパー。29分、右から渡邉にヘッド打たれるが、クリア。30分にも、神戸にドリブルからクロス上げられるが、関。

33分、石川が上がってクロスもキーパー。ここまで、三田が下がった位置でのプレーで、近い距離で攻撃に絡めていない。その後、36分まで膠着状態。37分、左奥40mでフリーキックのチャンス。平岡の折り返しに、石川がフリーで右足のシュート、ふかす。41分、三田から奥埜、すかさずミドルシュート、DF触って、コーナーを得る。右コーナー。こぼれでスローインを得る。永戸のロングスロー2本、最後はキーパー。

ここからカウンターを受けるが、石原が戻っての守備、遅らせる。追加時間2分。神戸のカウンター攻撃からコーナー与えるが、守る。
結局、前半は、ベガルタの方が決定機ありながら、決めきれず、スコアレスで終了。

後半。
神戸が風上。ここで半袖で寒かったのか、田中順也からウエスクレイに代わる。すると1分、ベガルタ左サイドで、ウエスクレイに粘られ、人数をかけながら、クリアし切れないボールを拾われ、上がっていた中央の大森にパスを通される。これを右に流れながら左足シュートを打たれ、決まって失点。今季初失点。

これで動揺したのか、5分後にも、大森のシュートを防いだあとの、こぼれに反応できず、中央の藤田がフリーでドリブル前進、グラウンダで左隅に決められ、2点目を失う。ベガルタ前掛り。6分、左コーナーを得るがシュート打てず。8分には、左ライン際40mのフリーキックも、オフサイド。11分にも永戸のクロスに石原?のヘッドは枠外。と反攻するも、やや気が焦っている感じ。

12分、神戸に回されシュートされるが、枠外。その後、ベガルタは、梁、菅井を下げ、西村、蜂須賀を入れる2枚代え。ホームで逆転を狙う。しかし、ネルシーニョに広げられ、選手間の距離が空いたベガルタは、単調な攻撃となり、読まれる。16分蜂須賀のクロス、永戸に通るもトラップミス。その後、遠目のフリーキック2本連続も、オフサイドなどで、有効な攻撃とならない。

18分、ベガルタがカウンター、蜂須賀のクロスからスローインを得るが、シュート無し。20分、ベガルタボールを回していくが、つながらず。22分、永戸のロングスロー、ゴール前の混戦でクリアされる。石川一時ピッチ外。25分、ベガルタ回して、最後は永戸の右足ミドルも、ふかす。さらに蜂須賀から西村へのクロスはクリアされる。神戸の中央は高さもあり、堅い。

27分には右コーナー2本。こぼれるが押し込めず。さらに、カウンターから、大岩のクロスに富田?のヘッド、キーパー。29分、永戸に代え茂木入る。今季初出場。30分、神戸がベガルタエリア左奥40mでフリーキック。ヘッド打たれるが枠外。その後、神戸が時間をかけながらボールを回し、ベガルタ取れない。34分、右コーナーを得るが、ファールで終了。37分、蜂須賀がクロスをいれるが、こぼれ球をシュートできず。4-4-2の時のような、ワンパターンの攻撃、それを弾かれる、の繰り返しになってきた。

39分、神戸ニウトンにイエロー。さらに40分には大森のイエロー。とフリーキック得るがシュート無し。42分、ボールの無いところで石原がファールでイエロー。両チームが入り乱れてもみ合うが、主審と副審が協議など時間が経過。無駄な時間で、攻撃のリズムもできない。で、追加時間は5分。

三田から石原へのパス、流れる。さらに三田から奥埜へパス、奥埜が体を入れ替えてドリブル前進も、その後がつながらない。最後は平岡が上がってヘッドを狙うが、枠外。結局2-0と完封負け。

後半、ベガルタの両WBがライン際に張って、パスを待っていたが、空いたスペースに持ち込まれ、DFとボランチが釣り出されて、フリーの選手を作ってしまった。決め事に固執するあまり、臨機応変な動きが出来なっていた。このあたりをもう一度確認する必要はありそう。

しかしながら、狭い地域でのパス交換など、着実に向上している面もある。守備での集散と、攻撃での有効なスペースの使い方を工夫して、さらに磨き上げたい。また、今は足りない、高さとドリブラーは、もうすぐ戻ってくる。それまでにしぶとく勝ち点積み上げを。


尚、この日は2011年の震災以来、初のホームゲームとあって、献花台が北エントランスに設けられたり、2回の黙祷などが行われました。
当方も献花させて頂き、どうしてても2時46分は、スタンドにいたかったので、急いでかけつけ、亡きベガサポに黙祷を捧げました。

さて、試合前には、じゅんいちダビットソン氏(ヴィッセル神戸応援大使)の本田体操に、気勢を削がれましたwさらに神戸、仙台の応援、返答ビデオ上映。そして復興ライブ、May J.さんは、気合いのノースリーブで、試合前に「花は咲く」ほか1曲を熱唱。ハーフタイムにも「レリゴー」も。いろいろを想いを致す試合でした。



シュート数:13-11、CK:6-1、FK:21-15 得点(神戸)大森、藤田 警告:石原 (神戸)大森、ニウトン  主審:木村博之 入場:14,369人