2025 J2 01節 2月15日(土)14時03分 ベガルタ仙台 1- 0サガン鳥栖 駅前不動産スタジアム
荒木 宮崎
(エロン)
相良 郷家
(情滋)(マテウス)
鎌田 工藤
(石尾)
奥山 菅田 井上 真瀬
林
真瀬がナイスクロスでアシスト
サブは、梅田、マテウスモラエス、石尾、武田、有田、名願、オナイウ情滋、エロン、梅木。
鳥栖は、GKヤンハンビン、DF今津、小川、森下、安藤、MF新井、櫻井、西矢、西澤、ヴィキンタススリヴカ、FW山田寛人。酒井、ジョー、堀米は、ベンチスタート
開幕の固さの中、勝ち切る
2025J2初戦、J1から降格した鳥栖と、アウエーでの試合。
19人もメンバーが変わり、監督も交代した鳥栖。
中島、中山と、得点源の選手の移籍で、攻撃の再構築が求められるベガルタ仙台。
仙台から遠く九州の西にベガサポが結構集結、苦しい試合を後押し。車で0泊往復みたいな猛者もいた模様w。
試合は、両チーム、開幕の緊張感と、連係未完成の中、良さも出しながら、プレーの精度にばらつきがあがり、ミスやコンディション不良の選手も散見して、ところどころギクシャク感がみられる試合となった。
そんな中でも、ベガルタは、鳥栖の後半の連続攻撃を、昨年から引き継ぐ守備の徹底でしのぎ、後半36分に「戦術真瀬」を貫徹させ、キャプテン郷家の鮮やかなヘッドで先制。
終盤は、郷家や鎌田を下げ、石尾、マテウスを投入、奥山ボランチの5バックで固め、そのまま逃げ切って、1-0の粘り勝ち。7年振りの開幕勝利で、今後にはずみをつけた。

予想外の鎌田がスタメン、調子は上々
大方の予想が、ボランチ武田がスタメンで、彼中心の展開になるでは、とされていた中、鎌田がボランチでスタメン。ほぼフル出場。
キャンプには出遅れたが、この試合の出来を見る限り、確かに使いたくなる状態の良さで、得意の展開力だけでなく、中盤での危険地帯をファール覚悟で止めたりと、前半では、良さが出ていた。
特に前半13分、中央で素早く、宮崎に出した浮き球パスは、宮崎のシュートにつながり、中央の攻撃を増やすというチームの目標と、宮崎自身に、「やれる感」をもたらしたのではないか。
後半は疲れたのか、味方との呼吸が合わないところもあったが、総じて、パフォーマンスは良く、ボランチ陣で、いい競争ができそうで、大きな収穫。
宮崎の高さ・ポストプレー、詩音の守備、フィードもOK
栃木から新加入のFW宮崎は、ピッチを考えての指示との事で、ロングボールを集める作戦の中、高さと納めでがっちり起点になっていた。
久々にベガルタに現れた、ポストを任せられる、期待通りの選手。
さらに、前半は、少ないチャンスの中でも、中央、右からとシュートも放っており、これから攻撃の核になりそう。
CBの井上詩音は、菅田と共に鳥栖の猛攻に対処、ハイボールに強く、ロングフィードも精度が高い。
菅田とのコンビもまずまずで、これまた、守備の中心になりそう。
「戦術真瀬」から郷家の決勝ゴールに
前半、鳥栖がスリヴカ、ベガルタは荒木と、共に決定機を逃し、互角の展開かと思われたが、後半は、鳥栖のプレッシャーの前に、ベガルタは、アバウトなロングボール一辺倒の反撃で、ボールをつなげなくなった。
後半は、頭から守備に追われ、攻撃の糸目がないと思われたが、後半36分、荒木に代わって入ったエロンが、菅田のロングボールを、中央でねばってキープ。
これを宮崎が、素早く右に振ると、戻り切れない鳥栖の背後を、スタミナ無尽蔵の真瀬が、一気にフリーで駆け上がり、郷家へのドンピシャ・クロス。
エロンの背後で、フリーの郷家が、狙いすましたヘッドで、キーパーが1歩も動けないゴール!
開幕初戦から、「戦術真瀬」が炸裂して、キャプテンGOKEが決め切るという、チームにとって最良の決勝点となった。
強敵スリヴカを守備陣で何とか防ぐ
それにしても、鳥栖のスリヴカは、やっかいだった。
高さとスピードを備え、運動量豊富に、嫌なところに出て来て、パス出しやシュートまで持ち込んでしまう。
ベガルタの守備陣が、ぎりぎり寄せてシュートコースは限定、決定的な枠内シュート1本は、林が止めたが、危ないシュートを3-4本打たれた。
今後、絶好調でチーム内連携も高まると、無双状態になる感もある。
あと、鳥栖でいえば、清水から移籍即主将の西澤がいまいち。らしからぬキックミスが多く、コンデションの問題があったのだろう。
今の時期に当たっておいてよかったw
前半林の好セーブ、後半エロン投入が流れを変える
決勝点は、後半36分の真瀬-郷家であったが、それまで、鳥栖に押され気味の展開の中で、流れを完全に鳥栖に渡さなかったのは、守護神林の好セーブと、後半のエロン投入があった。
とりわけ前半23分に、DFの背後を山田寛人に突かれ、キープされ、カバーの井上の裏のスペースに出された時は、スリヴカがどフリー。
やられたと思ったが、GK林が絶妙なタイミングで足を広げてブロック、シュートは枠外へ。
なかなか攻撃の糸口がつかめず、鳥栖に、流れが完全にいきそうなところでのビックプレー。
もう一つのポイントは、後半18分に、荒木に代わり入ったエロン。
エロンは好調で、宮崎に加わる形で、ボールの納めや前プレスで、勢いを増す鳥栖の攻撃を、中断させる役割を果たした。
そして、後半36分の郷家のゴールへの起点にもなっていた。
要所で奥山が相手の流れを阻止
初戦の固さや、ボールが走らないピッチ、鳥栖の守備の強度のせいもあったのか、ベガルタには、マイボールのパスミスが多く、自らチャンスを逃して、長い時間、守備で耐えることが続いた。
そんな中、ベテランの奥山が、左サイドで、相手のキャプテン西澤に守り勝ったり、機を見て、一気に上がり、攻撃参加、コーナーのこぼれを枠内ミドルで狙うなど、傾きかけた流れを留める燻し銀のプレー。
地味だが、GK林やエロンと共に、勝利に大きく貢献していたと思う。
荒木、相良は、次に期待
さて、新戦力で非常に期待の高かった荒木だが、キャンプ疲れなのかどうが、本来の動きのキレがいまいち。また、相良とのコンビも途上で、相手の圧の中、中々、思うような動きではなかったと思う。
それでも、前半39分には、右から真瀬のヘッドの折返しを、ダイレクトでシュート、バーに当たる惜しいプレー。
調子が万全なら、相手にとって、嫌な選手になるはずで、次は状態を上げて暴れて欲しい。
相良の方も、がっつり守られて、中々潜り込めず、本来のプレーは出せずじまい。
彼も、コンディション上がれば、キレで抜いていける選手のはずなので、次に期待したい。
鳥栖に真瀬裏を、再三突かれる
当然、ベガルタの「戦術真瀬」は、去年からのデータなどで、鳥栖側に当然研究されているだろう。
試合開始直後から、ベガルタ右サイド、真瀬が上がった背後、中に寄せた時の大外を、鳥栖の新井に、徹底的に突かれ、何本も危ないクロスを上げられた。
NHK仙台の解説で、遠藤氏も言っていたようだが、大胆な上がりをやった後、あるいは途中でカットされた時の戻り、カバーの体制は、十分に詰めておく必要がありそう。
ストロングポイントを活かすためにも、何等かの対策を次の試合から、見せて欲しい。
笛のが少なくなったJリーグ
余談だが、プレイタイムを増やすとのJリーグの方針で、この試合も、他のJ2の試合を見ても、審判があまり笛を吹かず、プレイオンが増えた。
以前なら、ファールアピールでころがったり、仲間が集まったりして、流れを代えたり、「しゃべる」時間も多々もあったが、今はそれをやると、プレーに置いておかれる。
チャージされて痛い選手はしょうがないが、これまで以上に、他の選手は、笛が拭かれるまで、プレーを止めずに、集中していかないと、不利になる。
この試合、ベガルタも、二、三の選手が、中盤で、以前だったらファールぎりぎりのようなチャージで、相手の攻撃を阻止する場面もあり、対策している感があるが、「ギリギリのプレー」の模索は、当分続きそう。
前半
前半のシュートは、ベガルタ、鳥栖、共に2本。
後半
鳥栖、DF今津に代え井上が入る。
18分、ベガルタ、荒木に代えエロン入る。
23分、鳥栖、西澤に代わり堀米入る。
⚽26分、ベガルタ、郷家がゴール、1-0。
35分、鳥栖、新井に代え酒井、森下に代え上原が入る。
ベガルタも、宮崎に代え梅木、相良に代えオナイウ情滋が入る。
41分、鳥栖、FW山が寛人に代わりジョーが入る。
ベガルタも郷家に代えマテウスモラエス、鎌田に代え石尾が入る。
後半のシュートはベガルタ4本、鳥栖5本。
シュート数: 6-7 CK:4-7 FK:9-14 得点:郷家友太 警告:なし 主審:上原直人 入場:11,610人
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