ベガルタ・マヴォイ

2016J1　1st2節　2016年3月6日（日）15：30　ベガルタ仙台1-2FC東京　ユアスタ仙台

サブは、関、小島、キムミンテ、差波、水野、野沢、金園。FC東京は、前田、阿部の2トップ。橋本、田邊、小川スタ面。サンダザ、ネイサンバーンズ、水沼はベンチスタート。

開始7分、コーナーから渡部のヘッドで、幸先よく先制。しかし、2分後、相手に自陣エリア角で与えたフリーキックから、折り返されオウンゴールで同点とされる。その後は、FC東京の厳しい寄せに、ボールを前に運べず。

相手フリーのシュートが何本かあったが、六反のファインセーブで同点のまま後半へ。後半になってもチャンスを広げられないベガルタ。期待の藤村も、相手の速い寄せの前に、思い切ってプレーができず、パスが通らない。DF陣も阿部や前田のプレスに後ろを向かされる。

6分、FC東京橋本に侵入を許し、えぐられ、最後は飛び込んできた前田にフリーであわされ、逆転を許す。その後、金園、水野を投入するが、守りを固めたFC東京を崩せず、そのまま1-2で敗戦。


ベガッタ君が、総選挙1位のタスキをかけて登場、開幕アウエーは勝利、そしてこの時期にしては異常に暖かい13度のユアスタ。しかし、曇りから靄ったようなユアスタは、急速に冷えて、ニット帽が似合う気温に。

ベガルタは契約上出られない三田に代え、藤村をはじめてリーグ戦スタメンのボランチ起用。その他は前節同じ布陣。DF陣の怪我人多発で、SB、CBできるルーキーの小島が2試合連続ベンチ入り。そして、差波、水野もベンチに入った。

試合開始。
FC東京、ベガルタ共に、プレスが厳しくボールの奪い合い。3分、FC東京が、ベガルタエリア右奥でフリーキック。キッカーは小川？ヘッドを当てられるが枠外。そのあとのゴールキックから、奥埜がつないで、中央の金久保、打てれば、というところだったが、トラップ大。

そして5分、梁、ウイルソンとつないで、エリア内侵入、クリアされるが、コーナーを得る。7分左コーナー、梁のキックに、ニアで合わせた渡部のヘッドが、誰かに当たってゴール。ホーム開幕で幸先のいい出だし。コーナーが決まったのは、久しぶりのような気がする。これで乗っていけるか、梁。

しかし、直後の9分、攻め込まれ、またベガルタエリア右角奥30ｍのフリーキックを与える。ファーに流れて、折り返されたところを、クリアし切れず、平岡オウンゴール、あっさり同点とされてしまった。

しかし、試合はまだ序盤。前節前半のような動きがあれば、盛り返せると思われたが。。。10分、藤村がしかけ、FC東京エリア中央やや左30ｍのフリーキックを得る。梁は直接狙わず、カーブをかけて渡部の頭に合わせるが、ヘッドは枠外。その後は、一段とプレスを強めたFC東京の前に、ボールを支配される。

14分、クロスに合わせた前田にヘッドを枠内に飛ばされるが、六反が弾いて、コーナー。これをしのぐと、阿部にドリブルでサイドに持ち込まれ、最後は高速クロス、スピードの差を見せつけられた。さらに、田邊にパスカットからシュートを打たれるが、枠外。カウンターに行っても、パスカットされ、シュートまで行けない時間が続く。

24分、金久保のパスを受けた大岩が、上がっていきクロス。クリアされるが、コーナーを得る。ここで、うまく石川がフリーでヘッドを打つが、シュートは惜しくも天井。27分、ベガルタゴール前でｍFC東京の執拗な攻め。セカンドを拾ってワイドに展開してくる。28分、ようやくカウンター、ウイルソンが右ライン際ドリブル、しかし出される。

30分、奥埜のドリブル前進、囲まれるがなんとかつなぐ。石川が上がってカットインから右足シュート、枠内捉えるが、キーパーのセーブに会う。コーナーを得る。決まらず。32分、その石川のバックパスが、ゴールラインを直接割って、コーナーを与える。キッカーは小川。跳ね返し、ウイルソンのカウンター、途中倒されるが、ノーファールの判定。

35分、金久保がパスをボールを奪われ、そのままシュートまで打たれるが、DFに当たりコースが変わり、あわやも枠外。コーナーを与えるが、これは守る。36分、FC東京がゴール前でクリアミス、ウイルソン拾って、最後は富田がシュートのチャンスも打てず。38分、ベガルタゴール前FC東京の35ｍのフリーキック。枠内シュートも、六反がファインセーブ。39分、ベガルタ、サイドチェンジからコーナーを得る。こぼれを再び梁がクロスもキーパー。

41分、石川が裏に浮き球をいれるが、奥埜と合わず。結局前半は、1-1で終了。

後半。
立ち上がりから両チーム激しくプレスを掛けあう。1分、こぼれ球を枠内シュート打たれるが、これも六反がファインセーブ。ベガルタもカウンターから奥埜が持ち込み、最後は藤村がミドルシュート、グラウンダー、キーパー正面。しかし、5分ベガルタ右サイドをワンツーで崩され、橋本にえぐられて、最後は、中央に入ってきた前田にフリーであわされ、逆転許し、1-2。反撃ムードの出鼻を挫かれた。

その後は、守備を固めてカウンター狙いのFC東京を崩せず、うしろで横パスばかりのベガルタ。さらに、前田、阿部がプレスで、ベガルタのCB陣を追いこんでくる。９分、ようやくサイドチェンジから大岩のクロス、流れる。11分ゴール前でパスをつなぐが、シュート打てず。スペースが無く、仕掛ける選手もいない。１３分、カウンターからウイルソンがドリブルでコーナーを得る。シュートは打てず。

15分、FC東京のカウンター、シュート打たれるが枠外。18分、ベガルタのカウンター、ウイルソンのシュートがブロックされる。FC東京の選手は、ベガルタ選手のキック際を、鋭く寄せてくる。ここで金久保に代え金園投入。奥埜が右サイドに下がる。21分、FC東京は田邊に代え羽生を入れる。23分、藤村の中央のスルーパスをカットされ、カウンターを受け、コーナーを与える。これは守る。

25分、藤村に代え水野が入る。ベガルタでの初出場。奥埜が左に回り、水野は右。アグレッシブに寄せる水野、しかし取り切れない。大きなりクロスも入れる。26分、なんだかよくわからないが、六反にイエロー。FC東京のコーナー。これは守る。FC東京が引いているので、ベガルタ横パスでは回せるのだが、サイドに開いたウイルソンがフリーで手をあげていても、そこに蹴り出すことができず、狭いところで回そうとする。

30分、水野のクロス、流れる。さらに大岩のクロス、金園にもう一歩。34分、ここで六反が突然足を抑えて倒れる。バックパスを蹴った時に足首を捻ったのか？そのまま担架で退場。急遽関が入る。38分、相手ゴール前でボールを回すが、シュートは打てず。逆にカウンターを食らってなんとかしのぐ。42分、FC東京は小川に代え高橋秀人が入る。

時間がなくなっていくが、ベガルタはなかなか有効な攻撃ができない。カウンターをファールや蹴り出しでしのぐ展開。44分、水野が放り込み、ヘッドは外。ATは六反の怪我もあり、6分。まだ時間はある。ここでベガルタは、渡部を前線に残すパワープレー。しかし、プレスの前に余裕をもってラストパスが出せない

AT2分、東が水沼と交代の時に、遅延行為でイエロー。FC東京のカウンター、クロスを入れられるが、関が止める。最後、放り込みのこぼれを、富田がシュートもふかし、そのまま試合終了。ホームで勝てなかった。

期待の藤村は、相手のプレスの前に、次第に思い切ったプレーができなくなり、濡れたピッチのせいかもしれないが、しばしばころぶなど、ボディバランスが良くなかった。もう少し簡単にさばいたり、視野広く、裏に出しても良かったかもしれない。ほろ苦スタメンだったかもしれないが、次のチャンスに向けて、ファイト剥き出しのプレーを、日ごろからやって頂きたい。

ウイルソンが開いて待つという時間が多かったが、そうなると、相手は中央で余裕で守備できるので、金園など高さ勝負できる選手を入れた方が、チャンスが広がるだろう。悔しい敗戦だが、マイボールの時にルックアップして、前線の裏に斜めクロスを入れるなど、工夫の余地はあるだろう。

次もホーム、鹿島相手。ひるまず、勝利を！

尚、この試合、ホーム開幕とあって、ホームタウン協議会会長の奥山恵美子仙台市長、村井県知事（恒例のしかーしｗ）、ベガルタ社長の挨拶と、復興ライブ出演のティーナ・カリーナさんによる君が代斉唱が行われました。

シュート数:7-10、CK:6-9、FK:14-18　得点:渡部博文　（FC東京）オウンゴール、前田　警告:六反、水野　（FC東京）東　主審:飯田淳平　入場：16,918人