14節:ベガルタ仙台0-1水戸、前半当たり負け、後半水戸の壁こじ開けられず

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2023 J2 14節 5月7日(日)15時03分 ベガルタ仙台 0-1 水戸ホーリーホック ケーズデンキスタジアム水戸


中山
 郷家
 (中島)
氣田     加藤
(相良)    (山田)
鎌田 松下
(エヴェ)  
秋山 福森 菅田 小出
  (フォギ)   

3連戦最後、走り負け、当たり負け

サブは、小畑、蜂須賀、エヴェルトン、相良、フォギーニョ、中島、中山。
中山、福森が久々のスタメン。中島もベンチ入り。

水戸は、GK春名、DF大崎、山田奈央、田辺、松田、MF杉浦、前田、鵜木、小原、FW草野、寺沼。梅田、安藤、井上、安永、本間はベンチスタート。

なんとか水戸に勝って、ゴールドなウィークにしたかったが、ベガルタの弱点をまたも突かれ、チャンスでもゴールに至らず、悔しい0-1で敗戦。

激しい雨に、冷たい風が強く吹く水戸のスタジアムに、ベガサポも多数かけつけたが、無念。


詳しい分析は、他のブログにお任せするとして、自分的には、走り負け、当たり負けの感。

慎重になり過ぎて、止めて蹴る、の同じリズムで狙われた。怖がって、ロングボールに頼り、ボールをロストした。

チーム全体として、水戸のプレスの前に、パスミス連発。

1対1とかパスの精度とか、そこで負けていては勝機が逃げる。

菅田、小出は、フリーでのパスに精度を欠いた。さらに加藤も、狙えるパスで、大きく外したりと、まあ、テクニックのあるはずの鎌田さえ、詰められて、思うようにパスを出せないのだから、疲労とか、水戸のプレッシャーに焦らされたのかも。

前半は、水戸の方が、要所でつながっていた。

前半、激しくプレスをかけて、パスコースを限定して、ベガルタに蹴らせては、ボールを回収する水戸。

さらに球際では、もたついて後ろ向きになっているベガルタの選手に、ドンと一回当たって、バランスを崩させてからボールを奪う。

水戸の攻撃は、セカンドボール回収から、素早くサイドの裏を取り、最後は取り合えず、長身の寺沼に合わせて、こぼれを狙えばいいので、やる事がはっきりしている。

ベガルタの高く上げた両サイドの裏を、狙われるのは分かっているはずだが、どうしても、もたついて、つなぐ前にボールを失い、カウンターを食らった。


後半、中島が入って、引いた相手に、水戸ゴール前でボールをつなげるようになったが、ペナ内に5人、6人と入っている水戸の前に、シュートでは足を振り抜けず、コースを変えるようなシュートも阻まれた。

後半5分の失点シーンは、菅田からのパスがずれて、エヴェルトンのバランスが崩れたところを、ドンと一発かまされて、素早く回収され、杉浦の反転パスから、最後は草野に侵入を許し、痛恨の失点。

後半、水戸が守りを固めて、中島のキープ力からペナ内への速いパス、相良の浮田パスでチャンスがあったが、ペナ内人大杉で、決め切れなかった。もうひと工夫必要か。

ただシュート9本打たれても、なんとかかんとか、ぎりぎり凌いで、1失点だったわけだから、何度かあった決定機を決め切れば、内容はともかく、勝ち点は上げられたはず。

この試合では、守備範囲の広いキムテヒョンも、ラインコントロールに長けた若狭も欠場。
代わりに入った福森は、久々のスタメンで、林との呼吸がいまいち。水戸の出足に、後手を踏んでいたのが残念。また出番はあるのと思うので、もう一段の連係アップを。


前半
出足よくボールを奪い、簡単につなぐ水戸の前に、決定機で上回まわられたが、ベガルタもチャンスがなかったわけではない。

開始早々、中山の左サイドえぐりからの折返し、松下が浮き球でシュート狙い、枠外。

その他の時間は、ピンチの連続。かなり危ないシュート6本を、打たれた。

特に45分、水戸の中央右35mフリーキックから、こぼれが密集で寺沼に触れた時は、決められたと思ったが、林の正面にころがる。

追加時間2分、小出、氣田、秋山と右から左へつなぎ、最後は、郷家のシュート、ポスト跳ね返りから、ゴール前鎌田のシュート。雨のピッチで、ころんでしまい枠外。

ベガルタも前半は2回決定機があった。

後半
ベガルタ、郷家に代え中島、鎌田に代えエヴェルトンが入る。

ベガルタ、ボールを握れるようになるが、守備を固めた水戸の前に、決め切れない。

5分、水戸がエヴェルトンにドンとぶちかまし、ボールを放したところ、素早くつながれ、最後は、草野がゴール。0-1

14分、ベガルタ、加藤に代え、山田寛人が入る。

14分、中島、右から切り返しでかわしての浮き球クロス、左から秋山がジャンプ一番飛び込むが、届かず、DFに激突。

15分、秋山に、イエロー。

さらに、水戸ゴール前で、中島から中央の山田に速い縦パス、山田ワンタッチシュート狙うが、読まれていた。

17分、水戸、MF鵜木に代わり、井上。

19分、右から山田のクロス、中山シュート打てず、こぼれを山田がシュートもブロックされる。

26分、ベガルタ、氣田に代わり相良入る。

29分、水戸、エヴェルトンを3人で囲み、カウンター、前田がするするとペナ内侵入からの浮き球クロス、ファーでゴール方向へボールが飛ぶが、わずかに外。助かった。後半のピンチは、これくらい。

28分、水戸、FW草野、寺沼に代わり安藤、梅田が入る。

35分、福森に代わりフォギーニョ入る。フォギーニョは右WB。松下がCB左に入り3バック。

40分、水戸、MF小原に代わりDF長井、MF杉浦に代え新里。水戸も3バックというか5バック気味。
ベガルタは菅田を上げてパワープレー。

45分、中島からパスを受けた相良が左から浮き球パス、中山が囲まれながら頭を振るが、ヘッドは枠外。

追加時間は5分間。

4分、エヴェルトンからの縦パスを上がっていた菅田がヘッドで右前に流す。中山シュートチャンスも、もう一歩。

右コーナーのチャンスで、GK林も上がり、こぼれを相良がクロスも、クリアされる。

さらに、中島から、最後中央山田がワンタッチシュート狙うが、バーの上。

万事休す。

どんな戦術をやるにしても、球際の強さと、素早い判断がないと目的は達成できないのでは。監督、コーチには、対人の一層の強化もお願いしたい。

次は山形戦。一週休んで、気持ちも前面に出して、勝利をもぎ取って欲しい。

シュート数: 11-9 CK: 5- 3 FK: 19- 13 得点:(水戸) 草野侑己 警告:秋山  主審:松尾 一  入場:2,886人