2023 J2 26節 7月16日(日)19時05分 ベガルタ仙台 1-2 ツエーゲン金沢 石川県西部緑地公園陸上競技場
ホヨンジュン 郷家
(菅原)
氣田 山田
(加藤)
エヴェルトン 鎌田
(フォギ)
内田 キム菅田 若狭
(情滋) (中島)
林
課題は、依然としてあるが、まずはファイト
サブは、松澤、秋山、加藤、オナイウ情滋、フォギーニョ、中島、菅原龍之介。
金沢は、GK白井、DF小島、庄司、井上、長峰、MF梶浦、藤村、石原、加藤潤也、大石。FW豊田。杉浦、奥田、大谷はベンチスタート。
6戦勝ち無し2分け4敗を受けて、7月13日に伊藤前監督から堀監督に交代して、わずか3日での試合。
金沢は、キックオフ時で28.4度、湿度69%と、非常に蒸し暑く、3日前の天皇杯ではターノーバーしたものの、120分の試合をしたベガルタ。
勝ちの無い試合が続く中、選手達は、体の疲労よりもメンタルの疲労が、積み重なっているのだろう。
だとしても、なんとか出足とか、球際の厳しさで、勝利へ貪欲さを表現して欲しかったが、立ち上がりは、動きが重いというか、金沢の出足についていけない展開になった。
さらに、この試合の金沢は、前回のユアスタの時と違って、前プレスをガチガチというより、少し引き気味で、ベガルタを攻めさせておいて、ミスを突いては、裏にスピードで抜けるというサッカー。
ベガルタは、前半早々に失点すると、ボールを持ちながら、決定機まで至らない時間が続く。
後半、ベガルタは、4-3-3として、インサイドを内田らが突くようになって、チャンスを作ったが、ラストパスが合わない。
21分、ようやく氣田のクロスを、郷家の押し込みで同点としたが、32分、カウンター一発で、再度勝ちこされ、後半の攻撃も、中々シュートまで至らなかった。
金沢は、後半はミスが増えていたので、攻撃にリズムがあった序盤で、もう一点取っていれば、勝機はあったかもしれないが、如何せん、要所での精度を欠いて敗戦。
負けたくない、という焦りがプレーに出ているように見える。
監督交代3日で、劇的に代わるのは無理としても、もっと不意をつく積極的なミドルを、逆に、無理筋はシュートせずにパスを出す、という個々のところで、工夫しながら踏ん張って欲しかった。
次節ホーム東京V戦まで一週間。
おそらく新戦力の松崎もメンバーに入って、右サイドの活性化を図るのだろう。
新監督が、不安定な守備と、序盤でのパスミスにつながっている不安を、選手と共に振り払って、前に進んでくれる事を祈るばかりである。
練習の時から、ゲーム中でも、「しゃべって」。
自信を持ってプレーし、冷静にパス出しできれば、まだまだやれるはず。
前半。
ベガルタが、ゴール前まで、いくらボールを保持できても、有効なラストパスがつなげす、自陣から縦パスを通そうとすると、悉くミス。
右サイドの若狭は、徹底的にチャージされ、中々前に運べない。今日右に入った山田やエヴェルトンとの連携も良くなかった。
今日も元気な氣田は、何度か左サイドをドリブルで上がるのだが、その後、連携が遅れ、守りを固められる。
ベガルタのボールをカットした金沢は、一気にベガルタゴール前でカウンター、フリーでミドルシュートや、えぐりのクロスから簡単に枠内シュートを打ってくる。
GK林のセーブなどでしのぎ、大量失点だけは防いだが、ラインを上げた後のリスク管理は、今季を通しての課題。
⚽前半7分、自陣スローインからクリアのヘッドを返され、ゴール前の浮き球に寄せ切れず、大石に先制を許し0-1。豊田の落としから、大石の切り返しに、菅田もかわされてしまった。
一瞬ボールウォッチャーになった。
それでも失点して、目が覚めたのか、徐々にベガルタが攻勢を強める。
というか、今日の金沢は、カウンター狙い。
ワンタッチで簡単につないで、ボランチの藤村がゴール前まで上がり、シュートを打ったり、つないだりと、フリーとなってのプレー。誰が付くことになっていたのか。
ベガルタの攻撃では、ボール保持率は高いものの、金沢のように次々と簡単にシュートを放つ、という事ができず、ゴール前で渋滞する時間が続いた。
また、何度も、楔の縦パスをいれようとするのだが、前線とズレたり、トラップ大となるなど、スリッピーなピッチをものにできなかった。
それでも17分、ようやく氣田が左サイドからカットイン、強烈なシュートを枠内に打ったが、キーパーに弾かれる。
さらに、氣田のクロスにホヨンジュンの落とし、クリアされる。
低調なベガルタの中で、氣田とホヨンジュンだけは好調を維持しているように見えるが、活かしきれない。
その後も、ベガルタがボールを保持しながらも、パスミスやラストパスが決まらないところを、金沢に拾われ、次々にカウンターを許し、決定機を作られる。
GK林のファインセーブやポストに救われ、追加失点をこそなかったが、前半だけでシュート13本を許した。ベガルタは2本のみ。
後半
ベガルタは、金沢のマンツーマンをかわすためか、エヴェルトンと鎌田を縦ならびにして、内田をインサイドから上げさせる攻撃で、チャンスを作った。
が、ここでもラストパスの精度を欠く。
16分、金沢に右サイドをえぐられ、フリーで杉浦のヘッドを許すが、GK林がワンハンドでクリア。
18分、ベガルタは、エヴェルトンに代えフォギーニョ、山田に代え加藤千尋を入れ、鎌田アンカーの4-3-3にして、攻撃に少しテンポが出て来る。
⚽そして、21分、コーナー流れから、林のロングキック、菅田から氣田のクロスに、ホヨンジュンと郷家が詰め、キーパーと入違った郷家が、押し込んで1-1の同点。
しかし、金沢も、後半頭から豊田に代え杉浦を入れるなど、メンバーを代えながら、時折スピードあるカウンターで、ベガルタの背後を脅かす。
ただ、後半は、金沢も疲れたのか、攻撃でのミスが増えて来た。
27分、後半、再三の上がりで、ベガルタの攻撃にアクセントをつけていた内田が、負傷で退場。
そこで、内田に代えオナイウ情滋、ホヨンジュンに代え菅原、を入れる。情滋は右サイドに張る。
右SBに、加藤が下がり、DF3人が左にずれる。再び、4-2-3-1か。
⚽が、直後の32分、ラインを上げて、がら空きの右サイド裏に、ロング縦パスを出され、後半入った大谷が走り込まれ、ゴール前に速い横パス。DF陣が戻りきる前に、杉浦に前に出られ、バックビールのおしゃれシュートで1-2、勝ち越し点を許してしまった。
がっくりと、うなだれるベガルタの選手。
37分、情滋が、右サイドをDFをかわしてえぐり、フリー。しかし、折り返しのパスではなく、角度のないところをシュート狙いにいってしまい、枠外。
ここは落ち着いて、マイナスに折り返せば、チャンスが広がったと思う。
40分になると、若狭に代え中島を入れて、氣田、郷家、情滋と共にトップ下に置き、フォギーニョも前目に上げて、3-1-1-4-1?
攻撃的な布陣としたが、果たして、十分準備されていたのだろうか。あまり効果的ば攻めは見れなかった。
43分、ベガルタ、加藤のロングボールを、なんとか菅原がペナ内で落とすが、こぼれは打てず。
追加時間は4分間。
センターライン付近でフリーキックで、林につないでロングキック。最後は、キムテヒョンがヘッドもキーパー。
4分、氣田のクロスを、中島がミドルシュートも枠外。で試合終了。
後半、金沢の攻めにもミスが増えて、シュートは3本に抑えたが、裏を取られて、フリーでラストパスを出させ、ゴール前で杉浦に技わりシュートを決められた。
ベガルタも、選手、布陣を代えながら、なんとか結構攻めてたいようだが、結局、シュートはわずか、郷家のゴールと中島2本。
逆転につながる勢いまでは届かなかった。
結局、1-2で敗戦。7戦勝ち無し、2分け5敗。
シュート数: 4-16 CK:4-2 FK:10-14 得点:郷家友太 (金沢)大石竜平、杉浦恭平 警告:キムテヒョン、鎌田 主審:高山啓義 入場:4,907人
タグ:郷家友太