ベガルタ・マヴォイ

J1　2014年11月2日（日）13:00　ベガルタ仙台1-1ガンバ大阪　万博

サブは、桜井、渡辺広大、蜂須賀、角田、佐々木、ハモンロペス、柳沢。蜂須賀が怪我からの復活ベンチ入り。ハモンも久方ぶり。G大阪は宇佐美、パトリックの2トップ、遠藤、今野、丹羽スタメン。

後半開始早々に大森に先制許すも、試合終了直前のロスタイム、後半出場の柳沢が同点ゴールを決め、2位のチームから、アウエーで貴重な勝ち点1をゲットした。

雨の万博。
前半。
開始30秒、武藤が左サイドからライン際までえぐっての左クロス、流れる。ベガルタは前節同様、前から早めのプレスで、相手にスペースを作らせない戦法。4分、G大阪の右からのクロスに、パトリック、合わず。6分、関のゴールキックから、相手のクリアボールを拾った武藤がシュート、枠外。7分、宇佐美のクロスはクリア。

8分、G大阪エリア左角25ｍにフリーキックを得る。キッカーは野沢。こぼれたところを、太田がシュートもクリアされる。その後も回すが、シュート打てず。10分、遠藤から裏の阿部にパスを通されるが、オフサイド。その後、太田がクロスを入れるが合わず。11分、パトリックが走りこんだところに。スルーパスを通されそうになるが、石川が追いかけ寸前クリア。これはナイスプレー。

さらにG大阪のコーナーキック。パトリックのヘッドは関正面。14分、カウンター、武藤がフリーで左サイドをドリブル前進、中央の赤嶺にパスを出すが、クリアされる。これでコーナーを得る。左コーナー、キッカーは野沢。パンチングされる。16分、太田のクロス、こぼれるところを武藤のシュート、キーパー。さらに、武藤のドリブルから、太田のクロス、これもパンチングされる。

ここまで武藤が積極的な動きを見せている。チームとしても、セカンドボールを拾い、G大阪にスピードアップさせない。19分、梁から赤嶺にパスを通すもクリアされる。20分、G大阪阿部のミドルシュート、関正面。21分、G大阪のワンツーから最後はパトリックのシュートも、ミスで助かる。

28分、G大阪、ベガルタエリア左奥35ｍのフリーキック。遠藤が蹴る。これはゴールキックに。さらに30分、またライン際からのG大阪のフリーキック。今野がキープして上げようとするが、武藤が戻ってチャージする守備。G大阪にコーナー与える。これはキーパーチャージで終了。33分、野沢の縦のロング・スルーパスに、武藤が走り込んでのシュート、枠外。

34分には、太田の左足でのクロス、赤嶺の頭上超えるが、裏でフリーの野沢、もう一歩。35分、左奥ライン際から40ｍのフリーキック。さらに今度は右奥35ｍのフリーキック。梁から菅井へとつなぐ、シュートなし。38分、野沢のクロスに、武藤、空振り。40分、太田のクロス。打てず。G大阪のカウンター、パトリックからのパスは野沢がカット。43分、富田のカットからカウンター、中央から野沢がミドルシュート、枠外。

前半ロスタイム、武藤にイエロー。前半はベガルタがスペースを埋め、宇佐美、パトリックを自由にさせない堅い守りから、カウンターでチャンスを作ったが、ゴールは割れず、スコアレスで終了。

後半。
開始1分、G大阪にベガルタエリア前で浮き球、遠藤にキープされ右に流れながら、反転パス、これを受けた大森にカットインされながら、シュートされ、先制許す。遠藤にキープを許し、大森に中央を突破された。

その後、ベガルタは。盛んに中央の武藤に縦パスを集めるが、その後に展開、シュートにつなげられない。4分、G大阪のカウンター、宇佐美にするするとサイトを上がられ、フリーでシュートを打たれるが、ポスト！危なかった。6分、G大阪にラインぎわのフリーキック、コーナーと攻められる。がクリア。10分、今野からパスを受けた宇佐美が、ダイレクトのシュート、バー！またも助かる。

後半になって、プレスの間隔が空いてきたベガルタは、ボールを回され、セカンドも拾われるようになる。15分、回される。16分、ベガルタも赤嶺の落としから、武藤がフリーでドリブルで上がっていくが、流れる。20分にもベガルタがボールを回し、最後は、富田の左足ミドルも、ブロックされる。

1点リードのG大阪は守りを固め、時間をかけて攻めるようになっている。23分、ビハインドのベガルタは、早めに動く。太田に代え柳沢を投入。左の野沢が右に回り、武藤が一列下がっての左、2トップは柳沢と赤嶺になった。25分、G大阪のコーナー。パトリックのヘッドのこぼれを宇佐美にに拾われ、左足のグラウダー、枠内も関が反応、キャッチする。これで宇佐美の3本の決定的シュートを阻止した！

29分、G大阪が回して、最後は阿部のシュート、関押さえる。30分、ベガルタエリア左ラインぎわのフリーキックを与える。ヘッドされるが、これはクリア。31分、G大阪は宇佐美に代え倉田が入る。33分、左ライン際の35ｍフリーキックを得る。キッカーは野沢。こぼれを中央でフリーの富田がシュートも、ふかす。

35分、ベガルタ自陣で粘り強く守って、カウンター、武藤から柳沢、最後は梁につながるが、打てず。36分、赤嶺に代わりハモンロペスが久々に入る。入るなり、左サイドからのクロス、右でフリーの野沢の前にころがるが、野沢のシュートは枠外。39分、ハモンが受けてボールをサイドに散らす。リズムが出てきた。

41分、武藤のクロスは、柳沢からハモン、クリアされる。42分、武藤に代わり佐々木が入る。G大阪はパトリックに代え佐藤晃大が入る。43分、野沢の左足クロスに柳沢、合わず。44分、G大阪がボールを回すが、最後はオフサイド。その後、富田のパスカットからキープ、最後は菅井も通らず。

そしてアディショナルタイム突入。4分間。2分目、ベガルタ陣内、上本からのロングボール、中央でハモンが競って落とす。これに柳沢がダッシュして弾むボールを胸トラップから左足でたたきつけるバウンドシュート、ＧＫ東口正面かと思われたが、手の間をすり抜けゴール。ぎりぎりの時間で同点ゴール。

その後はハモンが中央からドリブルからの強烈なロングシュート、枠外。ここでG大阪も大森に代え、リンスを投入。勝ち越しを狙いに来る。そのリンスからのクロスに、米倉の折り返し、しかしシュートはさせず。そのまま試合終了。


ロスタイムに、柳沢のＪ1連続17年目となるゴール(単独トップ）で、2位のガンバから貴重な勝ち点1を得た。ライバルチームも勝ち点を伸ばしている中、半歩前進のドロー。

チームの戦術も固まってきて、どんな相手でも互角の勝負ができるようになってきた。怪我から広大、蜂須賀、ハモンと戻って来て、最終盤のタフな場面でも出られる準備ができた。

今後、セットプレーの守備を改善しつつ、後半のバテをどうやって克服していくか。今日は攻守で走っていた仙台武藤も、枠内にもっと飛ばし、こぼれを誰かが押し込むような流れが出てくれば、得点力もアップする。得失差も競っているので、勝利はもちろんの事、チャンスがあれば、マルチな得点狙っていきたい。

残り3戦全勝すれば、他チーム関係無くノー・プロブレム。が、ひとつひとつ勝つのが前進につながる。まずは次節セレッソ戦。「戦争」になる。ホームで総力で戦い、勝ち切るのみ。

シュート数：9-10、CK：1-5、FK：18-9　得点：柳沢　敦　（Ｇ大阪）大森　　警告： 武藤雄樹　主審：高山啓義