03節対G大阪0-0、まずは勝点1、半歩前進

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J1 2014年3月15日(土)17:00 ベガルタ仙台0-0ガンバ大阪 ユアスタ仙台



ウイルソン
 
武藤 梁 太田
  (赤嶺)(マイキー
鎌田 富田
   
二見 石川 広大 菅井
    

武藤が2列目でスタメンに入った。サブは新加入のGKヴコヴィッチ、石川大徳、武井、佐々木、マグリンチィ、赤嶺、柳沢。G大阪は、倉田、佐藤の2トップ。遠藤、今野、加地スタメン。リンス、明神はベンチスタート。宇佐美は怪我でいない。

ベガルタは前2試合の反省を踏まえ、ラインを維持し、コンパクトな布陣を続け、8本のオフサイドを取った。自陣で詰められても、カバーにすぐついて、二人で守る守備を徹底、相手のライン裏のボールやサイドの上がりにも良くついて、シュートは1本に抑えた。

一方攻撃では、

ウイルソンひとりぼっちが少し解消、武藤がかき回したり、エリア内に入って多少チャンスが増えた。ボランチ起用の鎌田の攻撃参加、富田の惜しいミドルもあった。さらに後半は前からプレスで、ゴール前に迫ったが、相手DFの壁を破れず。

ようやく春めいてきた仙台。それでも陽が沈むとしんしんと冷えてくる。遠藤、今野の代表組がいるG大阪との対戦にしては、少し寂しい13,380人。

前半。
開始2分、鎌田が粘ってフリーキックをゲット。G大阪エリア左角25m。これは決まらず。こぼれを富田が左からクロスもオーバー。3分、右コーナーキックのチャンス。決まらず。その後、G大阪のカウンター、縦のスルーパスをいられるが、流れる。ベガルタ、今日はラインを高く維持し、コンパクトな滑り出し。距離感がよくなったので、パスのリズムもいい。7分、G大阪に回され、左右からクロスを入れられるが、クリア。

その後中盤での蹴りあい。互いにコンパクトなエリアで、なかなか抜け出せない。11分、左サイドからクロスをいれられるが、関が抑える。すぐカウンター、ウイルソンがドリブルで上がるが、阻まれスローインに。14分、武藤と二見のパス交換からクロスも、もう一歩。15分、中央で武藤がポストプレー、スルーパスに太田がサイドに走りこむが、決まらず。17分、G大阪のカウンター、クロスからヘッド合わせられるが、枠外。

18分、梁が相手ボールを奪って、自分で持込み、中央からのミドルシュート、枠外。19分、こぼれ球を拾ってウイルソンが持ち上がるが、シュートまでは行けず。その後G大阪に回されるが、ベガルタも出足良く詰めて、複数でカバーしながらボールを奪う。24分。左サイドに回った太田のクロスに、上がってきた菅井のヘッド、キーパー。今日は単発だが、シュートが出ている。

27分、ベガルタが回して、菅井への展開、しかしクロスの精度がいまいち。そのあと、G大阪が速攻してくるが、クロスボールは関が抑える。その後、中盤のパスカット応酬が続く。33分、武藤が粘ってキープし、攻撃にいくが、ラストパスがいまいち。39分、左コーナーを得るが、決まらず、カウンターを受ける。これはクリア。

42分、ベガルタが相手陣でボールを回して、最後はアーク付近でフリーキックをゲット。22m。絶好の位置。ウイルソンがボールを置いて蹴りたがる。しかし、ここは梁が、と思ったらフェイクで、ウイルソンが右隅を狙うが、枠外。惜しい。その後、G大阪に攻められ、クロスを入れられるが、太田がクリア。結局、前半は様子見のような展開でスコアレスで終了。

後半。
ベガルタは勝に行くために、前からプレスを始める。3分にはウイルソン、武藤と連続シュート、ことごとくDFに弾かれる。4分には攻撃参加の富田が左サイドでフリー、強烈なミドルシュートを枠内に放つが、キーパーに弾かれる。惜しい。コーナーを得るが、これもクリアされる。その後は、またパスカット応酬に。

8分、前からプレスで詰めて、コーナーをゲット。左コーナーからウイルソンのヘッド、ヒットせず。11分、ベガルタが押し込み、相手陣奥左でのスローインをゲット。となると、二見のロングスロー。こぼれたところを、中央からウイルソンのミドル、ふかす。13分、今度はG大阪のコーナー。これも守る。15分には、ベガルタがカウンター、二見のクロスにウイルソンのヘッド、合わず。

17分、フリーキックからつないで、武藤のシュート、決まらず。18分、太田に代えマグリンチィを入れ、そのまま右サイドへ。左サイドでは、二見が上がり、ウイルソンにつないで、中央へ切れ込んでのシュート。その後、G大阪も佐藤に代えリンス、大森に代え米倉を入れる2枚代え。G大阪はリンスを背後に走らせようとするが、ベガルタも良くついていく。

21分、カウンターからウイルソンが左からのシュート、ふかす。その後、互いに間延びで、ベガルタもラインの背後をしばしばつかれるが、ひとりがついて、カバーも戻り、シュートを打たせない。30分、広大からのスルーパスに武藤がシュート、跳ね返ったとところを、ウイルソンが再びシュート、コーナーを得る。このコーナーキックは広大が頭でたたきつけるが、キーパー正面。31分、ゴールライン際までえぐられるが、なんとかしのぐ。32分にも、えぐられてゴール前を横切るパス、しかしシュートは打たせず。しかし危なかった。

34分、自陣のフリーキックで離れない相手を押して、二見にイエロー。これは無駄。35分、その二見が相手陣の浅いところからのロングスロー。低く飛ばして、足ですらせる新戦法。決まらず。38分、G大阪に、リンスへの中央のスルーパス通されるが、シュートはふかしてくれて助かる。40分、ベガルタが左コーナーのチャンス、決まらず。

42分、梁に代え赤嶺入り、4-4-2か。もう少し時間が欲しいところ、その後、武藤が粘ってコーナーを得るが、決まらず。追加時間は4分。相手陣で回しての鎌田のダイクレトシュート枠外。最後のカウンターからウイルソンがドリブルで持ち込んで、そのままシュートするが枠外。スコアレスドロー。

結局11本シュートを放ち、相手のシュートを1本(2本はあったような)に押さえ、ラインを上げて8つのオフサイドを取ったが、勝ち切れなかった。

勝利しなかったので、合格とはいえないが、無失点勝点1で、赤点は免れ、次のステップへの道筋が見えたところか。あとはラストパスの精度。さらに相手ゴールの押し寄せる運動量が欲しい。

まだまだ崩しきってのシュートまでは行けてないが、守備での手ごたえがあったので、コンパクトなサッカーをできるだけ維持し、シュートへの展開が早できれば、勝ちも見えてくだろう。課題を克服して前進を。

シュート数:11-1、CK:4-1、FK:19-14 得点:なし 警告二見 主審:村上伸次