16節対名古屋3-3、真夏の花火、勝ち切れず

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J1 2014年7月23日(水)19:00 ベガルタ仙台3-3名古屋グランパス ユアスタ仙台



ウイルソン  赤嶺
       (鈴木)
梁  太田
   (武藤)
武井  富田
  
石川 角田 鎌田 菅井
(二見)      

サブは、桜井、渡辺広大、二見、佐々木勇人、佐々木匠、武藤、鈴木規郎。佐々木匠は、U-16日本代表で2種登録。チーム史上最年少16歳で初ベンチ入り。名古屋は、永井、松田力の2トップ。レアンドロドミンゲス、ダニルソンがスタメン。玉田、小川はベンチスタートで、闘莉王は欠場。気温27度、湿度83%と蒸し暑かった模様。13,302人。

なぜか、ベガルタとの試合では、スーパーゴールを決めるレドミ。
試合終了間際、ベガルタのクリアが小さくなるところ、胸トラップからのボレーで、左サイドネットに突き刺され、3度のリードも虚しく、ドローに持ち込まれた。

ベガルタは前半、武井-赤嶺で裏を取り、鮮やか先制、後半も梁の精度の高いフリーキックから、菅井、二見のヘッドと先行していくが、その都度、追いつかれ、最後は、レドミに決められた。攻撃では、めざましかった分、守備でのわずかな隙がもったいない試合。

ただ見てる分には面白かったが、ここで、下位の、しかもケネディ、闘莉王のいない名古屋から勝ち点1止まりは痛い。

前半。
名古屋は3-5-2で、レドミがトップ下。ベガルタはいつもの4-4-2。開始早々、左サイドのフリーキックで赤嶺が早いリスタート、ウイルソンがドリブルからのシュート、角度もなく枠外。2分、レドミに進入許すが、跳ね返す。4分、ウイルソンがライン際のドリブルも折り返せず。6分、名古屋のフリーキック、これはクリア。8分、裏を取られるが、関が前に出てキック。

11分、裏にスルーパスを通され、永井がフリー、しかしシュートはサイドネット。危ない。ベガルタも、中央の赤嶺が斜めのパスをウイルソンに通し、左からのシュート、枠外。14分にもウイルソンのドリブルから、左ラインぎわでフリーキックのチャンス。これはクリアされる。すると、名古屋も、レドミが浮き玉パスを絶妙のタイミングで裏へ。永井が胸トラップから、フリーになりかかるが、関押さえる。

17分、菅井が自陣からドリブルで持ち上がり、クロス、通らず。そして18分、菅井からの横パスを受けた武井が、ワンタッチで裏への浮き玉、太田、ウイルソンが動いて相手DFを霍乱、フリーで抜け出た赤嶺が、スライディグの強烈シュートで先制。3バックを翻弄する、鮮やかな先制点。赤嶺、今季5点目。

24分、名古屋の佐藤にベガルタの右サイドからクロスを入れられ、松田のどんぴしゃヘッド、枠外。危ない。26分、右ライン際からのフリーキック。キッカーは太田。角田が頭で合わせるが、枠外。31分、角田のサイドチェンジから菅井が裏を取って、アウトにかけたシュート性のクロスもライン割る。32分、名古屋のコーナー、関がパンチで逃げる。セカンドボールを放り込まれ、ヘッド打たれるが、枠外。これも危ない。

34分、名古屋のコーナー。しのぐ。37分、また佐藤の早いクロスに飛び込まれるが、石川がなんとか付いてクリア。39分、太田のクロスに赤嶺のヘッド、コーナーを得る。決まらず。39分にも、ロングボールから太田が走りこみ、コーナーを得る。キッカーは太田。これはキーパー。44分、ベガルタのクリアミスをついて、レドミがエリア内に侵入、ヒールで戻されるが、名古屋の選手がついておらず、事無きを得る。緊張感のある展開も、前半は1-0リードで終了。

後半。
リードされた名古屋は二枚代え。永井、佐藤に代え、玉田、小川を入れ、3-5-2から4-4-2にシステムチャンジ。レドミが左サイドになって、つかまえ難くなる。3分、ワンツーで崩され、コーナーを与えるが、こぼれをカウンターから太田がクロス。上がっていた菅井、もう一歩。さらに、武井が左に回った太田に振ってクロス、こぼれを今度は石川が上げるが、決まらず。6分、前半で足を痛めたらしい石川に代わり、二見が入る。

10分、ベガルタエリアで回され、最後は田口のシュート、枠外。さらに11分、ベガルタのクリアボールを受けた田口が、ロングシュート、これがサイドネットに突き刺さり、1-1同点とされる。寄せが一瞬遅れ、シュートコースが空いたのを、逃さず決められた。13分、二見のロングスロー。これはファールスローを取られる。14分、ベガルタのクリアが中途半端になるところ、玉田にシュートされる。さらにダニルソンにもミドルシュート打たれるが、関正面。名古屋のミドル狙いがはっきりしてきた。

15分、ようやくベガルタがボールを回すが、シュート打てず。18分、太田に代え武藤を入れる。直後、名古屋が裏にボールを出し、フリーになりかかるが、関が出てクリア。小ノイヤー。19分、相手エリア右をウイルソンが仕掛けて、ダニルソンと競り合い、ファールでフリーキックを得る。ダニルソンにイエロー。フリーキックはエリアすぐ横。ここで梁の絶妙キック、鎌田が前に走りこんで囮、その後ろから菅井がヘッドで押し込み2点目、2-1再びリード。菅井は今季初得点。

23分、名古屋がベガルタエリア左45度でフリーキック。これはクリア。しかし、またフリーキックを与え、さらにコーナー。ここでレドミの速いコーナーキックに、矢野に振り切られてヘッドを決められ2-2、再び追いつかれてしまう。26分、梁のフリーキックのこぼれを再び武藤がクロスで入れるが、流れる。29分、名古屋は松田に代え矢田を入れる。30分、えぐらえれて、最後はフリーで玉田のシュート、枠外で助かる。これも危ない。

32分、ベガルタのコーナー、これは決まらず。35分、玉田のドリブル突破から、最後は矢田にシュートさえるが枠外。36分、ウイルソンがドリブルで左サイドを仕掛け、倒され、エリアすぐ横でフリーキック。ここでも梁の絶妙キックに、中央で高い打点の二見の引きヘッド、決まって、3たびリード。二見、プロ初ゴール、今日のヒーローか?

その後も、武藤のドリブルから赤嶺がつなぎ、最後はウイルソンのシュート、枠外。まだウイルソン本調子でなく、シュートが枠に行かない。このプレーで赤嶺が足攣り?鈴木と交代する。39分、武藤が中央ドリブルから遠めのシュート、キーパー正面。40分、富田、鈴木とつなぎ、最後はウイルソン、裏へもう一歩。その後、武藤のロングシュート、枠内もキーパー。44分、ウイルソンが持ち込むが、中央にパス出してしてカットされる。追加時間は4分間。

2分目、ベガルタゴール中央でのクリアが小さくなったところ、レドミが胸トラップからの、ボレーをサイドネットに突き刺し、3度追いつかれる。スーパーゴールではあるが・・・プレゼントしてしまった。その後、短時間でチャンスを作る余力も無く、そのまま試合終了、ドロー。


3点取りながら、最後を締めくくれなかったのが悔やまれるが、けが人多発の中でも、武井のダイレクトパスから赤嶺のゴール、梁のキックから菅井、二見と初ゴールが出て、攻撃は上向き。一方、守備では、リードした後の落ち着かせ方、終盤の時間の使い方に課題があり、隙を漬かれている。修正が必要のようだ。


シュート数:9-12、CK:4-4、FK:14-24 得点:赤嶺真吾、菅井直樹、二見宏志 (名古屋)田口泰士、矢野貴章、レアンドロドミンゲス 警告:(名古屋)ダニルソン 主審:吉田寿光