7節対徳島1-1、何とかドロー。関口初得点。

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2008年 4月 12日(土)13:30 ベガルタ仙台1-1徳島ヴォルティス ユアスタ仙台



中島  中原
     (西山)
梁     関口
(佐藤)     
千葉  永井

田村 岡山 渡辺 菅井
  (一柳)

サブは、萩原、一柳、飛弾、佐藤、西山。木谷の怪我で渡辺が2戦連続先発。一柳が初ベンチ入り。徳島は阿部とドゥンビアの2トップ。

桜満開の仙台ではあるが、ベガルタはいまだ五分咲き。横棒様と林の攻守で、辛うじて敗戦は免れた。風がまだひんやりしているが、気温17度。日差しは初夏を思わせるユアスタ。11,013人。

前半。
開始早々、左からの梁のクロスに、中原、さらにファーの菅井が飛び込むが届かず。5分、今度は梁から中島へ、ミドルシュートは枠外。徳島の攻撃にはベガルタのチェックが早く、シュートは打たせない。渡辺の動きがいい。7分、徳島にサイドをつかれ、コーナーを与える。ニアで阿部にフリーでヘッドを許すが枠外。今日は彼のミスに何度か助けられた。さらに菅井の後ろを狙われ、またも徳島のコーナーキック。林がハンブルするも、抑える。8分には、ベガルタがかなり長い時間キープするのだが、結局ずるずる下げられて、シュート打てず。ドリブルでえぐっていく動きがほしい。10分、関口がじれてのロングシュート、枠外。田村がトラップミスでピンチで招くが、取り返して難を逃れる。

12分には永井がドリブルで侵入、最後は梁がシュートもヒットせず。15分を過ぎると、徳島は3ラインをきっちり守って、コンパクトに引き気味に来たため、ボールは保持できても、なかなか決定機が作れない。無理なロングシュートが散発。そして、春の強い日差しで気が緩んだのか、なんでもないマイボールをトラップミス、パスミスが出て、しまらない。すると20分、ドゥンビアにエリア横まで持ち込まれ、倒してフリーキックを与える。このこぼれをシュートされ、林がハンブルもなんとか抑える。その後、ベガルタがカウンター、梁から中島へつないで、シュートするもヒットせず。こぼれを千葉がミドルシュート、枠外。なかなか強いシュートが枠内に行かない。

25分、菅井に左足クロスに中央にいた田村がシュート、キーパー。30分には、中島のロングシュート。32分、関口が縦にドリブル、コーナーをゲット。サイドに流れて時間をかけるより、この動きが欲しかった。このコーナーに中原がファーでヘッド、しかしDFと交錯。37分には、渡辺、菅井でボールをカットし、攻撃につなげる。永井、中島、そして最後は中原のシュート、ヒットせず。すると逆に徳島のカウンター、クロスを2本連続で入れられるが、いずれも林がキャッチ。さらに、43分には、比較的抑えていたドゥンビアにするすると持ち込まれ、折り返しをどフリーであわせられるが、バーに救われる。これは林も動けないシュートだった。終了間際、菅井が相手ボールをカット、裏に中島抜けるがサイドからのクロスはキーパーにキャッチされる。スコアレスで前半終了。

後半。
開始早々、ゴールキックから中原の落とし、それに中島が走りこむ展開もシュートはDF。さらにこぼれをつないで、コーナーをゲット。しかしファーであわせられず。ようやくパススピードが上がってきたベガルタ。ワンツーを多用し、チャンスが出てくる。5分、徳島のカウンターにコーナーを与える。7分、梁、菅井、中島で素早くつなぎチャンスを作る。10分徳島のコーナー。13分にも徳島にゴール前でボールを回されるが、最後は林がキャッチ。14分、ドゥンビアに持ち込まれ侵入されるが、コーナーに逃げる。そして、15分、縦にドリブルで持ち込んできた永井からの横パスを、関口が鋭く振りぬくと、相手DFの足の間からゴールに決まって先制!足の怪我のせいか動きに精彩がなかった関口がこれで蘇った。

さあ、きょうこそマルチで勝ち越しだ、と思いきや、徳島もメンバーを変代えて、カウンターをしかけて来る。17分、中原に代わり西山が入る。今日も入るなり、サイド攻撃に中央から飛びこんであわせようとするが、もう一歩。ポジション取りがいい。25分、ドゥンビアに持ち込まれ、ラストパスを出されるが、コーナーに逃げる。次第に徳島の攻撃も早くなってくる。30分、ピッチ外で治療していた岡山が戻ってきたすぐ後、守備の緊張がとけたのか、クリアし切れず左右に揺さぶられると、途中出場の大島に右足で合わせられ、同点を許す


この試合まで6試合、2点以上取っていないベガルタは、相手に得点を許すと、どうしても攻撃が慌ててしまう。32分、カウンター、中島からのパスに関口シュートも枠外。ここで岡山に代わり一柳入る。中原に代わって入った西山がシュートをさかんに狙うが、もう一歩。カウンターでのチャンスも、なぜかヒットしないミドルシュートが多いベガルタに対し、35分、またまたドゥンビアに裏取られ、完全に林と1対1、決定的。しかし、これを林が体で弾いて、ゴールを死守。なんとか相手の2点目は防いだ。

ベガルタも、菅井と関口のワンツーから、最後は菅井のシュート、ヒットせず。37分には、相手のパスミスをさらって、関口から西山につなぎ、西山のシュート、入ったかと思われたが、DFに出されコーナーゲット。関口のキックに中央から広大がフリーで頭を合わせるが、バーの上。43分にも、西山のシュートは弾かれ、コーナー。しかし決められない。間延びしてきたこの時間帯には、ベガルタも押し込むのだが、いかんせんタメが作れない慌てた攻撃になり、崩しきれない。44分には梁に代わり佐藤が入る。ロスタイム4分、ほぼベガルタが攻めるのだが、シュートまでに時間がかかる。そのまま、前節に続き追いつかれドロー。

今日の場合、ベガルタがボールを保持していても、決定機は徳島の方が多かった。イージーミスもいつになく多く、この試合で分けたのは幸運なのかもしれない。渡辺広大の玉際での強さを見せた守備、関口の得点までの経過、西山のポジション取りなど、いい面もあるが、次節の勝利につなげてこそ意味がある。次ぎのアウエーでは是が非でも、勝ち点3が必要。もう一度練習から気を引き締めて。

尚、すぽるたんによると、岡山が頚椎捻挫で全治2週間とのこと。緊急事態で、来週は渡辺広大、一柳で先発になるのか。連係強化必要。

シュート数:17-10、CK:5-7、FK:10-11 得点:関口訓充 (徳島)大島 警告:なし (相手)ドゥンビア、西河 主審:野田祐樹