07節:対松本0-1、ロングボール攻撃になす術なく、連敗

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J1 2015年4月25日(土)14:00 ベガルタ仙台0-1松本山雅FC アルウイン



金園 奥埜
  
野沢   茂木
(ウイル)(山本)
梁  富田
  
石川 渡部 鎌田 多々良
          (蜂須賀)
六反

サブは、関、蜂須賀、キムミンテ、武井、藤村、山本、ウイルソン。松本はオビナワントップ、喜山、前田スタメン。阿部吉朗、池元ベンチスタート。

完全アウエーとはいえ、1500人のベガサポも駆けつけた試合。
松本のロングボール攻撃にお付き合いしてオープンな試合になり、選手間の距離が開くと、次第に松本ペースに。


後半15分、松本の岩上にゴール前で粘られ、人数はいたが振り切られて失点。その後は、ベガルタのボランチに圧をかける松本の守備に、交代出場のウイルソン、金園へパスをつなげることができず、完敗。

13,772人入場というアルウイン。開幕よりは5千人以上少ないようだが、画面では満員に見える。快晴。気温は18.8度、日向はかなり暑そう。

前半。
ベガルタは9人入れ替えたナビスコ対清水戦から、六反、奥埜、茂木、梁、富田、野沢、多々良、石川を戻す。しかし、センターバックの鎌田、渡部は出ずっぱり。

開始早々、松本岩上のロングスローから後藤のヘッド、競り負けてあわやも、枠外。これで、松本に「やれる感」を与えてしまったかも。2分、ベガルタもスローインから茂木が意表をつくミドルシュート、久々に枠内に行ったがキーパー。

3分、ベガルタが回し、最後は茂木のクロス、キーパー。その後は互いにロングボールの応酬になる。6分、ベガルタが裏に蹴り込むも、金園にはもう一歩。9分、松本、前田のロングシュート、枠外。松本の方がホーム初勝利に向けて意欲的。11分、カウンターで奥埜が上がっていく。さらに富田-野沢-茂木のクロスでコーナーを得る。キッカーは野沢、シュート打てず。

松本は自陣では無理につなごうとせずに、クリアで蹴り出す。余裕のある時だけ、ロングボールでほうりこんで来る。だから、ベガルタはスローインの時に、ボールをキープしてシュートまで持っていきたいのだが。14分、オビナが切れ込んでのミドルシュート、枠外。その後、ベガルタも茂木のミドルシュート、枠外。16分、茂木から富田のクロス、スローインへ。

18分、松本にゴール前で回されるが、しのいでカウンター、金園もう一歩。19分にもカウンターから奥埜、最後は茂木がクロス。コーナーを得る。キッカーは野沢。クリアされる。21分、富田の縦のスルーパス、金園に通るがオフサイド。24分、右コーナーのチャンス、こぼれ球を金園シュートもヒットせず、枠外。

26分、松本が遠目から放り込み、スローインを得る。そこからオビナのヘッド、枠外。競ってはいるが、上から打たれる。その後、両チーム、スローダウン。蹴り合いで、攻撃に人数をかけられず、シュートのない時間が続く。33分、相手のサイド攻撃で抜けられそうになるところ、茂木が猛然と戻ってスライディング、ボールをカット。

35分、ベガルタが回す。コーナーを得る。これも打ち切れず。ニアに飛び込む選手がいない。39分、ベガルタエリアでのクリア、茂木が空振り、拾われてクロスを入れられるがクリア。その後、ロングボール蹴り合いとなって、ボールが行き交う。完全に相手に合わせてしまったベガルタ。

42分、松本エリア右横でフリーキックのチャンス。キッカーは野沢。しかし、クリアされての松本のカウンター、抜けられるがオフサイド。結局、前半はベガルタの決定機は無く、スコアレスで終了。

後半。
前半は単純にロングスローをいれていた松本が、いったんパスをつなぎ、角度をつけて放り込む作戦に変更。これに振り回される。

2分、松本のロングスロー、いったん田中に預け、クロスからのヘッド、枠外。その後も、セカンドを拾った松本が、何度もこのパターンを続ける。4分、喜山にイエロー。そのあと、ベガルタのゴールキックから、相手のクリア、これをダイレクトで富田がミドルシュート、枠外。

6分、松本のコーナー。クリアするが、また松本のスローイン。ロングスローは六反。8分、ようやくベガルタがカウンター、野沢がクロス、コーナーを得る。今度は梁がキッカー。さらにフリーキックを得る。左奥30m。キッカー梁。決まらず。10分、松本のカウンター、つながれてシュート打たれるが、枠外。

12分、ベガルタも35mのフリーキックのチャンス。野沢が蹴るがキーパー直。13分、ワンツーから茂木がシュート、キーパー。そして、15分、ベガルタ右サイドから入れられたボールを、中央で岩上に粘られ、人数はいたが、最後は振り切られて、フリーで決められる。0-1。16分、富田から金園へとワンツー、打てず。

17分、茂木のクロス、金園に合わず。18分、クロスのこぼれ球に上がってきた多々良がダイクレトでシュート、ナビスコの再現を狙ったが、枠外。その後、野沢に代え、ウイルソンを入れる。奥埜が一列下がる。しかし、守りを固める松本をなかなか崩せない。25分、ベガルタのカウンター、ウイルソンがキープしながら上がるが、打てず。

27分、フリーキックからシュートはクリアされる。29分、松本のカウンター、シュートは六反。30分、松本は前田に代え石原を入れる。3バックというか5バック気味の3-5-2。ベガルタはある程度ボールを持てるが、エリア近くでのアイデアがなく、持たされた状態。35分、ウイルソンがミドルシュート、枠外。ここで、疲労したのか、多々良に代え蜂須賀を入れる。そのまま右サイドバック。

ベガルタが右サイドでボールを回すが、シュート、ラストパスのタイミングとれずに、回すだけ。そしてカウンターの隙を狙われる。39分、ベガルタもカウンター、奥埜から、蜂須賀がクロスをいれる。キーパー。その後、松本のカウンター、オビナのヘッド、六反。

41分、ベガルタのコーナー。茂木から山本に代わる。こぼれ球をウイルソンが上げるが、流れる。ウイルソン、田中に何か言われ熱くなる。挑発に嵌ってしまった。44分、松本のコーナー、クリア。その相手ウイルソンが田中を倒してしまいイエロー。追加時間も、素早い攻撃が出来ず、最後までいいところ無く、そのまま試合終了。


松本の方がゴール前で粘りがあり、チャンスが多かった。ベガルタはロングボール応酬で間延び、CB、ボランチが疲れ、有効なパスを出せずに、枚数の少ない前線が孤立。終盤、ボールを回せても、動きが鈍く、ただ回してるだけになり、相手の術中に嵌った。

ウイルソンが万全でないし、ボランチ、CB陣の疲れも見える。ボール際の厳しさからスタートするのであれば、見直しも必要な時期になってるのかもしれない。

リーグ戦連敗の後、これから上位チームとの対決になる。怪我から復帰の選手を含め、調子のいい選手を積極的に使い、びくびくしながら戦うのではなくて、劣勢の中でも勝ちに行く試合を望む。


シュート数:9-9、CK:6-2、FK:19-16 得点: (松本)岩上  警告:ウイルソン (松本)喜山  主審:廣瀬 格