31節対広島0-0、チャンスに決め切れず。2試合連続スコアレスドロー

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J1 31節 2011年11月3日(木・祝)17:00 ベガルタ仙台0-0サンフレッチェ広島 ユアスタ仙台



柳沢  赤嶺
(太田)(中原) 
梁   関口

角田 富田
   (松下)
朴 広大 鎌田 菅井
   
サブは、桜井、田村、高橋義希、松下、ディエゴ、太田、中原。広島は、登録上、佐藤寿人のワントップ。李、山岸、森崎浩司、中島浩司が先発で3バック。ムジリ、トミッチ、服部はベンチスタート。

ひさしぶりに17000人越え17,215人のユアスタ。試合前までは、11月の割りに暖かい陽気だったが、陽が落ちると冷えてくる。

さて、震災被災地の子供たちをベガルタの試合に招待する企画(これまで1000名以上招待)に賛同して、オランダ在住のポール・ヘルマンさんとロータリークラブの方々から、61,730ユーロもの寄付があり、試合前にはヘルマンさんからの贈呈式が行われた。これにより、まず250名をこの試合に招待。ありがとうございます。

試合は、ベガルタ、広島共にカウンターの応酬、ワイドな展開でゆさぶり合うが、中央での守備が互いに堅く、決定機がなかなかできない。

ベガルタは、広島の早い寄せにしばしばパスカットを許す。しかし、広島もラストパスの精度を欠き、鎌田・チュソンの粘りの守備と、フリーの場面は、林の好セーブに阻まれ得点できない。

ベガルタはパス回しから、最後は梁が飛び込むチャンスが何度かあったが、いずれも、もう一歩及ばず。後半の終盤、菅井の飛び込みもDFに触られボレーは空振りと、決め切れず、2試合連続ドロー。

前節よりは、攻撃の姿勢を見せたベガルタだったが、相手の早い寄せに連携をつなげる攻撃があまり作れなかった。ACLへの道は簡単ではない。

梁が久々の先発。チョは警告累積で2試合出場停止、渡辺広大がスタメン。

前半。
開始早々、広島李のロングシュート、枠外。2分、赤嶺が右サイドから左足のミドルシュート、ヒットせず。3分、こぼれ球を拾った関口がドリブルでえぐって、クロスもつながらず。5分、鎌田がクリアミス、ボールを奪った佐藤寿人のシュートは、林の正面で助かる。危ない。6分、ミキッチがファールでイエロー。左奥30mのフリーキックのチャンス。キッカーは梁。角田が頭で合わせるが枠外。以降10分ごろまで、ベガルタはセカンドボールが拾えず、広島にボールを回される。

12分、ベガルタの左サイドを、ミキッチなどに攻められる。寿人のヘッドは枠外。13分、ベガルタが右コーナーのチャンス。ショートコーナー、戻して赤嶺のヘッドはキーパー。15分、赤嶺と梁のパス交換で、梁がエリア内侵入、しかし囲まれてシュート打てず。16分、チュソンのクロスを柳沢が落とすも、シュートまで至らず。しかし、こぼれをつないで、最後は富田のロングシュート、枠外。この辺りからベガルタも攻撃開始、攻守が激しく入れ替わる展開に。

18分、中央から広島のミドルシュートが、地を這うような強烈な弾道で、ポスト!弾かれて助かる。20分、梁が左サイドからえぐるが、中央でシュート打てず。23分、広島のコーナーキック。決まらず。その後、広島が横パスを延々とつなぐ時間。最後は李に当てて、李のスルー、これを鎌田が読んでボールを奪う。27分にも、広島に左右に揺さぶられ、最後はベガルタの左からえぐられて、ゴール近くまで侵入されるが、ぎりぎりで鎌田が止める。

29分、広島が右からシュート性のクロス。林がキャッチ。さらに攻められ、左からのクロスがベガルタゴール前を横に通過。その後、30-32分にかけては広島がボールを回す。こぼれ球への寄せが早く、ベガルタはボールを奪えない。35分、梁が右サイドから左足での放りこみ、中央に人はいるのだが、こぼれ球を詰めきれず。37分、広島が李への縦のボール、通されるが、チュソンがまとまわりついて抑える。

39分、富田にアクシデント。右足ハムストリング肉離れか?負傷退場で、松下が代わりに入り、そのままボランチ。43分、角田がロングシュート枠外。前半はあまり決定機を作れず、我慢の時間が長かったが、スコアレスで終了。

後半。
中盤省略のカウンター応酬の様相に。3分、ロングボールを柳沢がためて、中央の梁にあわせるが、間に合わず。惜しい。その広島がゴールキックから一気に前線までつないで、シュート、林が足1本で止める。コーナーを与えるが、これは守る。6分、柳沢に代わり太田が入る。8分、菅井が攻撃参加、うまく落として梁へ、ボレーシュートもヒットせず枠外。さらに太田のセンタリングに、赤嶺の落とし、こぼれたところを角田がミドルシュート、枠外。

12分、赤嶺が反転しながら、浮かせてのシュートはキーパー正面。さらにカウンターから関口がドリブルで上がってアーリークロスも、つながらない。15分のシュートもキーパー正面。17分、広島のミドルシュート、枠外。互いに焦れたのか、早目のシュートも決め切れず。19分、相手ゴール左奥.35mのフリーキック。こぼれ球をつないで、赤嶺シュートも枠外。

その後、ベガルタが左右にボールを展開。梁のクロスに角田のミドルシュート、枠外。さらに左サイド相手陣内奥のスローインからつなぐが打ち切れず、逆に広島のカウンター、フリーにされかかるが、関口が戻って守備。しかしファールを取られ、ベガルタゴール右30mのフリーキックを与える。森崎のキックはライン裏へ、林が飛び出すが触れず、なんとかクリアでコーナー。こぼれ球をシュートされるが、またまた林のセーブで死守。

27分には、広島がロングボールでつないで、裏に抜けフリーでシュート、枠外で助かる。30分、太田が相手ボールをカット、赤嶺につないで、最後は梁、打ち切れず。35分にも、ベガルタがボールを左右に振って、つなぐがシュートは打ち切れず。しかし、コーナーをゲット。角田のヘッドはヒットせず。39分、関口がドリブルで上がって、赤嶺へ。打ち切れず、キーパー。

44分、ベガルタ、カウンターから太田がえぐって、クロス。ファーから菅井がシュート、ヒットせず、キーパー。そしてロスタイムは4分間。広島のコーナー。キッカーは後半ははっていたムジリ。しかし、キックは真っ直ぐ伸びて流れる。試合終了直前、ボールをつないだベガルタ、最後は菅井がゴール前に飛び込みボレーシュートを狙うが、DFに触られ、空振りに終わる。結局、試合はそのままスコアレスドロー。

林の美技と、ミスはあっても鎌田、チュソンの粘り強い守備でゴールは許さず。攻撃では連携いまいちながらも何度かチャンスを作った。しかし、飛び込んでシュート、のようなパターンばかりで、きっちり狙い打つシュートがなかった。

バタバタはしていても攻撃しあう展開で面白い試合ではあったが、ゴールが決まらないのでは、やっぱり面白くない。

シュート数:13-13、CK:3-5、FK:14-18 得点:なし 警告:ベガルタ無し (広島)ミキッチ、水本 主審:岡部拓人