27節対横浜FM0-0、互いに譲らずスコアレスドロー

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J1 2013年9月28日(土)13:00 ベガルタ仙台0-0横浜F・マリノス ユアスタ仙台



ウイルソン 柳沢
      (赤嶺)
 梁   太田
    (佐々木)
角田 富田
   
石川 鎌田 渡辺 菅井
          (大徳)
サブは、桜井、石川大徳、松下、佐々木、武藤、赤嶺、中原。横浜FMは、藤田ワントップ、中村、ドゥトラ、兵藤スタメン。端戸、比嘉ベンチ入り。マルキーニョス、斉藤は欠場。

ほぼ満員の17,849人。マリノスサポは1500人くらいいたか。好天のもと行われた試合は、互いに相手の長所をつぶす厳しい寄せで、ベガルタは中村俊輔を、横浜FMは梁を自由にさせない。シュートを打たれても、どフリーのような決定機を許さず、スコアレスドロー。

台風20号が去った後の涼しい風が吹くユアスタ仙台。しかし9月末でも日差しは思いのほか強く、雲が太陽を隠してくれないと、じりじりと日焼けしそう。

前半。
開始から互いに中盤での激しいボールの奪い合い。ベガルタは中村俊輔に対して、主に角田が付き、キープされると富田など二人で囲んで、パスコースを消す。藤田にはねちこっく体を寄せる。一方、横浜FMも、梁とウイルソンには、複数ですぐ囲みにかかり、なかなかラストパスが出せない。

開始早々、富田が相手ボールをカット、ドリブルでひとり、ふたりとかわして場内を沸かせるが、ラストパスがいまいち。4分、角田が中央からロングシュート、枠内もキーパー正面。そのあと、センターサークル付近からのフリーキックのチャンス。こぼれ球で裏にでるが、オフサイド。

横浜FMは、中村を中心にボールを回してくるが、ベガルタが粘り強く守って、パスカットする展開。しかし、ベガルタも相手DFラインの前でひっかかる。7分ゴールやや右25mのフリーキックのチャンス。梁が浮球を入れるが、流れる。10分には、右奥35mのフリーキック、やや低い弾道で、中央で広大が、うまく頭でたたきつけるが、バウンドしたボールはキーパー正面。

14分、横浜FMがキープ、後ろで回しながら様子を伺う。スピードアップして中村のパスが渡ったところで、角田がボールを奪う。16分、今度は横浜FMが45mと遠目のフリーキック。中村のキックにうまく合わされてヘッド打たれるが、林が抑える。17分、富澤にイエロー。18分、富田が放り込むが流れる。その後一進一退。

24分、中村俊輔のボールを奪った角田からウイルソンへパスが通り。梁とのワンツーから、ウイルソンがサイドをえぐるが、DFにカットされる。26分、横浜FM、中村のクロスにヘッド合わせられるが、シュートはバーの上。一瞬の油断もならない。さらに、ほうりこまれて、藤田にシュート許すがこれはホームラン。ベガルタ、ここまで両サイドを塞がれ、上がれない。

28分、横浜FMが45mのフリーキック。つながれ、サイドからクロスを入れられ、林が飛び出るが、触れず、あわやも、シュートははずれ、ゴールキック。29分、ベガルタはウイルソンが右からクロスを入れるが、合わず。30分、ベガルタが回すが、途中でパスをカットされる。今日は太田の動きがいまいち。ピッチが固いのか、ボールが不規則に跳ねている。

33分、中村が裏に抜け出るが、オフサイドにかける。37分、ベガルタのカウンター、ウイルソンが苦心してキープ、最後は回りこんでの強引シュート。ヒットせず。この時、腿から足の付け根を痛めたのか、さかん足をさすっていた。42分、横浜FMにボールを回され、コーナーを与える。こぼれをさらに掘り込まれるが、林が抑える。

44分、ベガルタのカウンター、柳沢のクロスにシュート打てず。前半、互いに中盤での潰しあいから決定的なパスが出ず、スコアレスで終了。

後半。
両サイドのマッチアップで、なかなか上がれない。8分、左サイドライン際でフリーキックのチャンス。35m。角田のヘッドはヒットせず。11分、横浜FMのコーナー、ヘッドは枠外。12分、菅井から太田へのパスが通るが、オフサイド。その後、ボール回されるが、カットする。15分、ベガルタの右サイドを上がってきたドゥトラにえぐられ、巻いたクロスから、大外の中町のヘッド、枠外。これは危なかった。

その後、林のゴールキックが簡単にウイルソンにつながる。中央からウイルソン、シュートも枠外。好調時なら少なくとも枠に行っていただろう。16分、横浜FMは佐藤優平に代わり端戸が入る。18分、横浜FMのコーナー、こぼれを打たれるが、ゴールキックに終わる。ここから梁、ウイルソン、そしてクロスもシュートは打てず。21分、ベガルタも柳沢に代わり、赤嶺が入る。

その後、ドトゥラのクロスにヘッド合わせられるが、林が止める。24分には、梁のクロスにウイルソン、シュートも枠外。26分には横浜FMにクロスを入れられ、藤田のヘッドも枠外。28分、太田に代り佐々木が入る。31分、ウイルソンがゴール中央でファールを受けたかに見えたが、判定はオフサイド。33分、角田がボールを持って持ち上がり、右サイドから、速めのクロス。中央に飛び込んだ赤嶺のダイレクト・シュートはホームラン。これも好調なら枠に飛んでいただろう

34分、ベガルタゴール左横で横浜FMのフリーキック。そのあと、回され、結局はシュートは打たせず。39分、横浜FMのコーナー、ファーサイドにそのまま流される。40分、回されてシュート打たれるが、林が抑える。端戸にイエロー。ベガルタも梁からウイルソンへのパスが通り、裏をえぐっていき、自分でシュートするが角度無し。43分、菅井に代わり石川大徳は入る。

ベガルタは回してサイドチェンジ、石川直のクロス、これは決まらず。その後、カウンターからウイルソンに。シュートは枠内もキーパーはじく。コーナーを得て、場内は「ベガルタ仙台!」の大連呼。しかし決まらず。結局ロスタイムもそのまま、試合終了。


シュートがわずかに5本ずつ。名手中村から、次々とボールを奪う様は痛快だったが、こちらもウイルソンや梁が挟まされてボールを失っていた。なかなか両もサイドも上がれず、得意のパターンにできなかった。マルキーニョス、斉藤がいなかった訳だから、勝点3を取るチャンスではあった。
もっとパスを出すタイミングを上げるべきか。ウイルソン、赤嶺のコンディションが上がる事を期待したい。

シュート数:5-5、CK:1-5、FK:22-17  得点:なし 警告:(横浜FM)富澤、端戸 主審:飯田淳平