J2・J3百年構想リーグ 第9節 4月4日 (土)14:03 ベガルタ仙台 2-2(PK8-7)ザスパ群馬 ユアテックスタジアム仙台
岩渕 心
(荒木)(安野)
五十嵐 相良 鎌田 髙田
(武田)(工藤) .
松井
マテウス 井上 奥山
(菅田)
林
奥山初スタメン、堀田、西丸、横山ベンチ入り
サブは、堀田、菅田、武田、工藤蒼、横山、西丸、荒木、梅木、安野。
群馬は、GK近藤、DF野瀬、大畑、神垣、MF西村、藤村、百田、下川、FW小西、中島大嘉、モハマド ファルザン佐名。で出間、松本、瀬畠、田頭は、ベンチスタート。
4試合目のPK戦勝利、9連勝

曇り空だが、気温が上がってきたユアスタ。この日、仙台はさくらの満開宣言が出た。
しかし、キックオフの頃から降りだした雨は、次第に強さを増し、後半になると強い雨になってきた。嵐になるとの予報が当たったようだ。
対戦相手の群馬は、長身の中島ワントップで、3-4-2-1でラインを上げ、背後はキーパーが、かなり前に出て守る。
試合は、イエロー5枚の群馬の激しいチャージ、前から後からのプレスにやや押され、左サイドを突かれ、前半で失点するも、FKから、前半の内に五十嵐のゴールで追いつく。
同点となってからは、スペースもできて、ベガルタもチャンスが作れた。
後半早々には、小林心-岩渕の新ホットラインがつながって、岩渕がゴールと、逆転に成功。
勝ち点3は貰った、と思ったところで、好事魔多し。
24分から、心に代わって入った安野が、球際の入れ代わりで笛を吹かれ、ボールを蹴り出し、イエロー1枚目。さらに主審に対して「皮肉の拍手」で即2枚目で、退場。
勝利ムードを萎ませる10人となったが、菅田、武田、工藤蒼を投入し、5-3-1で逃げ切りを図る。
しかし、終了間際に2点目を決められPK戦へ。
PK戦は、武田が枠内を止められたが、またしても守護神林が、止め返し、最後は群馬の選手がふかして、8-7で4戦目のPK勝ち。勝ち点2と賞金100万円をゲット、首位をキープして、前半戦を終えた。
2得点の連係は完璧
いろいろあったゲームだが、2つの得点は、いずれも、今期これまでで最高の連係からの得点だった。
前半31分の同点弾は、群馬陣、右ライン際35mのフリーキック。鎌田のキックは、ファーサイド、ゴール左のマテウスにどんぴしゃで、これをマテウスが高い打点のヘッドで右大外まで飛ばし、詰めていた五十嵐がインサイドで決めた。
前半の内に追いついて、チームも活性化。
1-1で迎えた後半7分には、CB井上の縦パスを、中央で相良がヒール、受けた小林心が、DFと競りながら、右サイドからポスト左へ絶妙のパス。これを、詰めていた岩渕が確実に押し込んでゴール!逆転。
ここまでは、失点を跳ね返し、前半で追いつき、後半初めで逆転に成功といい流れ。
攻撃では、持ち味を出した完璧な試合運びだった。
もう1点欲しかった
たらればになるが、2得点以外も、決定機があり、ひとつでも決まっていれば、試合の様相も変わったかもしれない。
前半では、0-1の27分に、キーパーが前に出てきたところで、ボールを奪い、小林心が、がら空きのゴールに向けて、ロングシュート。天井。
また、1-1となった直後の32分にも、やはりキーパーが前に出たところをボールを奪って、相良がロングシュート、これもわずかに外。
2-1の後半12分にも、鎌田の左コーナーキックから、走り込んで来た髙田の高いヘッドがどんぴしゃだったが、これも枠外。
どれか一つでも決まっていたら、10人でも勝てたかもしれない。

1失点目は連携不足か
この日の群馬は、ベガルタの左サイド裏のスペースを執拗に突いてきた。
ロングボールで背後を突いたり、中央を小柄のレフティ下川がドリブルでするすると上がったりしながら、最終の目的地は、左サイド裏。
前半20分に許した群馬の先制点は、左サイドでつながれ、マテウスが前に出たところでかわされ、シュートを中央で奥山が小さく弾いたが、こぼれを下川に押し込まれた。
また、中央で中島が気になるのか、マテウスが中寄りになると、五十嵐が上がった裏にスペースができ、常に大外で張っている小西が、ボールを待っているのだが、そこに、簡単につながれ、何度もファーにクロスを送られた。
アンカー、IHの仕事なのか、CBとWBの距離感なのか、この辺の連係は、修正を図って欲しいところ。
マテウスが攻守の制空権、自陣からの高速フィードの起点となって、欠かせない存在になってきているだけに、左WBらとの連携アップで、よりチーム力をアップして欲しい。
2失点目は、集中切れ?
後半45分の2失点目は、10人となって、ベガルタのBOX左で、五十嵐が倒れた事により、群馬のドロップボールとなったとき、エアポケットの様に集中が切れ、右サイドの裏でフリーの田頭に、ピンポイントのクロスを通され、ダイレクトで決められてしまった。
10人となったせいかもしれないが、BOX内に人数はいて、しっかりと詰めていれば、防げてたような気もする。
この試合、キックオフから、雨のせいか、激しい群馬のチャージで、群馬だけでイエロー5枚と、頻繁に試合が止まったせいか、何かベガルタの方も、ふわっとした時間が時々見られた。
枠内シュートをしっかり止めていたGK林も、プレスへの対応で詰められたり、キックをカットされそうになったりと、けっこう危なっかしい場面もあったりと、いつもと様子が違った。
リードした後、後半のコントロールを
この試合に限らず、よく言われているのが、リードした後の落ち着かせ方。
特に、この大会では、後半に若手を入れて試す仕様なので、メンバーを変えても、その時の状況に応じて、ボールを落ち着かせる時間帯を作りたいが、その共通認識をどうやって持たせるか。
また、リード後、後半のゲームコントロールを誰が担い、どのように他の選手に伝えるのか、この辺をはっきりさせて、毎度ばたばたしない後半にして欲しいものである。
安野は、今何をすべきかを考えて
出るなり自滅のイエロー2枚退場で、森山監督の激怒を買った安野。
はっきりしているのは、所属チームはもとより、これから年代別代表、フル代表、海外が目標と言う時、自分、チームにプラスでない行動を、瞬間的に取ってしまう選手は、使われない、ということ。
ボールコントロールが、もうひとつ決まらないとしたら、精神的なコントロールが足りないせいとは思わないか?
体をぶつけあうスポーツで、怒ったフリならともかく、本当に見境なく怒ってしまうのは、目標を遠ざける。
上を目指せるポテンシャルがあっても、そんな事で目標に届かないのはつまらない。
今、自分を高めるために必要な事を、目標から逆算し、まず何をすべきか分かるはずだ。
それと、どんなに分かりずらくても、ルールはしっかり覚えて欲しい(俺も知らなかったけどw)。
競技規則に、リスペクトを欠く行動として、皮肉な拍手は、反スポーツ行為で警告と例示されている。
「警告となる反則は、次のとおりである(ただし、これらに限らない)」
(中略)
・審判員に対するリスペクトを明らかに欠いた行動をとる(皮肉な拍手などで)。
これをやってしまっては、笛の直後、血相を変えてボールを蹴り出した、遅延行為と合わせ、レッドとなるのは明らか。
カッとなって、ボール際のプレーで、ファールを取られたのかと思ったのかもしれないが、一度頭を冷やして、何故レッドだったのか、笛がなった後は、どう対処すべきだったのか、松井が何故叱ってくれたのかを、考えて欲しい。
そして、同じ事を繰り返さないように、「アンガーコントロール」も調べて欲しい。
森山監督は、厳しい事を言っているが、今後、真摯に練習に向き合い、スタッフの指示に耳を傾け、しっかりと、自分以外もリスペクトできる事を示せば、またチャンスをくれるはず。
何事も、自分次第である。
前半
⚽20分、群馬、下川のゴールで0-1。
27分、群馬、西村にイエロー。
⚽31分、ベガルタ、鎌田のFKから、マテウスが頭で折り返し、ファーサイドの五十嵐がボレーで合わせ1-1。
38分、群馬、近藤にイエロー。
44分、群馬、野瀬にイエロー。
前半のシュートは、ベガルタ、群馬とも7本。
後半
⚽7分、小林心がDFと競りながら、ファーのポスト際にパスを送ると、岩渕が詰めて2-1と逆転。
17分、群馬、藤村にイエロー。
19分、群馬、MF西村に代え瀬畠、FWモハマドファルザン佐名に代え、DF田頭が入る。
21分、群馬。中島のイエロー。
24分、ベガルタ、小林心に代え安野、岩渕に代え荒木が入る。
28分、安野がファールと審判に対する侮辱でイエロー2枚で退場。ベガルタ10人。5-3-1へ。
33分、ベガルタ、奥山に代え菅田、相良に代え武田が入る。
群馬、MF下川に代えFW松本、MF藤村に代え安達が入る。
38分、群馬、DF神垣に代え、FW出間が入る。
42分、ベガルタ、鎌田に代え工藤蒼生が入る。
⚽45分、群馬、FKからDF田頭のゴールで、2-2。
後半のシュートは、ベガルタ、群馬とも3本。
PK戦
群馬7 ベガルタ8
○中島 菅田○
○田頭 武田×
○安達 五十嵐○
×百田 髙田○
○出間 荒木○
○松本 松井○
○小西 工藤蒼○
○近藤 マテウス モラエス○
×野瀬 井上○

百田のPKをストップしたGK林。蹴ったところだけどw
シュート数:10-10 PK戦8-7 CK:3-2 FK:16-10 得点:五十嵐聖己、岩渕弘人 (群馬)下川太陽、田頭亮太 警告:安野2=退場 (群馬)西村、近藤、野瀬、藤村、中島 主審:俵元希 入場:12,115人