WEリーグ2022-2023 16節 5月3日(水・祝)19:04 マイナビ仙台レディース 1-0 AC長野パルセイロ・レディース ユアスタ仙台
船木 松窪
(茨木)
中島 猪瀬
(矢形)
隅田 宮澤
(廣澤)
万屋 高平 市瀬 松永
(國武)
松本
ワンチャンスの連係で、廣澤が決勝点
サブは、齊藤、國武、田畑、茨木、矢形、スラジャナブラトヴィッチ、廣澤。
AC長野Lは、GK伊藤有里彩、DF奥津、岩下、奥川、岡本、MF大久保、太田、伊藤めぐみ、榊原、FW瀧澤、上田。川船、小澤はベンチスタート。
急な監督交代だったようで、マイナビ仙台レディースは、佐々木勇人コーチを中心にコーチ陣で指揮した(須藤監督談)という試合。
この試合は、ベガルタ仙台とのダブルヘッダー試合ということで、19時キックオフ。
多少のベガサポも来てくれて(+500人位?)、試合を通して力強いチャントがスタジアムに響き、連敗中の選手を勇気づけた。
厳しい状況の中で、長野の猛攻をなんとかしのぎ、ワンチャンスを決め切って1-0。3試合ぶりの勝利。
須藤新監督に初勝利をプレゼントした。
さて、試合。
中3日の3連戦での2戦目。
マイナビ仙台レディースは、疲労を考慮とのことで、前節から7人を入れ替えての先発。左SBの万屋は、久々の出場。
宮澤がボランチ、左サイドに中島で、基本4-4-2と、戦い方に大きな違いはみられなかったが、運動量を落とさず、パスをテンポ良く回すという事を、徹底していたように見える。
ただ、A長野パルセイロ・レディースの厳しいプレス、球際の強さで、なかなか落ち着いてパスが出せず、パスミスやパスカットされる場面もおおかった。
何と前半のマイナビ仙台Lのシュートは0本、後半も3本のみ。
長野は、裏に走り込んだり、サイドチェンジなどで攪乱、しばしば侵入。シュート12本を打って、完全に優勢勝ちではあったが、疲れや、マイナビ仙台LのDF陣もふんばりもあり、フリーのシュートも大きく外すなど、チャンスを逃した。
さて、期待の松窪は、長野の2CBにうまく寄せられ、中々前を向かせてもらえなかったが、パス出しや、競り合いでのキープで、それなりの仕事はした。
後半19分、宮澤のスルーパスにDFの間でフリーで受け、抜け出し、うまくゴールまでいったが、オフサイド。相手の対策をかいくぐる松窪の戦いは続く。孤立させずに、相方が欲しいところだ。
結局、マイナビ仙台Lは、後39分、唯一、ゴール前に人数をかけて、連携が嵌った攻撃で、入ったばかりの廣澤が押し込んで決勝ゴールを決めた。
内容的には、まだまだ課題は残るが、勝利こそ次へのエナジー。
ゴールシーンでは、矢形、松窪、茨木や廣澤の位置取り、連携も良かった。
今季新加入のFW廣澤に、初ゴールも生まれた。
勢いをもって、中3日、7日のジェフ千葉L戦に臨んで欲しい。
前半
共に立ち上がりは4バック。
長野は、最初からプレスが厳しく、マイナビ仙台Lに考える時間を与えない。
3分、長野がパスカットから、太田がミドルシュート、枠外。
マイナビ仙台L、左サイドで度々パスカットを受ける。
9分、中央で松窪が囲まれながらボールキープ、右の猪瀬に振って、クロス。右コーナーを得る。
キッカー中島。ショートコーナー、宮澤は突破できず、
10分、長野が、マイナビ仙台Lの右から、18歳榊原がドリブル前進からのクロス。左からシュート、これはGK松本。
12分、長野、右サイドのスローインからまた太田のシュート、キーパー。
その後、マイナビ仙台Lも押す。スルーパスやカウンターから船木のドリブルもシュートまでいけず。
16分、長野が榊原から右に展開。岡本のクロスに、伊藤がヘッド、GK松本正面。
22分、23分とマイナビ仙台Lが攻勢。
船木がペナ内反転も囲まれる。猪瀬から松窪、左足グラウンダーでキーパー前にパスを出すが合わず。
24分、マイナビ仙台Lが、左サイドライン際でフリーキックのチャンス。中島のキックは枠内方向、高平がヘッド狙うが合わず。
その後は、中盤のせめぎ合い。
30分、長野のCB奥川のロングボールが左サイドに通り、クロス。これをGK松本ハンブルもシュートは打たせない。
32分、長野、太田がキープ、左から奥津がシュート、枠外。
長野は攻守の切り替え、寄せが早く、セカンドボールを拾える。
33分、長野、右コーナー。榊原のキックに、こぼれを伊藤がミドルシュート、枠外。
34分、ようやくマイナビ仙台Lが、カウンターから、松窪がDFの間でパスを受け、切り返しで抜こうとするが、カットされる。奥川、岩下のCBコンビに、阻まれる松窪。
その後、再びマイナビ仙台Lが、ボールをつなぐが、肝心のところでパスカットされる。
41分、猪瀬が右サイドから仕掛けるが、クロスはライン割る。
前半はスコアレスで終了。マイナビ仙台Lのシュートは無し、長野は5本。
後半。
マイナビ仙台Lは、万屋に代え國武を入れ、CBへ。CBの高平が左SBに行く。
長野は、MF太田に代えレフティー稲村、FW上田に代え川船を入れる。
高平が左サイドに回って、左からも縦パスが出るようになる。
5分、マイナビ仙台L、船木、猪瀬がペナ内に詰めてシュートもブロックされる。これで右コーナーを得る。
中島のキックを、ニアで國武がすらしヘッド、ゴール前を抜ける。さらに高平のクロスはキーパー。
10分、長野、マイナビ仙台Lペナ左横30mのフリーキック。奥津のキックはファーサイドでフリーの岡本に合い、ヘッドも、サイドネット。
13分、マイナビ仙台Lは、右MF猪瀬に代え矢形、FW船木に茨木を入れる。茨木はそのままトップ左。
15分、宮澤が右に流れスルーパス、矢形が走り込んでシュート、枠外。
17分、長野、右からのクロスに瀧澤のシュート、松本正面。
19分、ボールを奪った宮澤からのスルーパスに、松窪、ついにDFの間を抜けてシュート、ゴール!かと思われたが、オフサイド。
24分、長野、稲村のロングシュート、松本抑える。
25分、長野は、DF奥津に代えFW小澤を入れる。3バック?
26分、長野、川船が左裏のスペースでキープ、折り返しのクロスを入れると、大久保がミドルシュート、松本抑えるが、ライン割り、左コーナーを与える。CKは松本キャッチ。
29分、中央でパスを受けた松窪が、DFを抑えながら、左足でスペースに斜めのパスを出すと、高平が上がって折り返しのクロス。中島がペナ内で待ち構えていたが、DFに阻まれ打てず。
34分、左サイドでパスを受けた松窪が切り返して侵入、シュートは打たず、クロスも、流れる。
このあたりから、勝ちを狙って、マイナビ仙台Lも前からプレスを強める。
38分、マイナビ仙台L、隅田に代え廣澤を入れる。中島がボランチに下り、廣澤は左MF。
38分、長野、スローインから稲村がシュート、松本キャッチ。
⚽39分、こぼれを右サイドで拾った廣澤が、矢形にパス。矢形がドリブルからのクロス。
ペナ内の松窪が受けてシュート、DFが左に弾くところ、左で張っていた茨木が、ダイレクト折り返し、キーパー前を横切るパスに、右から詰めていた廣澤が、左足で押し込んでゴール!
各選手がいい位置取りと連携で、ワンチャンスをものにした。廣澤は自分が起点となって、プロ初ゴール。
その後、長野が反撃してくるが、マイナビ仙台Lはややばたばた、パスをつながらない。
40分、長野は、FW瀧澤に代えDF長江、MF大久保に代え三谷を入れる。
43分、長野のシュート1本目はブロックしたが、さらに、小澤にシュートを打たれる。これは松本。
44分、廣澤が斜めにドリブル前進、シュート。こぼれを松窪がシュートするが、ハイキックで長野選手の顔面を蹴ってしまい、プロ初のイエロー。
追加時間は3分間。
1分、長野榊原が反転即ロングシュート、枠外。
3分、長野、川船のシュート性のクロス、流れる。
結局、マイナビ仙台Lが、廣澤のゴールを守って逃げ切り、1-0で3試合ぶりの勝利。
ホームでは、昨年10月の開幕戦以来の今季2勝目となった。。
シュート数: 3-12 CK:6 -8 FK: 5-10 得点:廣澤真穂 警告:中島、松窪 主審:草処和江 入場:1,721人
タグ:廣澤真穂