15節:対G大阪1-3、完敗

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J1 2nd  2015年10月25日(日)14:00 ベガルタ仙台1-3ガンバ大阪 ユアスタ仙台




ハモン 奥埜

梁  金久保
    (山本)
武井  富田
(野沢)     
二見 石川渡部 菅井
(蜂須賀)  
六反

サブは、関、鎌田、蜂須賀、キムミンテ、野沢、藤村、山本。G大阪はパトリックワントップ、倉田、宇佐美、遠藤、今野スタメン。赤嶺、リンスベンチ入り。

今季リーグのホーム最終戦は、G大阪と対戦。
最高気温が14度、10m前後の冷たく強い北風が、冬の到来を告げる、ユアスタ。

つくづく、昨日残留が決まっていて良かったと思った人が多かっただろう。。。

選手も気を抜いたわけではなく、今年の成果を見せようとしたはずだが、球際、パススピードと精度、連携、全で負けた、完敗。

ベガルタのチャンスといえば、前半にワンタッチでつないで、梁のポスト直撃シュートにつなげたプレーと、コーナーからハモンがヘッドを決めた2度くらい。

G大阪は、ACLから中3日にも拘わらず、運動量が豊富。素早いブロックの形成から、ベガルタにシュートレンジに入らせず、カウンターでは、パトリックのタメ、倉田の高速ドリブル、いい子になって引き付け役で、強引プレーがなかった宇佐美と、カウンターで何度も脅かされた。

この時期に、まざまざと実力差を感じさせられるのは、つらいが、これが現実。来季に向けていろいろな課題が見えた試合だった。

前半。
開始早々、パトリックが裏をついてくるが、クリア。コーナーを与えるが、守る。ACLと同じメンバーというG大阪だが、動きはいい。4分、倉田からシュートまで持っていかれる。G大阪の速いパス回しと、スペースへの球出しに、ついていくのがやっとのベガルタ。7分、ようやくベガルタが左サイドをついて、ハモンがコーナー付近からの強引クロス、シュート性となって、キーパー弾き、コーナーを得る。二見のヘッド、枠外。

8分、武井がこぼれ球を裏へで出し、奥埜がフリーになりかかるが、シュートできず、態勢崩しながら無理矢理パスも、合わない。9分、金久保、武井、梁とワンタッチでつなぐも、シュート打てず。11分、G大阪に攻められ、裏に出されて、コーナーを与える。クリア。14分、ベガルタが速いパス回しから、最後は、梁がゴール前に飛び出し、シュート、惜しくもポスト。今日一番の流れだった。15分、G大阪もカウンターからエリア内侵入、オフサイド。18分にもG大阪がワンツーから、宇佐美がノーステップのシュート、バーをかすめる。危ない。

そして、21分、G大阪のゴールキックから、ヘッドで落としたパトリックが、リターンをベガルタDF陣の間で受け、フリー、ゴール隅に決められ先制許す。ベガルタ、人数はいるのだが、間、間の浮き球で簡単につながれている。21分、ベガルタがコーナーのチャンス、しかし守られ、逆にカウンターを受ける。今度はG大阪のコーナー。ショートコーナーから再び放り込まれ、あわや。またG大阪のコーナーとなる。これは守るが、完全にG大阪のペース。マイボールになっても、相手ブロックを崩せない。

27分、G大阪陣奥で二見のロングスロー。決まらず。30分、遠藤が、ベガルタ右サイドで、縦に動いて、菅井を引き出して、裏に出す小憎らしいパス。コーナーで逃げるしかない。さらに、こぼれを回されてシュート打たれるが、六反正面。32分、菅井が攻撃参加、エリア内侵入からコーナーを得る。梁の右コーナーキックに、やや遠目で低いボールに、ハモンがフリーになっての横飛びダイビングヘッド、決まって同点。ハモンは今季7点目で、2試合連続。金園、奥埜に並ぶチーム・トップ・タイ。

36分、押されながらもセットプレーで追いつき、さあ、というところで、またもG大阪の前線3人、パトリック、宇佐美と簡単につながれ、最後は、DFの間に倉田に走り込まれると、フリーでシュートを許し、1-2と再びリードを許す。この得点は痛かった。ベガルタの攻撃では、足元へのパスが多く、一人でシュートしてくれ、という攻撃が多いが、G大阪は、3人がセットで、一人がキープして引き付けて、できたわずかなスペースへ落とすパスを出し、そこにスピードアップして走り込みフリーになる、ということの繰り返し。近い距離で、3人が連動している。

そして疲れを知らない、倉田のチェーシングと高速ドリブル。これには参った。

37分、パトリックが縦に上がってくる。コーナーを与える。これはしのぐが、セカンドボールを拾われてしまう。1-2と1点リードされて前半終了。

後半。
開始、早々、相手エリア右横でフリーキックのチャンス、打てず。4分、ベガルタのカウンター、左サイド、二見からハモン、コーナーを得る。ヘッドは枠外。8分、ハモンがロングシュート、キーパー前でバウンドさせるが、正面。その後、ベガルタがボールを回すが、G大阪のコンパクトなブロックを中々打ち破れない。もたもたしてると、パトリックや倉田がプレスしてくる。

15分、ロングボールからパトリックに裏を取られ、フリーでのシュート許すが、ふかしてくえる。やれやれと思った1分後、左サイドから宇佐美に持ち込まれシュートは阻むが、横に出されると、2列目から飛び込んてきた倉田にシュート決められ1-3。昔の宇佐美なら自分で強引に持ち込み、はずしてくれる可能性高まるのだが、、今日は優等生で、囮役。フェイントで六反が横なったところを、すかさず倉田に狙われた。

19分、二見のロングスロー、打てず。活路を見いだせないベガルタ、21分、武井に代え野沢、二見に代え蜂須賀を入れる2枚代え。梁がボランチに下がる。22分、右奥35mのフリーキックを得る。こぼれ球を奥埜がミドルシュート、バーの上。27分、ベガルタのカウンターからハモンの強引左クロス。コーナーを得る。キッカーは野沢。クリアされる。

30分、金久保に代え山本が入る。奥埜が右サイドに下がる。その後、ハモンのシュート、キーパー。32分には、奥埜が左に流れながら、シュート、しかし浮いてしまう。35分、G大阪に回され、最後はフリーだった宇佐美のミドルシュート、バーをかすめる。38分、G大阪はDF西野に代えキムをいれる。40分、ベガルタのカウンター、野沢がドリブルで上がりハモンへ、しかし囲まれる。

43分、G大阪はパトリックに代え、赤嶺。追加時間4分。今度は倉田に代え、井手口と、時間を使われる。終盤、遠藤にはリフティングで遊ばれる、屈辱的なパス回しをされ、結局、ホーム最終戦も勝利ならず。

これでセカントステージのホームでは、わずかに1勝(松本)。年間でもわずか5勝と、さびしいシーズンになってしまった。

シュート数:9-16、CK:6-7、FK:12-14 得点:ハモンロペス (G大阪)パトリック、倉田2  警告:無し 主審:上田益也 入場:19,263人


寒さの中、試合後のセレモニー。年間MVPは奥埜。社長、監督の挨拶。来年はもっと上位を目指す、確実にチームは向上していると言われても、今日のゲームの後では。。。

今日は、リーグのホーム最終戦とあって、寒風の中19,263人入場。ニホンジンも、ピッチ内外で3回も復興ライブをやってくれたり、ハーフタイムには、千葉直樹氏の結婚祝いセレモニー(葛岡碧夫人は仕事で欠席)などイベントもあったが、年間通じてのホーム勝利の少なさの中で敗戦で、いまいち元気が出なかった感じ。

ただ、11月14日に、ユアスタで天皇杯4回戦の対松本の試合がある。もっともっと球際で粘り、パススピードを上げ、連携を深め、決勝でガンバに再チャレンジしたいものである。