07節対川崎2-1、太田、鎌田、勝った。仙台は逆転する。

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J1 7節 4月23日(土)14:00 ベガルタ仙台2-1川崎フロンターレ 等々力

東日本大震災で中断していたJリーグがようやく再開。アウエー席2500がほぼ埋まったという等々力。フロンターレの計らいで、チャティマッチや募金や様々な震災支援企画、ありがとう。そして勝ち点3まで、本当にすいません。



赤嶺 

太田 関口
(富田)  
梁     義希
      (中島)
角田 
  
朴 鎌田 曹 菅井
     (斉藤)        
サブは、桜井、田村、マックス、斉藤、冨田、松下、中島。

登録上は3トップ。4-2-3-1か。川崎は山瀬、矢島の2トップ。稲本先発、ジュニーニョはベンチ。

横殴りの雨が降りしきる中、前半は攻め手がない、両チーム。しかし、次第に川崎にボールを回されると、36分山瀬に背後をつかれ、折り返しに田中に決められて先制許す。

後半はじめは、一進一退も、メンバーを入れ替えて4-2-3-1から4-4-2として、疲れに見える川崎に気迫でボールを奪いにいくベガルタ。天敵山瀬は交代。すると押し込んだベガルタが左サイドでキープ、27分に太田が足をつりながら、ゴールにねじ込んで同点。

そして42分には、関口が持ちこんでファールを誘いコーナー付近でのフリーキックをゲット。梁のキックは鎌田にどんぴしゃ、ヘッドで決めて逆転。最後は落ち着いて時間を使い、テクニックにある川崎から根性で勝ち点3をもぎ取った。地域とベガルタ復活ののろし。大きな勝利。

前半。
激しい雨の等々力。画面も煙る。開始早々、関口が相手キーパーのパスをカット、ドリブルも、打てず。2分、ベガルタ早くもコーナーを得るが、ライン割る。両チーム動きが硬いか。4分、ベガルタのカウンターから、太田のミドルシュート、枠外。少し落ち着くか。ベガルタの寄せは早いのだが、パスは展開できず単発攻撃。6分、川崎にボールを回されるが、最後は林。7分、関口のセンタリグが流れてゴール方向へ、わずかに外。9分、川崎の中村に、右サイドからクロスを上げられるが中央でクリア。

10分、コーナーのチャンスもシュート打てず。13分、相手ゴール右角でフリーキックのチャンス。鎌田が中央に飛び込んでヘッドも、押し出される。16分、今度は左35mからのフリーキック。赤嶺が頭で合わせるが、キーパー正面。直後、川崎のカウンター、林がおさえる。19分、川崎がベガルタ右サイドからのセンタリングに、柴崎があわせて合わせてシュート、枠外も、危ない。その後せめぎあい。

24分、関口が左サイドをドリブルで上がり、センタリングもライン割る。25分、川崎の山瀬に左サイドでワンツーを決められ、一瞬フリーでシュートされるが、枠外。危ない。28分、川崎がコーナー。中村のキック、クリア。その後、ベガルタがカウンターで速攻、関口から太田へのパス、わずかにオフサイド。しかし、徐々に川崎にボールを持たれるようになってくる。田中、山瀬と連続してえぐられ、センタリングをいれられるが、なんとかクリア。その後川崎のコーナー。シュートは打たせない。ただセカンドボールは拾われ、ベガルタ左サイドを執拗に攻められる。

33分、菅井が上がって攻撃参加、こぼれ球をミドルシュート。枠外。34分、太田がドリブルで上がり、コーナーをゲット。シュートは打てず。すると、36分、ベガルタ左サイド、山瀬にうまく背後に走られ、折り返されると、田中にダイレクトで決められ、先制許す。0-1。ここまで、相手の攻撃をなんとかしのいでいたが、ここは山瀬につり出された。すこし押され気味になり、41分、角田にイエロー。

43分、また山瀬に背後をとられて、コーナーを与える。ここは守る。そのまま前半は1点リードされて終了。前半の後半から、パスがつながらず、リズムが出ないベガルタは苦しい展開。

後半。
いきなり川崎に遠目ながらフリーキックを与える。矢島にタメを作られて展開される。ベガルタの攻め手がないと見たか、川崎はボールを持たせている感じ。中盤から前へのパスがつながらず、ヨシキを前に出すのだが、有効なパスはつぶされる。10分、ベガルタ右サイドで川崎のフリーキック。裏とられるが、オフサイド。13分、中村にミドルショート打たれるが、枠外。

14分、久々にベガルタがボールを回し、ワイドな展開。しかし、左に振ったところでパクがトラップミス。雨でスリップしたか。15分、こぼれ球をうまく太田がひろってセンタリングもつながらず。16分、義希に代えて中島が入り、赤嶺との2トップ。梁がボランチに下がり、4--4-2か。川崎はここで山瀬を下げ田坂を入れる。これは助かった。17分、菅井がドリブルで上がり、コーナーをゲット。攻め手がないので、セットプレーを活かしたい。

21分、梁から太田へとパスがつながり、クロス。最後は赤嶺?のヘッド、打ち切れず。川崎、持たせるというより、少し運動量が落ちてきたか、ベガルタが押し込む。23分、田坂?に侵入されるが、シュートは枠外。その後、ベガルタが左サイドにボールを持ち込んで、しつこい攻め。そして27分、うまくタメた赤嶺?からのパスに、中央に走りこんだ太田が足を攣りながらのシュート、相手DFに当るが、執念でゴールネットを揺らして同点。まさに魂の同点弾。太田倒れながらガッツポーズ。

これでベガルタが精神的に優位に立った。28分、田中にミドルシュート打たれるが、枠外。29分、まずチョに代わり斉藤が入り、ボランチへ。角田がセンターバックに回る。ついで、太田に代わり富田が入り、斉藤とのWボランチ、梁が前に戻る。31分、登里に侵入され、クロスを入れられるが、守る。32分、川崎は矢島に代わりジュニーニョが入り、ボールを集めて来るが。、ベガルタも二人、三人と囲む。

37分、ベガルタがコーナーをゲット。打てず。35分、ベガルタゴール中央35mで川崎のフリーキック。サインプレーはしのぐ。さらに川崎にボールを回されるが、なんとかブロック。関口も戻って守備するも、クリアが小さく、セカンドを拾われる。41分、耐えていたベガルタが、カウンター。梁から中央富田、さらに中島とつなぎ、ドリブルで攻め込み倒され、コーナー付近でフリーキックをゲット。

42分、右コーナー付近からの梁のキックは、鮮やかな弾道で、鎌田の頭に吸い込まれ、きれいなヘディングシュートが、サイドネットを突き刺した。希望への曲線は、仙台の、東北の。諦めない気持ちを乗せた逆転弾。

その後は、相手にするどく寄せてボールカット。関口が相手コーナー付近に運んで、コーナーをゲット。ショートコーナーを使って時間を使いながら、ロスタイム3分も乗り切って、見事な勝利。おめでとう。

これでアウエー2戦で勝ち点4と上々。逆転でチームの姿勢を仙台や東北のひとたちに見せることもできた。
東日本大震災から40日以上にも及ぶリーグ中断後の試合で、両チームともコンディション調整は難しかったと思う。とりわけベガルタは、練習できない期間や震災のショック、マルキの退団など厳しい条件の中で、よく川崎相手に勝つチームにまで持っていったと思う。Jリーグ各チーム、サポーターの支援協力もあった。あらためて感謝します。でも選手が、がんばったよ、本当に。

ここから復活だ。次は満員のユアスタで浦和戦。気持ちをプレーに乗せて。


シュート数:6-6、CK:7-3、FK:14-18 得点:太田吉彰、鎌田次郎 (川崎)田中 警告:角田 (相手)稲本 主審:柏原 丈二