ルヴァン杯1節:ベガルタ仙台3-1鳥栖、ジャメーイン2、阿部得点、吉尾、照山も躍動

2019ルヴァン杯 Bグループステージ01節 2019年3月6日(水)19:30 ベガルタ仙台3-1サガン鳥栖 駅前不動産スタジアム

ジャーメイン

阿部 吉尾
(石原) 
石原崇   道渕
松下 梁
  (シマオ)
金 常田 照山
   (大岩)

サブは、川浪、永戸、シマオマテ、大岩、蜂須賀、田中渉、石原直樹。鳥栖は、FW趙、MF島屋、安在、高橋義希、松岡、樋口、高橋秀人、DFカルロブシッチ、谷口、原>、GK高丘。トーレス、金崎、豊田はベンチスタート。

全員ターノーバーで臨み、21歳以下でテクニシャンのシャドウ吉尾や、高卒ルーキーのDF照山をスタメンに投入しても、バランスが崩れず、プレスの甘い鳥栖相手とはいえ、前半から、縦横に攻撃を展開したベガルタ。

ゴール前での厚みある攻撃や、カウンターから、ジャーメインのPK含む2得点と、阿部のダメ押しゴールで3-1と今季初勝利。若手を含め大きい自信と結果を得た試合だった。

そのほかにも、松下、道渕、石原崇、そして金、常田が期待通りのプレー。関は序盤のピンチを防ぎ、ベテランの阿部がしつこくボールを追って、相手のリズムを崩せば、梁、がうまく動きながらボールをさばいて、チャンスを作った。

前半、ベガルタが風下。
鳥栖はハイプレスで来るが、慌てないベガルタ。石原崇がボール奪う。2分頃までお互いにサイドに散らす。3分、ベガルタがボールを回し出す。阿部から、ジャーメイン、収まらず。その後、ボールを奪い合う展開。照山は、詰められても、落ち着いたボール捌き。6分、ジャーメインから阿部、ファールで終了。8分、鳥栖が左からのクロス、流れる。さらに、右からのキーパー前の危険なパスは、関が弾き出す

その後、梁がすかさずカウンター、松下のクロスは、カットされる。10分、照山からライン裏へのパスで、ジャーメイン、シュート狙うが、キーパー。12分にも、照山からパス出るが、つながらず。13分、スローインから、阿部がキープしてパスを出すが、合わず。14分、ジャーメインからパスを受けた吉尾、切り返してひとりかわしてのミドルシュート、枠外。

16分、常田から石原崇、さらに阿部が折り返すが、キーパー。17分、鳥栖の義希がロングシュートで、前に出ていたGK関の頭上を狙うが、関抑える。その後、ジャーメインから吉尾、ダイレクトでシュート狙うが、キーパー正面。18分、ブルシッチのボールを、吉尾が奪うと、右足でのクロス、ジャーメインがダイレクトシュート、枠外。20分、金の攻撃参加、シュートでコーナを得る。右コーナーは吉尾が蹴る。金がニアに走り込んで足を振るが枠外。

21分、左から阿部のクロス。決めらず。22分、ジャーメインが詰めてボールを出させる。23分、鳥栖のミドルシュート枠外。25分、金から裏のジャーメインへ、オフサイド。26分、鳥栖のサイドチェンジ、流れる。ミスが目立つ鳥栖。27分、石原崇から、松下のドリブル前進、右へのパスは流れる。29分、道渕がドリブルで上がり、吉尾へ。吉尾のクロスにジャーメイン、合わず。

30分、左から侵入され、左コーナーを与える。安在が蹴る。しのいで、ベガルタがカウンター。決まらず。31分、鳥栖エリア左角奥30mでフリーキックを得る。梁の浮き球絶妙キックに、照山がなだれ込むが、抑え込まれ、打ち切れず。34分、阿部がライン際から侵入、コーナーを得る。左コーナーは梁。2本蹴るが、シュートは打てず。36分、趙が、常田に激しくチャージされ倒れる。38分、梁が中央で縦の長いスルーパス、通らず。

39分、中央40mのフリーキック。41分、石原崇が左からドリブル侵入、島屋に倒されPKゲットキッカーはジャーメイン。左ポスト直撃で、キーパーは横っ飛び、跳ね返りのボールが、ジャーメインの左足に飛んできて、慌てて蹴るが、枠外でPK失敗。ゴールはがら空だったが。

しかし、追加時間、阿部が吉尾とのワンツーで、エリア内右からシュート、ブロックされて浮いたボールを、エリア内にいた道渕がヘッド落とす。ジャーメインがゴールに背を向けてトラップ即、腰を回し込んでの反転シュート、決まって1-0先制。難しいシュートは決めた。

さらに、阿部がライン際でキープ、ファールを貰ったが、そのまま前半終了。押し込みながら得点が無かったが、最後は、ジャーメインのPK失敗帳消し、ファインゴールで、1点リードで後半へ。


後半、ベガルタが風上。
開始30秒、金まであがって攻撃参加も、シュートは打てず。1分、左奥35mでフリーキックを得る。キッカーは梁。ファールで終了。2分、鳥栖が侵入してくるが、オフサイド。3分、梁から道渕のクロス、ジャーメインがダイレクトでシュートも、枠外。さらに、道渕のクロスに、阿部が走りこんでのフリーのシュート、キーパーに弾かれる。これで左コーナーを得る。こぼれ球を吉尾がシュートを狙うが、松岡と交錯。両者立ち上がる。

5分、鳥栖のサイドチェンジ、阿部が戻って守備。しかし、その後島屋にフリーでクロスを入れられるが、クリア。ベガルタがカウンター、吉尾と道渕でつなぎ、最後は道渕が右45度からシュート、枠外。8分、形が作れない鳥栖は樋口に代え、金崎を入れる。11分、鳥栖がロングスロー、島屋がクロスも流れる。

12分、鳥栖が押し始める。中盤にスペースができている。鳥栖、こぼれ球を安在がシュートするが、照山がブロック。これで、鳥栖が右コーナー。こぼれ球は関抑える。14分、照山からジャーメインのパスはオフサイド。その後、ゴール前に趙に走りこまれるが、関抑える。16分、島屋のクロスに安在シュート、関弾く。鳥栖の右コーナー。こぼれを鳥栖がシュートするが、オフサイド。

17分、ようやくベガルタも、鳥栖ゴール前で阿部がキープも、パスミス。18分、ベガルタは照山に代え大岩を入れて、そのまま右。金崎対策か。20分、鳥栖が裏へのパスを出すが、通らず。21分、ベガルタがカウンター、ドリブルからシュート2本も入らず。23分、鳥栖は趙に代え、トーレスを入れる。24分、鳥栖が、ベガルタエリア左奥35mライン際でのフリーキック。関がパンチング。

その後、ベガルタがカウンター、梁のパスにジャーメインがエリア内侵入、キーパー触って倒したとの判定で、またもPKゲット。これもジャーメインが蹴るが、今度はど真ん中に蹴って決まり、2-0。ジャーメイン今日マルチ。少し鳥栖にも流れが来ていたので、いい時間帯。26分、今日は、チャンスメークやフリーキックで冴えを見せた梁が、お役御免で、シマオマテに交代。

シマオ早速、トーレスの前に体を投げ出し、止める。重そうw28分、鳥栖に連続シュート打たれ、左コーナーを与える。トレースにフリーでヘッド打たれるが枠外。危なかった。30分、松下から吉尾、クロスを入れる。コーナーを得る。右コーナーは吉尾が蹴る。左サイドでボールをキープしたジャーメインが、右へのクロス、吉尾が、ダイレクトで狙うが、触られ枠外。これでコーナーを得るが、決まらず。

32分、金崎が交錯プレーで切れる。両チームもみ合うが、互いに収める。33分松下ドリブルも、疲れたかミス。34分、鳥栖、原のロングスロー、高橋秀がシュートも枠外。37分、鳥栖が右コーナー。安在のキック、トーレスの陰でフリーの谷口に、ダイビンヘッドで決められる。2-1

38分、ベガルタのカウンターで、阿部が裏にパスを出すが、合わず。39分、トーレス倒れるがノーファール。40分、ベガルタカウンター、金からのパスをジャーメインがスルー、パスを受けた阿部がドリブル前進、ひとりかわして、寄せるキーパーをかわす、チップキックのシュートを決め、3-1。トドメ。鳥栖の希望を打ち砕く得点。

42分、動き回って攻守に活躍した阿部に代わり、石原先生が入る。クローザーか。その後、鳥栖の右コーナー。さらに左コーナー、いずれもクリア。44分、鳥栖エリア左角30mで、フリーキックのチャンス。キッカーは吉尾。シュートはバーの上。追加時間は5分間。ジャーメインと吉尾で相手の裏を狙う。さらにジャーメインがボールをキープ。道渕もうまく時間を使って、試合終了。


鳥栖が、守備の取どころが定まらないところを、吉尾、阿部が間に入ったり、松下や梁もドリブルで走りこんだりして、攪乱した。吉尾、阿部とドリブルで持ち込むことができ、相手がラインを上げれば、ジャーメインを走らせるといった様々な攻撃と、ベガルタのCBが、相手としっかり対峙しながらパス出しや、攻撃参加を見せて、前半は、やりたい放題だった。

後半、疲れもあり、中盤が空いてくると、金崎、トーレス収められ、チャンスを作られたが、島尾の守備でスローダウンさせ、鳥栖のその二人以外の選手にミスもあり、阿部の追加点で勝負を決めた。

初出場の各選手が持ち味を出して、自信を深めたのは収穫大。ただ、選手自身もこの程度では、満足していないだろうし、もっと厳しく、チャンスを決め切り、セットプレーの守備も抑えきる、今後としてもらいたい。

チームとしては、今後に向けては、手ごたえ十分。勝ち癖をつけて、神戸のスター軍団に一泡吹かせてもらいたい。

シュート数:14-6 CK:6-7 FK:16-19 得点:ジャーメイン良2(PK1)、阿部拓馬 (鳥栖)谷口 警告:道渕 (鳥栖)島屋 主審:池内明彦  入場:5,436人