02節:対G大阪1-3、3試合ぶりハモン同点弾も、凌げず。匠プロ初出場。

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2016J1 2nd 2節 2016年7月9日(土)18:30 ベガルタ仙台1-3ガンバ大阪 吹田スタジアム



ハモン 藤村
 (ウイルソン)
梁  奥埜

三田 富田
(匠)    
石川 渡部 平岡 大岩
     (菅井) 

サブは、六反、二見、菅井、キムミンテ、佐々木匠、ウイルソン、西村。G大阪はFWアデミウソン、大森、倉田、藤春、遠藤スタメン。パトリック、長沢、井手口ベンチスタート。

野沢の怪我で、報道通り藤村がFW起用。キーパーも流れを変えるためか関がスタメン。

序盤こそ前からプレスでテンポ良くボールを回していたベガルタだが、次第に精度の高いG大阪のカウンターに走らされる。

13分、ベガルタゴールやや左30mの遠藤のフリーキックを、米倉に頭で合され、先制許す。無失点の時間を長くするゲームプランは崩れる。リードしたG大阪がボールを回し始め、ベガルタのリズムは崩れる。それでも、その後のG大阪のカウンター攻撃をなんかしのいで、後半へ。

後半10分、梁のコーナーにハモンがフリーでどんぴしゃヘッドを叩きつけると、GK東口がこぼしたボールが吸い込まれ1-1同点。3試合ぶりの得点で盛り上がるベガルタ。ハモンはチームトップの今季4ゴール目。

しかし先にパトリック投入で仕掛けたベガルタに対し、後手を踏むベガルタ。34分、右サイドを倉田に侵入され、狙いを定めたクロスから、パトリックに勝ち越しヘッドを献上。今季初ゴールのパトには、試合終了直前にもゴールを決められ、2試合連続の3失点で、1stから3連敗となった。

前半。
開始早々からカウンター応酬。ベガルタは高めのプレスで攻める。1分、ハモンのクロスはクリアされる。2分、三田がドリブルでエリア内侵入も、ブロックされる。5分、大岩が上がってクロス、中央に入った奥埜がヘッド、枠外。これでコーナーを得る。左右2本もシュート打てず。G大阪のカウンターを阻止しようとした藤村、ふっとばされる。その後、藤春交錯で流血。ピッチ外。

G大阪10人のチャンスも、ベガルタ、なかなか有効なパスが出せない。10分、ベガルタが回して、最後は梁の浮き球、キーパー。ここまでベガルタの動きはいい。藤春戻る。戻った藤春がいきなりえぐって来る。11分、藤春のクロスに阿部のヘッド、枠外。危ない。そして13分、ベガルタゴールやや左30mでG大阪のフリーキック。キッカーは遠藤。巻いたボールをライン裏に入れられ、飛び込んだ米倉が、振り切る形でヘッド、決められ先制許す。攻撃でのリズムは、あっただけに早々の失点は痛かった。

15分にも大森に裏を取られるが、関抑える。失点してベガルタの連係がやや乱れる。16分、藤春のクロスからコーナーを与える。またも米倉にフリーでヘッドを許すが、関の正面。19分、ハモンが相手ボールをカット、カウンターも奪い返される。20分には中央に引き付けられて、空いたスペースに藤春に入り込まれクロス、クリアはあわやオウン。右コーナーを与えるが、ここは守る。

22分、ハモンがカウンターでドリブル前進、最後は並走の三田がフリーで飛び出るが、もう一歩。この後はG大阪が回し始める。25分、三田のミドルシュート、右コーナーを得る。キッカーは三田。キックはライン割る。27分、G大阪が縦のスルーパス、阿部が飛び出るが、守る。28分、藤村、ハモン、梁とつないで、コーナーを得る。大岩がフリーでヘッドも、やや反り気味で枠外。30分、富田のミドルシュート、枠外。

31分、G大阪の米倉にイエロー。32分、ベガルタ攻め入るが、藤村のリターンパスはミス。33分、三田のミドル、キーパーパンチングで、コーナーを得る。決まらず、G大阪のカウンター、阿部のクロスに大森のヘッド、枠外。37分、ベガルタ回すが、シュートは打てない。38分、G大阪のエリア中央25mでフリーキックを得る。三田が浮き球を入れるが、シュートできず。

41分、アデミウソン、阿部に連続シュートされるが、共にブロック。43分、ハモンがひとりかわしての30mの強烈ミドルシュート、バーに当たり、決まらず。惜しい。追加時間は2分。阿部が左に持ち替えてのシュート、関がパンチングで反応。コーナーを与えるが、守る。前半は、1点リードされて終了。

後半。
後半になると、ベガルタが様々な攻撃パターンを見せる。一方でセットプレーの守備は。。。

1分、倉田のシュートは関正面。4分、富田から奥埜へのスルーパス、トラップできず。さらに三田からハモンへのパスも、もう一歩。5分、大岩から藤村へのパスも、トラップ定まらず。6分、富田のクロスに大岩のヘッド、こぼれを奥埜がシュートも、カットされる。8分、渡部がダッシュしてボールを奪いパス、受けた奥埜が反転シュートもブロックされるが、コーナーを得る。

左コーナー、梁のキックが中央でフリーのハモンに合い、ヘッドを叩きつけると、東口のワキ下を抜けて、ゴールに転がり、1-1同点。叩きつけて、妙な回転になったのか?3試合ぶりの、しかも久々のコーナーからの得点で、盛り上がるベガルタ。11分、互いにカウンターしかし、共にシュート打てず。12分、石川のクロスは返えされる。13分、三田のクロスは流れる。14分、G大阪のスルーパスで、フリーになられるが、オフサイド。

18分、G大阪のカウンターは大岩クリア。その後、富田のキックミスを拾われ、ミドルシュート打たれるが、関が止める。19分、G大阪が左ライン際35mのフリーキック。ここで、アデミウソンに代わり、パトリックが入る。遠藤のキックから、米倉?のヘッドは関正面。ベガルタ、カウンターも奥埜のパスは流れる。

その後、渡部がパトリックにかわされ、どフリー許すが、パトのシュートは枠外。助かる。さらにコーナーで攻められるが、関がパンチでしのぐ。関はパトにどつかれ、倒れるが、戻る。G大阪は、大森に代え井手口入る。ベガルタは要所でパスの精度を欠き、シュートが出ない。27分、ハモンが右からミドルシュート、ブロックされる。29分、遠藤が浮き球パスも、味方と合わず。30分、大岩に代わり、菅井を入れる。

31分、遠藤のクロスから、パト、米倉とシュートされるが、ブロック。33分、倉田がベガルタ右サイドで粘ってキープ、狙いすましたクロスに、中央DFの間、パトリックが、フリー状態のヘッド、決められ1-2。パトは何でも今季初ゴールとのこと。ゾーンディフェンスは、持ち場を一歩も動いてはいけないのだろうか?34分、藤村ボールを奪われ、粘れない。35分、藤村に代えウイルソンが入る。36分、スルーパスに菅井がエリア内侵入、フリーもオフサイド。

37分、右サイドからハモンが、右足でのクロス、流れる。38分、ここで三田に代わり、佐々木匠が入るプロ初出場。G大阪は倉田に代わりオジェソク入る。39分、ハモンの右足クロスからコーナーを得る。決まらず。40分、匠のドリブルからフリーキックをゲット。右ライン際40m、ハモンからパスを受けたウイルソンの浮き球は、キーパー。

さらにスルーパスに、匠がエリア内に走り込むが、パスは流れる。さらに石川のクロスに、中央梁が走り込んでのシュート、キーパー正面。追加時間は4分。右からハモンの高速クロス、中央の梁も、さすがにトラップできず。その後、石川にイエロー。その後、ベガルタエリア左サイドで、渡部?を振り切ったパトリックが、すかさずシュート、ファーぎりぎりをグランダーで狙われ、決まって1-3。トドメを刺された。

それでも、その後、ハモンがミドルシュート、枠内も弾かれ、コーナーを得るが、決まらず。試合はそのまま1-3で3連敗となった。


攻撃の多彩さや、ハモンの右足クロス、ボランチにミドルなど、工夫の跡が随所に見られたが、フリーでのラストパスが精度を欠いたり、トラップが収まらないなど、まだまだ練度は低い。ただ、今後には確かにつながるだろう。

一方、守備では、3試合連続3失点と、課題が多い。特にセットプレーでの守り、サイドの横からフリーでシュートされる事を繰り返しているので、修正が必要である。

プロ初出場となった佐々木匠は、動き出しも良く、パスを引き出す動き、相手のチャージをかわしてのパスなど、期待を抱かせるものではあったが、如何せん、短い出場で、まだ評価対象外。次なるチャンスで決めて欲しい。

シュート数:11-15、CK:8-4、FK:11-13 得点:ハモンロペス (G大阪)米倉、パトリック2 警告:石川直樹 (G大阪)米倉  主審:西村雄一 入場:19,482人