13節:対湘南1-0、鮮やかな連携からの奥埜のゴールで勝ち切る

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2016J1 1st 13節 2016年5月21日(土)18:00 ベガルタ仙台1-0湘南ベルマーレ Shonan BMWスタジアム平塚



野沢  ハモン 
   (ウイルソン)
梁  金久保
(藤村)(奥埜)
三田 富田
  
石川 渡部 平岡 大岩

六反

サブは、関、蜂須賀、差波、藤村、水野、奥埜、ウイルソン。湘南は、高山、端戸がFW。長谷川、菊池、坪井がスタメン。山田直輝はベンチスタート。

ホームで6戦勝無し、現在最下位の湘南に対して、前半から、前からプレスでチャンスを作るベガルタも、決めきれない。
後半になると、

中盤省略の大きな展開の試合となり、前半シュート1本の湘南が、次々とクロスからのシュートを打つ。しかし、守勢だったベガルタが、30分、カウンターでハモンたためて、梁へ。左からのクロスに野沢と、大岩が走り込んでスペースを作り、裏の奥埜が左足で冷静に決めて1-0。

これを、時間をかけながら攻撃して守り、湘南のシュートも六反の正面をつき、完封勝利。奥埜は今季2点目。J1通算200試合出場の梁に花を添えた。


前半。
立ち上がりからベガルタが積極的に攻める。開始40秒、いきなりハモンがクロスを入れ、金久保合わせるがヒットせず。1分には、ハモンが左足のシュート枠外。縦パスに大岩が上がって侵入、しかし打てず。4分、湘南押し返すもパスミス。今日の湘南は、中2日の疲れなのか、要所で、前と後ろの呼吸が合わず、パスミス散見。5分、ベガルタがカウンター、ハモンがひとりかわしてのクロス、中央合わず。

6分、右コーナーを得る。こぼれを三田がミドルも枠外。8分、ハモンから梁、梁の浮き球に裏に出る金久保、もう一歩。その後、湘南がカウンターも、オフサイド。9分、ベガルタのカウンター、梁がえぐってのクロス、湘南DF戻りながらの守備で、あわやオウンゴール。コーナーを得る。ヘッドでつなぎ、こぼれ球を再び野沢が、放り込むが、もう一歩。11分、湘南がクロス、流れる。15分、湘南のアーリークロス、六反押さえる。

その後、左サイドライン角から35mのフリーキックのチャンス。野沢のキックから、ニアですらして、最後は大岩飛び込むが、もう一歩。17分、金久保の横パスに野沢がスルー、その裏のハモン、もう一歩。20分、湘南の攻撃はオフサイド。そのあとは膠着状態。25分、ベガルタエリア右ライン際40mの湘南のフリーキック。三竿のキックから、高山のシュート、六反。27分、ハモンの左からの巻いたクロスに、金久保シュートもクリアされる。24分の湘南の攻めはオフサイド。

32分、湘南が回してクロスも、ファールで終了。33分、三田のパスを受けた石川が、上がってクロス、コーナーを得る。これは決まらず。36分、湘南が左右のクロスを入れてくるが、流れる。40分、湘南ゴール前、右から野沢のクロス、ハモンのヘッドはキーパー弾くが、拾ったハモンが再び中央へ浮き球、突っ込んだ石川が、2度押しもうとするが、キーパー、DFに阻まれる。42分、クロスからハモンがヘッド、枠外。43分、金久保が大きなクロスにハモン、もう一歩。44分、カウンターからコーナーを得るが決まらず。

前半は、ベガルタが悉くセカンドボールを拾い、積極的に攻めたが、結局スコアレスで、終了。

後半。
湘南は岡本に代え下田を入れる。開始早々、湘南のミドルシュート、枠外。後半は湘南が積極的。1分、湘南がワンタッチパスで、ボールをつないで来るが、最後はパスミス。3分、ベガルタ左奥35mのフリーキック。決まらず。4分には、左ライン際奥40mのフリーキック。これは守られ、湘南のカウンターを受ける。長谷川がドリブル前進、しかし寄せて自由にさせない。

6分、ベガルタ左奥35mで湘南のフリーキック。大竹のキックに、島村うまく裏に抜け出て、フリーのヘッド、六反押さえる。すかさずカウンター、野沢がワンタッチですらすと、金久保がドリブル前進、シュートもDFに阻まれる。その後、オープンな試合展開に。11分、湘南のミドルシュート、おおきく外れる。

13分、梁の縦のスルーパス、中央でDFの間を抜けたハモンが、1対1でシュートもキーパーのセーブに会う。14分、湘南は大竹に代え藤田を投入。その後、ベガルタは右ライン際40mのフリーキックのチャンス。野沢のキックに中央大岩、ヘッドはクロス・バー!15分、野沢がボールを奪われ、湘南石川が、コントロールした巻いたシュート、六反押さえる。17分、湘南エリアのアーク付近中央の絶好の位置で、フリーキックをゲット。キッカー野沢、ボールは落ちず枠外。

20分、湘南のコーナー。流れる。カウンター、ハモンのすらし、裏に出た金久保が1対1も、キーパーの飛び出しの前に、シュートは枠外。24分、金久保に代え奥埜が入る。25分、下田のシュート、枠外。27分、湘南エリア左角でフリーキックのチャンス。梁が蹴るが、バーの上。そして、30分、自陣からのボールをハモンが納め、梁に出すと、左サイドをドリブル前進、並走して野沢、奥埜、そして大外から大岩が猛然と上がり、3人が中央へ。梁の柔らかい浮き球クロスを、奥埜が左足トラップから、冷静に力を抜いて左足でゴールに決め、先制!中々チャンスをモノにできなかったが、ついに見事な連携からのゴールを決めた。

中2日で、ここまふんばってきた湘南もがっくり。しかし、湘南はここで長谷川に代え、大槻を入れ、反撃に出る。31分、三田のロングシュート、枠内もキーパー。32分、湘南が裏を取り、フリーで端戸のシュート、六反。34分にも湘南につながれ、シュートされるが、六反。35分にも打たれるが六反と、猛攻受ける。

37分、ベガルタがコーナー。しかし、キックはライン割る。39分、湘南菊地のシュート、これも六反正面。40分、ハモンがゆったり持って相手に当てスローインを取る。今日は、得点を焦って、相手ボールにするハモンではないwさらに大岩のクロスからコーナーを取るがファールで終了。追加時間は4分。44分、ハモンに代えウイルソンが入る。湘南のクロスをクリア、カウンターから、ウイルソンがスピードに乗ったドリブル、しかしキープし切れない。

その後、湘南にシュート打たれるが、大岩がブロック。追加1分、梁に代え藤村入る。2分、相手陣コーナー付近でフリーキックを貰う。しかし、最後に湘南のカウンター、ドリブルからのクロス、ヘッドを合わせられるが、枠外。
ベガルタが、奥埜の1点を守り切って、アウエーで最下位の湘南から勝点3をゲットした。


今日の試合も、ここのところの試合と同様、前からプレス、ボランチ陣のチャージなどでボールを奪い、ラインを上げて、相手の攻撃はオフサイドに嵌めた。ハモンの左からの高速クロスには、まだ合わせて切れていないが、チャンスは多くできている。

ハモンが、ようやくチーム戦術に嵌ってきており、加えて、スタミナ無尽蔵の大岩が、ゲーム終盤まで上下動を繰り返し、コンディションのいい野沢が90分、それなりにプレスするwなど、役割を果たすプレーが出来ており、下位チームを下すところまでは来ている。

ただ、上位の壁を崩すには、クロス、フィニッシュの精度アップをはじめ、上げたライン裏のケア、両サイドの攻撃参加を増やすなど、まだまだ課題がある。勝ちながらブラッシュアップして行きたい。

尚、この試合で、ベガルタ一筋の梁が、J1通算200試合出場達成。その梁からのパスを、「7」を背負う奥埜が決めて寿ぐという、めったにない試合となった。

シュート数:14-11、CK:5-2、FK:21-19 得点:奥埜博亮 警告:なし 主審:家本政明 入場:11,581人