ACL予選対江蘇舜天0-0、雨中に林が健闘、なんとかドロー

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ACL Eグループ 3月12日(火)20:40 ベガルタ仙台0-0江蘇舜天 南京


武藤  ウイルソン
(中原)    
佐々木
(赤嶺)
ヘベルチ   梁
(太田)
ジオゴ
蜂須賀石川広大田村

サブは桜井、和田、松下、奥埜、太田、中原、赤嶺。4-3-3の布陣で、武藤、佐々木、ジオゴ、ヘベルチ、蜂須賀と一気に初先発。ジオゴアンカーか。録画で確認。

ACL2戦目、初の海外アウエーは、昨年中国リーグで初の2位、先月には中国チャンピオンの広州を破った江蘇舜天が対戦相手。ただACLでは、同じグループのFCソウルには敗れている。8人の180cm以上の選手を揃え、早いパス回しや固い守りも徹底していた。

44,000人の完全アウエー。それでもベガサポ100人のチャントもテレビでは流れていた。
雨の中、相手のスペースへの素早いパス出しや、激しい当りに決定機を再三作られるが、林の美技や守備陣の体を張った守りでしのぐ。攻撃では、前半は、ヘベルチがこねずにさばいたり、蜂須賀、武藤が仕掛けて、流れを呼び込み、時折チャンスからミドルを打つが決めきれず。

後半は、ベガルタに疲れが出てきて、間延び。ロングボールからのセカンドボールを悉く拾われ、次第に相手ペースに。途中、佐々木、ヘベルチを赤嶺、太田 に変え、ジオゴ、梁の2ボランチによる4-4-2としたが、ボランチ二人は疲労して運動量がなく、次第に相手の執拗な攻撃をクリアするだけになり、スコアレスドロー。

新しいメンバーによる4-3-3は、未完成ながら可能性を感じるものだったが、中盤を作れても、ラストパスからシュートへのイメージの共有がまだできていない。蜂須賀が裏を取られることもあるが、積極的に攻撃参加し、センターバックとのコンビを改善すれば、期待できそう。

ともあれ、ジオゴ流血、 広大、石川打撲があるが、大きな怪我は無い模様で、無失点ドローなら良しとしよう。林は神セーブ連発、ウイルソンの切れあるドリブルも復活の兆しで、土曜の柏戦勝利へつなげたい。。

前半。
現地は雨模様。大声援を受けた江蘇の動きが良く、球際で粘っては、裏へパスを通されている。ベガルタはウイルソンの動きがまずまずだが、攻撃が単発。

10分、ベガルタエリア内で、こぼれを押し込まれそうになるが、ヘッドは林がなんとか止める。直後、べべルチのミドルはバーの外。佐々木のパスを受けた武藤のロングシュートはキーパー。 12分、江蘇のヘディングシュートはバーで助かる。

15分過ぎベガルタが回す。左サイド蜂須賀が上がってクロス、中央でフリーの佐々木のシュートは枠外。これは決めたかった。20分フリーキック、コーナーのチャンスは決まらず。22分江蘇のカウンターからコーナーへ。その後、ジオゴが流血で頭に包帯。相手コーナーからのヘッドは林が押さえる。

25分ベガルタ回すがシュート無し。べべルチとウイルソンのワンツーから、ウイルソンがDFの間を、ドリブルでかいくぐりシュートもヒットせず。30分ヘベルチのロングシュート。32分、江蘇のカウンター、これは林。

40分、フリーでシュートされるが、DFなんとか体に当てコーナーに逃げる。前半終了間際にも、フリーキック2本与えるが、なんとか守って、スコアレスで前半終了。

後半。
雨が一段と激しくなる。3分、ウイルソンがロングシュート、枠外。5分、江蘇の速攻、蜂須賀裏取られ、コーナー与える。7分ベガルタエリア左角でフリーキック与える。巻いた直接シュートが枠内を襲うが、林がまたしてもセーブ。10分、江蘇がボール回す。12分、ベガルタが相手エリア左やや中央の25mフリーキックを得る。キッカー梁、直接シュート狙いで枠内もキーパー。

14分、蜂須賀が裏とられそのままシュートされるが、またまた林が股を締め、足1本でセーブ。15分、江蘇が5番から11番へ交代。直後危ないシューと受けるが、ジオゴが猛然とスライディングでクリア。コーナーに逃げる。20分にも素早い展開からグウランダーのミドルシュート受けるが、林がうまく守る。

ここで、佐々木、ヘベルチに代え赤嶺、太田の二枚替え。21分、ベガルタがようやく展開も、ワンツーで止まる。22分、江蘇のミドルシュートはホームラン。選手があちこちで滑る。27分、コーナー2本、最後は田村打つも枠外。相手エリア内で、広大?倒れる。プレーオンでドリブル前進の相手選手を、ウイルソンが怒りのカチアゲ。江蘇の選手もセットプレーでの接触か、頭の中を切っている。

その後は、セカンドボールを拾われては、左右に揺さぶられる展開。ベガルタは蹴り返すだけのクリアのみ。35分、フリーキックの折り返しで狙われる。38分江蘇のカウンター、フリーでシュート打たれる。38分、太田が右サイドから左足でのクロス、ウイルソン頭を振って狙うが、枠外。ベガルタ自陣でパスカットされ、中央からフリーで決定的シュート、林が前に出て、また止めた!

40分にも江蘇のコーナーから枠内のヘッド、武藤?がクリア。しかしこぼれを、再びグラウンダーでシュートされるが枠外。43分にも振り向き様でのシュート打たれるが、これも林が反応、弾いてコーナー。しのぐ。44分、武藤に代え中原入る。追加時間は5分間。

広大が空振りから抜かれそうになり、エリアすぐ外ファールで、フリーキックを献上。壁に当たり、コーナーへ。ヘッドは打たれるが枠外。ベガルタ疲労もあるのか、クリアだけになっている。江蘇のミドルシュート、枠外。その後ウイルソンがドリブルで持ち上がるが、クリアされる。

結局、試合はそのままスコアレスドロー。

20番の選手の曲がるフリーキック、194cmという38番の選手のヘッドには要注意。

次は4月2日にアウエーでFCソウル戦。ソウルに走ってもらえば、ベガルタとしては予選突破がしやすくなるが、直接対決では勝ち点をしっかり取っておきたい。