J1 2014年5月10日(土)16:00 ベガルタ仙台1-0-セレッソ大阪 キンチョウスタ
ウイルソン 武藤
(鈴木)(佐々木)
梁 太田
(赤嶺)
武井 富田
石川 広大 鎌田 菅井
関
サブは、桜井、二見、藤村、八反田、佐々木、鈴木、赤嶺。C大阪は柿谷、フォルランの2トップ。南野、山口、長谷川スタメン。永井、ミッチニコルス、楠神、ベンチスタート。
際どい試合だったが、粘り勝ち。前半は、C大阪のロングボールと、柿谷の裏への飛び出し、フォルランのミドルシュートに悩まされたが、ラインを保ち、何とか守る。攻撃は前が孤立でシュートも少ない。
しかし、後半C大阪も疲れて、間延びしてくると、ベガルタの攻撃もつながり出す。関や鎌田が、C大阪のシュートを止めて、チャンスを伺う。
後半37分、途中出場の佐々木がパスを中央の赤嶺に当て、赤嶺がでDFの間に走りこんできた梁にスルーパス、梁が見事なトラップでフリーとなり、流し込んでゴール。これを守りきって1-0で3連勝。
GW5連戦の5試合目。16時キックオフでも23.9度。西日が照り付けるキンチョウスタジアムは、ACLで連戦のC大阪もベガルタも体が重い感じ。
前半。
開始30秒いきなり南野にシュート打たれるが、関。2分、高いラインのベガルタの裏をフォルランに突かれるが、オフサイド。その後、C大阪DFのミスをついて武藤がキープするも、シュートは打てず。その後、C大阪の長谷川のクロスを入れられるが、クリア。その後も、ロングボール多用のC大阪に、ライン裏めがけて、アーリークロスを入れられる。
5分には、セカンドボールを拾われ、コーナーを与える。7分、フォルランのシュート、枠外。9分、ベガルタの左サイドをさかんに仕掛けられる。ベガルタもコンパクトに人数かけての守り。C大阪は動きにキレなく、パスミスが多い。12分、回されるが、クリア。15分、扇原に裏へのスルーパス狙われるが、柿谷には合わず。
18分、ようやくベガルタもパスがつながり、ウイルソン、梁、最後は石川のクロス、中央合わず。さらに武藤がライン際までえぐっての折り返し、これも合わず。その後、広大と柿谷が頭部で接触。20分、ベガルタエリア外で、フォルランがDFに背を向けながら、ノールックで反転即左足シュート、わずかに外。危ない。
22分、ベガルタにコーナーのチャンス。クリアされるが、セカンド拾って武藤が再びクロスを入れる。合わず。広大のパスをカットされ、ベガルタ右サイドからワンツーで攻められるが、関が抑える。26分、ベガルタ太田の右クロス、大外のウイルソン、頭で合わせようとするが、合わず。C大阪は左から柿谷、フォルランとつないでくるが、カット。
30分、鎌田にイエロー。今季4枚目。ベガルタゴール中央30mのC大阪のフリーキック。決まらず。32分、今度はベガルタが、相手エリア右奥30mのフリーキック。うまく裏に出た鎌田がシュート、しかしオフサイド。35分、フォルランから裏へ出た柿谷へのパス、関が抑える。37分、武藤のパスに菅井が上がって、そのままエリア内侵入もDFに寄られてバランス崩す。
38分、関のキックをカットされ戻ったボールを、慌てて飛び出てのクリア、ボールは柿谷に足元へ。柿谷がループで、無人のゴールを狙うが、鎌田が戻ってクリア。危ない。
ベガルタも40分、左サイドのウイルソンからのパスを武藤が落として、ダイレクトで梁のシュート、キーパー正面。惜しい。42分、今度は長谷川に裏を取られて、フリー、しかし関が先に抑える。その後、武井がロングシュート、キーパー正面。43分、柿谷が中央で仕掛けてきて、フリーキックを与える。ベガルタエリアやや右25m。キッカーはフォルラン。シュートはクロス・バー。危ない。
C大阪に再三裏を狙われたが、なんとかしのいで、スコアレスで前半終了。
後半。
ベガルタの攻撃がつながり始める。1分、ウイルソンが裏に出るがもう一歩。2分、富田が相手ボールをカット、ベガルタがボールを回す。しかし結局バックパスへ。その後、梁からスルーパスにウイルソンが裏にでるが、もう一歩。一方、C大阪も、長谷川からのパスに、左45度からフォルランがシュート、枠外。
4分、梁からのパスを受けて、ウイルソンが左サイドを突破、えぐっての左足シュートはバランス崩し、枠外。5分、石川が上がって倒されるがノーファール。8分、フォルランの左足ミドルシュート、関正面。9分、フォルランのサイドチェンジ、酒本のクロス、関。11分、長谷川のパスにフォルランが裏取るが、オフサイド。ベガルタのDF陣もギリギリの駆け引き。
14分、ベガルタは太田に代え赤嶺を入れる。武藤が右サイドに回る。16分、C大阪は南野を下げ、楠神を入れる。17分、ウイルソンが右サイドでDFと入れ替わり、前進、クロスを入れるが、中央もう一歩。すぐC大阪のカウンター、しかしオフサイド。19分、山口の浮球クロスに、走りこんだフォルランがワンタッチシュート、バーの上。まったく油断できない。
ベガルタも背後からのボールに赤嶺がC大阪のDF陣と入れ替わって、キーパーと1対1に、キーパー直前、左足ループで無人のゴールを狙うが、枠外。決定的。21分、武藤が右サイドからのグランウンダーのシュート、キーパー正面。さらにウイルソンからのクロスに武藤、シュート打てず。24分、ゴイコ カチャルにイエロー。ハーフライン付近からのフリーキック。決まらず。
26分、柿谷のクロスに、フォルランのヘッド、枠内、関がジャンプ一番、ワンハンドで掻き出し、コーナー。これは守る。27分にもフォルランのロングシュート。関。フォルランにシュートは数多く打たれているが、エリア内に侵入させておらず、遠目のシュートにさせているのが効いているのか。29分、パスカットして、広大から武藤。ドリブル前進も侵入できず。
さらに富田から中央へのスルーパス、通ったかに見えたがオフサイド。34分、武藤に代え佐々木が入る。すると、その佐々木が37分、やや右から、ノールックで速いパスを中央の赤嶺に当てる。梁が走りこみ、DFの間を抜ける絶妙のタイミングで、赤嶺がパスを出すと、これまた絶妙のトラップから、リブルでフリーとなった梁が落ち着いてキーパーの逆に流し込み、先制。連携から相手を崩してのゴールは久しぶり。梁は、地元大阪で今季初ゴール。
39分、酒本のクロスはシュート性となり、関。ここでC大阪は柿谷を下げ、永井を入れる。42分、ベガルタサイド、右ライン際30mのフリーキックを与える。フォルランのキックは、関がパンチング。カウンター、ウイルソンのスルーパスに飛び出したのは、武井。ゴール前まで迫ったがもう一歩。43分、ベガルタのカウンター、ウイルソンが切れ込んでのシュート。倒されるがノーファール。追加時間は3分間。
2分目、フォルランがドリブルでエリア内に侵入してくるが、関が飛び出す。フォルラン倒れるが、ノーファール。ここでウイルソンに代え、鈴木を入れる時間使い。その後、中央40mでC大阪のフリーキック。流れて一瞬フリーで打たれそうになるが、先に触ってコーナーに逃げる。これを守って、試合終了。1-0、梁の初ゴールが出て3連勝。14位へ。
相手の攻撃陣を警戒して、前半は太田やウイルソンも守備に戻った。C大阪のキレの悪さもあって、相手の裏を狙う攻撃もしのいで、後半へ。後半は間延びして、ルーズな展開となると、赤嶺、佐々木の投入が効いて先制。
ミスもあったが、相手のパスミスよりは少なく、関や鎌田の守備もあって、数少ないパスの連携をゴールに結びつけた。安心できる順位ではないが、3連勝は「できることは、できるようになる」自信となったことだろう。
連携は始まったばかり。さらに攻守のメリハリ、攻撃のバリエーションを増やして、勝点を積み上げていきたい。
シュート数:6-9、CK:1-5、FK:14-19 得点:梁 勇基 警告:鎌田 (C大阪)フォルラン、ゴイコカチャル 主審:扇谷健司
タグ:梁 勇基