2023 J2 6節 3月25日(土)14時03分 ベガルタ仙台 2-3 ツェーゲン金沢 ユアスタ仙台
氣田 山田
相良 真瀬
(中山)
中島 郷家
(エヴェ)(遠藤)
松下
(ホ)
内田 菅田 小出
林
石原、藤村の"恩返し弾"など3失点、シュート17本の反撃及ばず
サブは、小畑、蜂須賀、エヴェルトン、鎌田、遠藤、中山、ホヨンジュン。キムテヒョンが韓国U-24代表選出で欠場、内田がCB左に入り、左WBで相良がスタメン。
金沢はGK白井、DF櫻井、井上、孫、レオバイーア、MF藤村、梶浦、石原、加藤、FW、奥田、林。バイアーノ、杉浦、小島はベンチスタート。
最高気温が10度程度と、急に冷えてきたユアスタ。
試合前に、サッカースクールの卒業式があり、卒業生代表に「これからは、J1昇格のために、僕らも精いっぱい応援します」と言われてしまったw
ちなみに、スクール生を引率して、旗を持ってスタジアム一周していたのは、元選手でスクールコーチとなった差波か。
正直、ベガルタで大活躍した選手ではなかったが、様々なチームで得た貴重な経験、差波しか分からない葛藤と克己があるだろう。それを、子供たちへの指導に活かして貰いたいものである。
さて、試合。
共に連勝を狙う、ベガルタ仙台とツェーゲン金沢。
試合は、前半25分までに立て続けの3失点のベガルタが、その後は、ボールを保持して攻め続け、17本のシュートを放ち、ゴール前まで何度も迫るが、中々決め切れず。
氣田の、前半のPKと、試合終了間際のファインゴールで、2点を返したものの、ホームでは連敗となってしまった。
それにしても、9分の石原の先制点、藤村の3点目といい、ユアスタではついぞ見た事のない精度で、恩返しは痛かった。
ただ、ベガルタも、ボールを握れるようになってからは、攻撃が機能しなかった訳ではなく、サイド攻撃や縦パス、ミドルなど様々な形でゴール前に迫り、惜しい場面が決まっていれば、逆転の可能性もあった。
序盤の失点の重さかなのかどうか、決め切れなかった。
何度もシュートまで持っていき、1対1も何回かあった。可能性を高める、そこまではできていているので、攻撃ではトライし続けて欲しい。
敗因は、いろいろあるのだろうが、それを今後にどう活かすが大事。
セットプレーこぼれでの、中島と松下のミス。共に、主力でテクニシャンの、技を活かして、カウンターの起点となろうとしたのが、空振りやノールックパスを読まれて、石原、藤村のミドルシュートにつながってしまった。周囲の対応も遅れた。
誰でもミスはあるし、ボールの変な回転とかもあったかもしれない。が、自陣ゴール前の守備では、より用心深く、確実なプレーをという事なんだろう。今後に活かしてもらいたい。
3点取られてから、4バックに変更すると、ボールを持てるようになったが、改めて見ると、最初からやったら、プレスをかわせたかどうかは分からない。
ただ、早い失点で、浮足立ったチームを落ち着かせるには、早めに、何らかの指示は必要だったろう。選手間で調整できるのが理想だが、まだ、チーム全体が、同じ絵が描けるまでには至っていないように見える。
前節の群馬戦のように、プレスにあまり来ず、サイドのスピードいまいち、ではなく、前節の勝利で自信を深めた金沢が、どんどん寄って来るし、スペースの間に立たれて、素早いパス回し、スピードのある縦パスと、ラインの裏を再三突かれた。
相手のプレスを回避しようとしたのか、ワイドに開いたままでいたら、球際で負けて、裏を取られた。フォローも付きながら、球際勝負を勝ち切りたい。
厳しくプレスされる場面での、連携・対応を、今一段上げていくのみ。
昇格するチームは、たとえ失点しても、そこから追い付き、逆転する力が求められる。
失点しても下向かない。落ち着いて、ハートは熱く、前を向く。しつこく、しつこくやろうじゃないか。
この敗戦をバネに強くなろう。
前半。
立ち上がり、ボールの蹴り合いがしばらく続き、落ち着かせられない。
2分、金沢のコーナー連続から、ベガルタのカウンター、真瀬のクロスはキーパー、
7分、中央を突破されそうになり、小出が止めて、イエローを貰う。
⚽9分、これで中央35mで金沢のフリーキック、右ファーでのヘッドで折り返しが、中島の前にころがるが、空振り。拾った石原祟兆が、すかさず強烈ミドルを放つと、ニア上隅に決まり、金沢が先制。0-1。
10分、ベガルタが持ち上がり、ゴール前で中島がこぼれをミドルシュート、枠外。
その後は、間に入ってワンタッチでつなぎ、追い越すプレーで裏を狙ってくる金沢。
13分、ベガルタ、左の山田から氣田、さらに中島が、斜めのパスを真瀬に出すが、オフサイド。
15分、相良がボールを奪われ、金沢がカウンター、スルーパスに林が抜け出るが、ここはオフサイド。
⚽17分、金沢の左コーナー。キッカーは藤村、ファーサイド、ベガルタ右から孫の折り返され、中央でフリーの林誠道がフリックヘッド、決められ、0-2。
金沢の鋭い出足と、裏狙いでピンチが続き、早い時間の2失点、これがベガルタに動揺をもたらしたようだ。
中盤でパスを跳ね返され、出足で遅れ、カウンターを受ける、
19分、金沢のコーナー。中島がカウンターを仕掛けるが、つながらず。
20分、ようやくベガルタ、松下から真瀬、さらに氣田のスルーパスに、ゴール前に走りこんだ郷家がシュートも、キーパーに詰められる。
その後は、セカンドボールを金沢に拾われる。
⚽23分、林から受けたボールを、松下がノールックで蹴ろうとしたところを藤村にひっかけられ、すかさずループシュートを打たれると、これが決まり0-3。前半で、早くも3失点。
ここで、ベガルタは真瀬が下がり4-4-2に変更、さすがに、吹っ切って攻撃を仕掛ける。
24分、相手のパスをカットした氣田がすかずシュート、キーパー。
28分、コーナーの後、中島のクロスに、上がっていたフリーの小出がミドルシュート、枠外。
30分、左右の展開が出だすベガルタ。
34分、山田が、ゴール前でパスカット、左足でカーブをかけたシュート狙うが、枠外。
38分、中島が反転クロス、氣田が頭で狙うが枠外。
⚽40分、左サイド相良からパス受けた内田が追い越し、ペナ内侵入するところで、石原に倒され、PKゲット。
これを氣田が、ど真ん中に蹴り込んで、1点返し、1-3。
この状況で、ど真ん中に蹴れる氣田。冷静さを保っていた。
その後、蹴り合いの時間。
43分、金沢ゴール右奥35mでフリーキックを得る。中島のキックをファーでフリーの、菅田がフリックヘッド、枠外。
前半の後半から猛攻撃で、相手のスルーパスも囲んでしのぎ、1点を返し、1-3で前半終了。
前半、ベガルタシュート8本、コーナー2本、金沢シュート4本、コーナー5本。
後半。
ベガルタは中島に代えエヴェルトン、相良に代え中山を入れる。氣田が1列下がって左へ。
後半も、ベガルタが攻め続ける。菅田、小出の2バックで、相手のカウンターを抑えながら、反撃。
3分、氣田がゴール前にパス、郷家突っ込むが打てず。
7分、小出のロングボールから、真瀬がドリブル侵入、最後は中山フリーのシュートチャンス、キーパー正面。
8分、左コーナー。松下のキックのこぼれ、真瀬が抑えたミドルシュート、キーパー弾くところ、郷家つめるがポスト!
13分、エヴェルトンが高速縦パス、山田抜けかかるが、オフサイド。
17分、左コーナーを得たところで、ベガルタは郷家に代え遠藤が入る。遠藤は主に右サイドに張る。
金沢は、前半ベガルタを苦しめた2トップ、林誠道、奥田に代え、嶋田、屈強なジェフェルソンを入れる。
19分、金沢はさらに、石原に代え小野原を入れる。
この時間帯、ベガルタボールはつなぐが、シュートまで至らない。
25分、金沢、加藤に代え小島、孫に代え庄司が入る。
31分、金沢がカウンター、バイアーノが上がってシュート、枠外。
32分、中山が落とし、遠藤がミドルシュートも枠外。
35分、松下に代わりホヨンジュンが入る。
36分、小出のクロスが、山田にどんぴしゃ。狙いすましたフリックヘッド、キーパー正面!
38分、金沢、櫻井にイエロー。
その後もベガルタボールを回すも、ラストパスが合わない。エヴェが盛んに縦パスを狙う。
40分、小出がドリブルであがり、中山がキープして、反転シュート、枠外。
44分、金沢が左奥35mのフリーキック。時間を使う。
その後、遠藤からのパスに氣田が侵入、倒されるがノーファールの判定。
45分、菅田が1対1でかわされ、バイアーノにフリーでシュート打たれるが、林。
追加時間は5分間。
1分、中山がファールの累積でイエロー。
⚽3分、右ライン際でフリーキックを得る。こぼれを内田から左の氣田へ。氣田がカットインしながら、シュートコースを見つけ、ファーサイドに鮮やかなシュート、決まって2-3。
しかし、時間もなく、試合終了。2-3。
後半のベガルタシュート9本、コーナー2本。金沢はシュート3本、コーナー1本。
シュート数: 17-7 CK: 4-6 FK: 13-20 得点:氣田亮真2(PK1) (金沢)石原祟兆、林誠道、藤村慶太 警告:小出、中山 (金沢)林、櫻井 主審:柿沼亨 入場:9,481人
タグ:氣田亮真