10節:ベガルタ仙台2-2横浜FC、CKから西村、吉野ゴールで2点差追いつくも、未勝利続く

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2021J1 10節 4月17日(土)14:00 ベガルタ仙台2-2横浜FC ニッパツ三ッ沢


赤﨑 西村
(皆川)   
氣田   加藤
(蜂須賀)(マル)
松下 上原
   (アピ)
石原 平岡 吉野 真瀬
(オッティ)     
ヤクブ スウォビィク

スタメン、前節同じ。サブは、小畑、蜂須賀、アピアタウィア 久、富田、皆川、マルティノス、エマヌエルオッテイ。オッテイが早速、初ベンチ入り。

横浜FCは、GK南、DF前嶋、伊野波、田代、袴田、MF小川、瀬古、斎藤、松尾、FWジャーメイン良、渡邉千真。クレーベ、伊藤翔、六反はベンチスタート。

またも前半の早い時間に、CKから失点する苦しい展開。さらに後半の早い時間に追加を許し2点差となったが、37分に西村、AT1分には吉野がともにCKから決めて、何とか勝ち点1はもぎ取った。

雨のニッパツ。

時折激しく降るコンディション、コントロールしずらい状況で、互いにミスが出る。

いかにボールを我が物にするかの争いだったが、後半2点先行するまでは横浜FC、その後ベガルタが、蜂須賀に加え、マルティノス、オッティを投入してからは、ベガルタの方が少し上回った感じ。

両チーム共、現時点で、勝ち点3が取れる確率の高かった試合で、ドローどまりだったので、他チームを喜ばす、両者敗者ともいえる状況。それでも、今できる勝ち点1を、なんとか、もぎ取ったのを、次につなげたい。

ベガルタの中では、ようやく西村に初日が出たのは、喜ばしい。

コーナーからのヘッドであるが、しっかり高く飛んで叩きつけた。ここから連発していってほしい。
ただ、赤﨑とのコンビは良くはなってるが、まだ、少しズレがある。当面のこの二人で押して、連携を高めていってほしい。

そして、マルティノスは、ベガルタでただひとり、スリッピーなピッチでも、ボールをワントラップで収め、精度の高いクロスを放りこめるし、計算できる力が、確かにある。

何かとムラッ気があって扱いにくいが、いかに集中させていくか。スタッフの腕次第だろう。乗ってくれば、相手にとって怖い存在になるはず。

初出場のオッティは、まだ顔見世的時間しか出ていないが、下半身が安定していてキープできるので、連携の深まりと共に、攻撃の幅は広がりそう。どんどん使って欲しい。


さて、試合の方は、前半、スリッピーなピッチでチャンスを逃し、乗れないベガルタに対して、16分、横浜FCコーナーから、またしても、マークが外れて、どフリーから、袴田に決められ、先制許す。

マンマークの守備は、数試合ずーっと課題。無失点だった前節も、実はチアゴ マルチンスに、ドフリーでヘッドを許していて、ミスに救われている。いつ、この課題を修正をするのか?勝敗の鍵となるだけに、早急な改善が必要。

前半は、赤﨑にヘディングでのチャンスが2回あったが、寄せられて枠内に行かなかった。フリーで飛び込めるようなボールでないと、難しいだろう。

後半は、氣田に代え蜂須賀入り左SB。
石原がひとつ前に出て、前半やられていた、左サイドの相手の攻撃は減じた。さらに11分で、石原に代えオッティ、加藤に代えマルティノスを入れ、左右の推進力をアップ。右コーナーからの、マルティノスの速いキックも有効。

しかし、雨でマイボールを失う事もしばし。22分に、横浜FCのカウンター、右から精度の高いクロスを、ラインの裏側に、ドンピシャで合され、0-2。アウエーで絶望的、かと思われた。

これが勝負の綾。2点リードで守りに入った横浜FCに対し、ボールを保持、細かく回して、次第にチャンスを作れるようになる。

30分には、左コーナーから西村の惜しいヘッド、32分には松下からのスルーパスに赤﨑のシュートと、打ちまくる。すると36分、上原の左コーナーを、西村が、中央から高い打点でたたきつけ1-2。危険なスコアに持ち込んだ。

さらに、39分、赤﨑に代え皆川、44分、上原に代えアピと、パワープレーに出るベガルタ。

すると、AT1分、またもマルティノスの左コーナーキックから、西村のヘッドのこぼれ、キーパー弾くところ、吉野がアウトサイドで押し込んで、2-2と土壇場で追いついた。

一時はオフサイドの旗が上がったが、VARで文句なくゴール。VAR、そんなに悪くないヨw

さらに長いATで、最後は蜂須賀のクロスに、皆川のヘッド、態勢が厳しく枠外。勝ち点3まではならず。


粘りを見せて、勝ち点1は得たとはいえ、リーグ戦9戦勝ち無し、勝ち点3は、瀬戸際にあることに違いない。聖域無しに、調子のいい選手、戦うことのできる選手を、優先して使わないといけないだろう。

「勝たなきゃプロじゃない。」(財前宣之)

シュート数: 14-8 CK: 7-3 FK: 9-8 得点:西村拓真、吉野恭平 (横浜FC)袴田、齋藤功佑  警告:赤﨑 (横浜FC)瀬古  主審:荒木友輔  VAR:松尾 一 入場:2,997人