WE14節:マイナビ仙台レディース0-1INAC神戸、激しい攻防、あと一歩及ばず

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2021-2022 2022年3月19日13時 WEリーグ14節 マイナビ仙台レディース0-1 INAC神戸 ノエビアスタジアム神戸


白木(船木)
池尻 宮澤
(武田) 
万屋    矢形
(奥川)    
隅田 長野
(原)       
高平 市瀬 國武

松本

サブは、斎藤、西澤、奥川、原、船木、西野、武田。

INAC神戸は、GK山下、DF竹重、三宅、西川、MF守屋、阪口、成宮、中島、伊藤美紀、FW田中美南、高瀬。浜野、水野、箕輪、天野はベンチスタート。

白熱の試合も、最後に一瞬の隙を突かれ惜敗。

INAC神戸のシュート11本に対して、マイナビ仙台ディースは4本。

スタッツだけみれば、神戸の押しまくりにように思われるかもしれないが、前半は神戸、後半はマイナビ仙台Lが、相手を攻め立て、一瞬のミスも命取りになるような、白熱のゲームとなった。

マイナビ仙台Lは、前半サイドを攻められたが、球際激しく、神戸の執拗な攻撃にも粘り強く、付いていって、無失点の時間を長くした。

後半、リスクを負って前からプレスを敢行。高平や國武のCBも、果敢に攻撃参加や楔のパスを放ち、途中出場の武田も激しくボール際まで攻め、矢形も仕掛けまくり、あと一歩まで迫ったが、神戸の守備を打ち破れなかった。

それだけに、85分に相手陣でボールを奪われ、カウンターから、一瞬の隙を突かれたのは残念。とても悔しい敗戦となった。

この試合の結果、首位神戸とは、残り試合1試合多いとはいえ、残り8試合で、勝ち点差13となり、タイトルはかなり厳しくなったが、2位は射程圏内。残りは全部仕留めて、最低でも2位を固め、さらなるチャレンジに向かいたい。

試合。
神戸は、マイナビ仙台Lとミラーになるのを嫌ってから、3-5-2の布陣。マイナビ仙台Lは、今回は3-4-3に戻り、國武がCB右に。

前半。
神戸の両サイドからの仕掛けをなんとか堪える。

金髪に染めたCB高平は、同じく金髪の成宮に、かちあげブロックで一歩も引かず。ペナ内では國武が体を張る。

攻撃面は、押し込まれて、ボランチ陣が中々前を向けず、カウンターは長い距離を走ることになり、単発。

それでも8分、右サイドでつなぎ、最後は、宮澤ひなたが左足の巻いたミドルシュート、これはGK山下に阻まれる。

12分、長野から池尻、最後は上がった万屋のクロスに、白木がニアに突っ込むがGKに阻まれる。

20分神戸中嶋、27分、阪口のシュートは遠目で枠外。30分の成宮の左足ミドルシュートは、GK松本がいい位置取りで、確実にキャッチ。

マイナビ仙台Lは、宮澤が下がってきてボールを受けるようになる。

38分、矢形が詰めてドリブル前進、最後は宮澤シュートも枠外。

42分には果敢に上がった、左サイドの万屋のシュート性のクロス、これはキーパー。


後半。
頭から、マークが厳しかった隅田に替え、原を入れる。

ラインを上げ、前からプレスで、勝負に出るマイナビ仙台レディース。これが奏功して、何回か、シュートチャンスまでいく。

しかし、相手のプレッシャーもあって、ラストパスが遅れたり。また、ダイクレトで狙う余裕が無かった。

7分、相手のフリーキックをしのいで、GK松本のスローで長野につなぎ、ドリブルで抜け出しカウンター。タイミングを図って、前方の宮澤にパス。マイナビ得意のパターンだったが、オフサイド。

11分には、高平のスルーパスから、池尻が仕掛けて横パスを出す。しかしやや弱い。

13分には、左サイドでパスを受けた宮澤が、ドリブルで抜け出し、折り返しのパス。中央から原が突っ込むが、一瞬先にブロックに入られ、打てず。これが最も惜しかった。

マイナビ仙台Lはその後、19分、万屋に代え奥川を入れ、矢形が左に回る。左の矢形はいきいきと攻撃参加するが、マイナビ選手に疲れ見え、パスがずれる事も。28分には、池尻に代え武田を入れ、激しくプレスさせる。

32分、右サイドで國武からパスを受けた奥川が、ダイレクトでクロスを上げると、中央白木が突っ込むが、体を当てられシュート打てず。

37分には、左から矢形がドリブルで攻め立てるが、シュートは打てず。

38分、池尻と共に走り捲った白木に代わり、船木が入る。しかし、なかなか神戸の壁は崩せない。

⚽すると40分、右サイドで引っ掛けられ、伊藤から田中美南にスルーパスを通されると、上げたラインの裏を前進され、シュートを打たれる。

GK松本、出ていったん止めるが、こぼれを中嶋につなげられ、再び田中がシュート。これが空振りで、松本のタイミングが外されて、こぼれを押し込まれ失点。ツキ無し。

リスクを負ってラインを上げており、これはありうる場面。最後は、矢形や長野も懸命に戻ってはいたのだが、疲労困憊、詰めきれなかった。


ほぼ互角の戦いながら、最後のスタミナ、馬力の差や、早いタイミングでのシュートなど、勝利に向けての貪欲さに、わずかな差が出た。

神戸相手に、いい試合から勝つ試合にするために、あとわずかを埋める、精進を。

しかし、全員がファイトして、スリリングな、見事たえのある試合だった。

お疲れさん。次、勝とう!

シュート数: 4-11 CK:2-4  FK: 7- 12  得点:(INAC)田中美南  警告:なし  主審:小泉朝香  入場:1,357人