WE07節:マイナビ仙台L 2-1 EL埼玉、大西、佐々木美和のゴールで逆転、今期初勝利

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

2024-25WEリーグ 07節 11月2日(土)13:03 マイナビ仙台レディース 2-1 ちふれASエルフェン埼玉  ユアスタ仙台


石坂

遠藤 にいなY 大西 
(美和)       
原 中島
(津田Y)  
里緒 松永 國武 吉岡

齋藤

急遽スタメンの松永が勝利に貢献

サブは、清水、佐藤楓、猪瀬、佐々木美和、後藤、津田Y。スタメン予定の長船は怪我で欠場扱いに。
EL埼玉は、GK浅野、DF岸、橋沼、大沼、MF佐久間、高原、瀬戸口、園田、長江、FW大久保、吉田莉胡。植村、松山は、ベンチスタート。

朝から雨が降りやまないユアスタ。 予定されていたセンダイガールズ・プロレスリングのイベントも、中止。

それでも、試合前に力強いエールもあってか、マイナビ仙台レディースが、大西、佐々木美和のゴールで、ちふれASエルフェン埼玉に逆転勝利。

ようやく 今期の初日が出て、1300人のサポを喜ばせた。

とりわけ、明成高がイベント参加で、高校生が多数入場していたので、これは大きなアピールになったのでは。

試合は、拮抗した両チームの戦いで、一進一退の中、どちらが先に決定機を決めるか、という流れになった。

寄せの早さ、カバーリングでリズムを掴む

この試合のマイナビの出足は、今期一番の出来。

EL埼玉の、スピード不足、いなしが、いまいちという事もあるが、早めの動き出しで、ペースを掴んだ。

相手のボールホルダーを囲むだけでなく、チャレンジ&カバーで、ひとりがこぼれを拾ったり、予測のプレーでパスカットしたりで、前半は長くボールを支配。

EL埼玉の攻撃の核、吉田にも仕事をさせず、前半を無失点で抑えたのが、勝利につながった。

早めに相手のボールを奪って、速いタイミングで左右に展開。松永が入ったラインもスムーズに上がって、コンパクトにできた。





特指大西が同点ゴール、美和が出場2分で逆転ゴール

前半、ボールを長く持てたので、点を入れたかったが、佐々木里緒のフリーキックに、中島がヘッド、中島のスルーパスに石坂がキーパーまでかわすシュートと、前半から決定機は作れた。

後半、4分、左からのどんぴしゃクロスを167cmの大沼に合わされて失点。

セットプレーでの高さ勝負は厳しい。

それでも、7分後に、遠藤ゆめの左足クロスをDFがクリアし損ねた所を、右から詰めていた大西が右足で合わせ、同点ゴール。

これで、チームも勢いを吹き返した。

特別指定、日体大生の大西若葉のWEリーグ初ゴール。


そして、徐々に後半の相手の勢いを押し戻して、46分、2分前に、足攣りの遠藤ゆめにかわった佐々木美和が、佐々木里緒の巻いたグラウンダーのクロスに飛び込んで、ゴール。逆転!2-1。

時給高いよ、美和w

この得点は、相手のクリアボールを、松永がタイミングよく前に送り、走り込んだ佐々木里緒が、ペナ横からにクロスと、非常にいい流れからの得点。

今期、大量のクロスを供給して、チームの起点になってる里緒だが、中々ピンポイントが無かった。しかし、これは巻いてキーパーから遠ざかる、パーフェクトなラストパス。

そして、ベテラン美和が、嗅覚鋭く、DFを振り切ってゴール前に詰めていく。

佐々木-佐々木コンビで、今期初。最高の逆転ゴール。 今後もどんどん決めていって欲しい。

急遽出場のCB松永、勝利に貢献

マイナビ仙台のスタメンは、先週のカップ戦と同じ予定だったが、アップ中に長船が怪我とのことで、松永が急遽CBで出場。

チームに相次ぐ怪我で、どこまで、チームに試練を与えるのかと、勝負の女神を恨みたくもなったが。。。

しかし、松永が効果的にバランスを取ることで、守備が安定し、攻撃の起点にもなり、思わぬ収穫。

長船の状況は心配だが、松永が出場機会が無くても、日ごろの準備ができていた証左で、これは、今後にもつながる。


懸案の左サイド裏他、守備の改善

各チームに狙われていた、攻撃時の左サイド裏。

この試合では、攻撃時には、佐々木里緒をインサイドに押し出して攻めに専念させ、吉岡、國武、松永の3バックにしたり、遠藤ゆめが、がんばって戻り、5バックにするなどして、左裏をカバーする対策に出た。

後半、EL埼玉はエース吉田莉胡を左サイドに張らせて、幾つかチャンスボールを作ってきたが、集中高く、ペナ内で体を張って、失点をフリーキックからの1点に留めた。

また、今日もGK齋藤は、ファインセーブ1本や、カウンターにペナ外に出てヘッドでクリアと、積極的な守備。

右の吉岡も、切り返しやボールを裏に出してのキープなど、1対1でのキープ力が、徐々に上がって来ている。

簡単に失点しない事が攻撃につながり、勝利への道。

ようやくではあるが、下位チーム相手であれば、かなりいけるところまで整ってきた。

まだ、マイボールでのパスミス、セットプレーでのフリーの選手を許すなど課題はあるが、ここからである。




前半
試合前のスタメン発表では、長船出場予定も、ウォームアップで怪我とのことで欠場扱いになり、松永がスタメンで出場。

EL埼玉は3バック。マイナビ仙台は、石坂ワントップの一応4-2-3-1か。

前半はマイナビ仙台の方が出足が良くボールをキープ。

しかし、シュートには中々行かせて貰えず、拮抗した展開になる。


3分、マイナビ仙台、左ペナ横から佐々木里緒がフリーキック。キーパーの背後でフリーの中島がヘッドも、枠外。

27分、マイナビ仙台、中央でボールを奪った中島が前方の石坂へパス。石坂裏に抜けて、キーパーもかわすが、左足シュートは角度なく、DFクリア。


30分、EL埼玉、カウンター、縦パス2本から左に振ってのクロス、GK齋藤ワンハンドクリア。

37分、EL埼玉、左サイド回してからのクロス、吉田のヘッドは枠外。

42分、マイナビ仙台、ボールを回して、最後はインサイドに上がってきた里緒のミドルシュート、枠外。

前半のシュートは、マイナビ4本、EL埼玉1本。


後半
EL埼玉、吉田莉胡がマイナビの左サイドに回る。

EL埼玉が、左右からのクロスで攻め立て、攻勢。 セットプレーからも、何本がシュートを打たれるも、マイナビの守備が、こぼれを何とか蹴り出す。

⚽4分、EL埼玉。マイナビ仙台の左サイドペナ横で、EL埼玉のフリーキック。
瀬戸口のキックに、167cmのDF大沼が、どんぴしゃフリックヘッド、決まって0-1

⚽11分、マイナビ仙台、スローインから、左サイド遠藤ゆめの左足クロス、DFが後ろにそらすところ、大西が右足で合わせゴール、1-1

特別指定、日体大の大西のWEリーグ初ゴール。同点弾。


18分、EL埼玉、MF佐久間に代わり、FW植村入る。 このあたりからEL埼玉が攻勢。

EL埼玉、25分、吉田、27分、瀬戸口と連続シュートも、キーパー正面や枠外。

27分、マイナビ仙台、左サイドで回し、佐藤にいなから中央でパスを受けた吉岡がミドルシュート、キーパー正面。

32分、EL埼玉、園田のミドルシュートで右コーナー。瀬戸口のキックにファーでフリーの長江がヘッド、バーの上。決定的。


終盤になってようやくマイナビ仙台も盛り返し、一進一退。

36分、マイナビ仙台、左サイドで回し、最後は中島がカットインから腰を回したミドルシュート、キーパー正面。

38分、EL埼玉、吉田のクロスに、植村が飛び込むがシュートは枠外。

41分、マイナビ仙台、原にイエロー。


42分、マイナビ仙台、ロングボールに、長躯走り込んだ遠藤ゆめ、足首を伸ばす仕草で、足攣りの模様。

44分、マイナビ仙台、足攣りの遠藤ゆめに代わり、佐々木美和が入り、右MF。大西が左に回る。

ATは3分間。
⚽1分、マイナビ仙台、松永の縦パスを佐々木里緒が裏で受けてドリブル前進、ペナ横からの巻いたクロスに、右から佐々木美和が突っ込んで、ゴール逆転、2-1

マイナビ仙台が、土壇場で逆転。 美和は今期2ゴール目。

3分、マイナビ仙台、ボランチ原に代わりユースの津田が入りFW。石坂がボランチに回る。 EL埼玉、園田に代わり、170cm長身の松山が入る。

試合はそのまま終了、2-1で、マイナビ仙台が、リーグ戦、カップ戦通じて今期初勝利。

後半のマイナビ仙台のシュートは4本、EL埼玉8本。

シュート数: 8-9 CK: 5-1 FK: 7-11  得点:大西若葉、佐々木美和,警告:原  主審:杉野杏紗  入場:13,22人