17節:対川崎0-1、猛攻しのぐも、大久保の一発に沈む

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J1 2nd 17節 2015年11月22日(日)13:30 ベガルタ仙台0-1川崎フロンターレ 等々力



ハモン 金園
(ウイルソン)(山本)
奥埜  金久保
(野沢)   
梁  富田
   
二見 鎌田 渡部 菅井

六反

サブは、関、蜂須賀、上本、野沢、藤村、ウイルソン、山本。川崎は、大久保、中野がFW、中村憲剛、大島スタメン。船山、杉本はベンチスタート。

予想通り、川崎にボールを支配されるものの、CBらが粘って、相手のシュートは楽に打たせず、試合の終盤へ。35分、川崎のカウンター、抑えてきた大久保に裏を取られ、ゴール隅に決められて先制許し、そのまま敗戦。ハモンのカットインから惜しいシュート1本があったが、マイボールでも、攻め手が無く、相手の攻撃でのミスに救われる厳しい試合。

これで、アウエーで清水に勝って残留を決めてから、ガンバ、鳥栖、川崎と3連敗、勝ち点1の積み上げも無く、勝ち点35で今季終了。失速の新潟が下にいるだけの、残留ブービーで今季も14位。

今日は、守備では粘りを見せ、相手のパスをカットしてカウンターに転じるなどのチャンスもあったが、攻撃時のクロスの精度の低さ、FWとMFのパス交換がいまいちで、シュートが打てないまま終わる展開となった。

最終節とあって2万2千人の等々力。ベガサポも2千人はいたか?以下、簡単に経過。

前半。
開始早々、左からのクロスにエウシーニョに中央に入られるが抑える。以後、一進一退。5分、菅井のクロス、中央合わず。7分、大久保から車屋へのパス、オフサイド。8分、大久保が侵入、シュートは六反正面。12分にも中村憲剛から中野へのパス、飛び出されるがオフサイド。13分、相手のパスをブロックしたボールが、ハモンへの浮き球パスになるが、もう一歩。

16分、裏へのスルーパスを通されるが、渡部が足を伸ばしてカット。ベガルタここまでは、相手のラストパス段階で攻撃を阻止している。その後は中盤でのせめぎ合い。ベガルタは守りへの集中を高め、相手からの裏へのパスにも対応している。一方、攻撃では、エリア内まで仕掛けられず、シュートまでに至れない。22分、ハモンが左サイドから、例によってシュート性のに速いクロス、流れる。

24分、二見が裏へのスルーパス。金園流れていくが、クロスは上げられず。すると、川崎のカウンター、コーナーを与える。コーナーから武岡のヘッド、六反正面。28分、金久保が中央ドリブルで前進、前の金園にパスを出すが、もう一歩。その後、川崎がボールを回す。31分、中村からエウシーニョへの浮き球パス、もう一歩。35分、武岡のクロスに、大久保がボレーシュート、これはオフサイド(解説金田氏によると、これはオフサイド分かっていながらの「練習」シュートw遅延行為!!)。

37分にも車屋に突破され、コーナー与える。セカンドを回され、最後は武岡のシュート、枠外。39分、川崎のカウンター、車屋にドリブルで抜けられそうになるところ、鎌田がファールで止める。イエロー。これで、中央35mのフリーキックを与えるが、守る。42分、今度はベガルタがカウンター、菅井のクロスは流れ、今度は二見がクロス、これを拾われ川崎のカウンター、しかし、ベガルタも戻り、ブロックで守る。

43分、ベガルタがカウンター、ハモンのパスから菅井のクロス、クリアされる。ここで二見のロングスロー。弾かれ、今度はコーナーを得る。左クロスに、ハモンがヘッドを斜めに飛んで合わせるが、枠外。結局、前半は、攻められながらも、しっかり守るの展開で、スコアレスドロー。

後半。
川崎は、攻めきれない攻撃に変化をつけるためか、小宮山に代え田坂を入れる。次第に間延びしてベガルタは、走らされる後半。3分、中村からエウシーニョ、コーナーを与えるが、クリア。5分、川崎がセカンドを拾い続けての連続攻撃。エリア内で倒れる選手もいたが、ノーファール。6分、大久保がグランダーからのミドル、六反正面。7分、ベガルタの攻撃、右サイドからハモンが得意のカットイン、一瞬のシュートコースの空きを見て、強烈左足シュート、クロス・バー。ベガルタ、この試合唯一の決定的場面。

11分、ベガルタが川崎エリアでボールを回すが、ラストパスをミス。その後、川崎にコーナーを与え、セカンドボールを放り込まれる。15分にもゴール前で執拗に回されるが、なんとかしのぐ展開。16分、中村がファーを狙ったシュート、六反ぎりぎり触って、弾き出し、コーナー。これはしのぐ。19分、川崎の連続攻撃、ベガルタは防戦一方。最後は、中村のクロスに、大久保がオーバーヘッド、枠外。

21分には、中野にドリブル突破され、最後は、無理に大久保にパスを出してくれて助かる。遠慮気味の若手。22分にも中野のクロスに、今度は大久保がヒールでのバイシクル?シュート、枠外。もう、やりたい放題。ベガルタはここで金園に代え山本入れる。間延びしてきた両チームだが、ベガルタは攻撃に活かせない。25分、左ライン際でフリーキックのチャンス。クリアされる。26分、川崎にクロスを入れられるが、クリア。ここで、ハモンに代え、久々ウイルソンを入れる。

28分、川崎、武岡が侵入、クリアするが、コーナーを与える。ヘッドは枠外。29分、エウシーニョの攻撃、パスは六反止める。31分、また川崎の連続攻撃。コーナーを与える。セカンド拾われ、クロス入れられるが、鎌田がクリア。32分、川崎のコーナー。森谷が蹴る。これをクリアして、ベガルタが久々のカウンター、山本持ち込んで、ウイルソンにパスを出すが、つながらず。すると、35分、川崎のカウンター、速攻で裏を走られ、梁が間に合わず、大久保がフリー。中央やや右から、狙いすましたミドルシュートが、ゴール左隅に決まり、0-1。大久保が3年連続得点王を決定づけるゴール、ベガルタ引き立て役。

この後、奥埜に代わり野沢が入る。37分、裏に出たボールに田坂がワントラップからのシュート、枠外。39分、ベガルタの攻撃を大久保が引っ張り、イエロー。ベガルタがボールを回していくが、クロス止まり。シュートが打てない。41分、野沢のクロスにウイルソン、もう一歩。43分、右奥40mでフリーキック。野沢が蹴る。決まらず。追加時間は3分間。

川崎のカウンター、田坂からのパスは流れる。その後、中央でウイルソンが、こぼれ球が浮いたところを、抑えて反転、即シュート、バーの上。他の選手も、パス出しばかりででなく、こういうシュートも狙ってほしいところ。さらに浮き球をつないで、最後は野沢がボレーシュートで狙うが、枠外。川崎は、最後は森谷を杉本に代える時間使い、逃げ切られ、ベガルタは得点の匂いがほとんどないまま、0-1で敗戦。

攻撃力のある川崎を1点に抑えたといえば、そうなのだが、大久保に遠慮する中野のミスなどで救われた面も。少ないながらも攻撃のチャンスはあったが、エリア内の仕掛けや、速いタイミングのシュート、ハモン、金園の高さを活かしたクロスなどは皆無で、ただ守って、試合が終わった感じ。しかも、シュートコースが空いた一瞬を、確実に決められた。

もちろん、なす術無いという感じではないのだが、さらに一段、守備での寄せ、攻撃では攻め切るプレーを、個々人がやっていかないと、天皇杯で勝ち上がりは厳しい。オフでリフレッシュした後は、厳しい攻守を取り戻して一段上げて、勝利を目指してほしい。

シュート数:5-11、CK:1-8、FK:17-14 得点: (川崎) 大久保嘉人  警告:、鎌田 (川崎)大久保 主審:吉田寿光 入場:22,511人