13節:ベガルタ仙台2-2秋田、あと一歩決め切れず、相良、菅田が同点ゴール

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2023 J2 13節 5月3日(水・祝)14時03分 ベガルタ仙台 2-2 ブラブリッツ秋田 ユアスタ仙台


氣田  山田
(梁) (中山)

相良    郷家
(加藤)  (フォギ)
鎌田 エヴェルトン
(松下)       
テヒョン菅田若狭小出

2度追いつく粘り、守備の連係には課題

サブは、小畑、蜂須賀、松下、梁、加藤、フォギーニョ、中山。
中3日で、スタメン前節同じ。

秋田は、GK圍(かこい)、DF飯尾、阿部、河野、高田、才藤、MF諸岡、藤山、水谷、FW梶谷、青木。丹羽、畑、三上はベンチスタート。

ゴールデンウィークの真ん中5月3日で、1万5千人を超える観客が入り、去年の山形戦以来の入り。

例年、GWは、あまり期待ほど入らない印象があるが、今年は賑わった。

特に、子供たちの姿が多く見かけられ、なんとしても、ホーム連勝をとげたい試合だった。


中3日の連戦で疲れもある中、ベガルタは怪我人が出ているのか、29日と同じスタメン。ベンチも、秋山と蜂須賀が代わっているだけで同じという構成。

試合は、秋田に、ペナ奥まで何度か侵入を許し、2度先行されたが、2回追いついてドロー。

秋田は、FW青木でボールが収まり、チャンスと見るや、一気に上がって来る攻撃に先手を2度取られた。

見る分には、点の取り合いで、面白い試合だったが、勝ち点3が欲しい試合で、またも連勝ならず。


仕掛けて連携からの相良のゴール、終了直前のパワープレーでの菅田のゴールと、狙って、点を取ることができるようになったのは、喜ばしい。

が、何度かあった決定機で、先に決め切れず、後手後手になって、勝ち点3が遠ざかった。

また、守備の方では、対戦相手が、常に、ベガルタの上げたラインの裏を、ロングボールやドリブル突破で狙ってくるところ、対応が遅れたり、連係の乱れが出て、フリーや至近距離のシュートを許し失点という、同じパターンを、中々克服できないのが、もうひとつ課題。


15,000人のホームの後押しもあり、疲労の中でも、がんばって得た勝ち点1は、貴重なものだが、そろそろ、先にゴールを決に行く戦いをしないといけない時期になっているのでは。

この試合、秋田もベガルタも疲労からか、パスミスが目立つ試合だった。

ベガルタは、攻め手を持ちながら、マイボールからのパスミスで、相手にボールを渡して、スピードダウンしてしまうのがもったいなかった。

ただ、相手のペナ付近で、連動しての動きは、明らかに向上している。

最後、フィニッシュで一の点集中、決め切って欲しい。


次も中3日で、今度はアウエーで水戸戦。怪我人が戻らないとすると、疲労の極致で、勝ち点3を目指す戦いになる。

受け身にならず、集中して先制攻撃を!


以下、決定機を中心にに経過。

前半
共に4-4-2の感じ。

ベガルタは、氣田や郷家が、ポジションチェンジしながら、チャンス窺う。

ベガルタは、ラインを上げ、秋田も超コンパクトな布陣。

⚽8分、秋田、自陣のスローインからフリックでつなぎ、小出、若狭が、ころんでしまうところ、水谷が一気に、ベガルタ右サイドを駆け抜けクロス。中央青木がワンタッチで落とし、才藤が左足でフリーのシュート、決められ、0-1

ペナ付近にベガルタは5人いたが、寄せられなかった。

10分、若狭、裏を取られそうになり、抱えてイエロー。

先制した後は、構える秋田に対し、ベガルタがボールを握れるようになるが、止めて蹴るの同じリズムで、なかなか突破できない。外回りにパスをつなぐのみ。

16分、ようやく左サイド相良がドリブルで上がり、折り返し。ペナ左角でフリーの郷家が、右足シュートも枠外。

20分を過ぎると、秋田が再びプレスしてくる。ベガルタは後ろで、横パスで回す。


29分から、秋田の3連続決定機。セカンド拾われ、ペナ内からシュート許す。

29分、秋田、ベガルタの右サイドでキープ、クロスに青木が受けて、中央から二人が連続シュート。ここはキムテヒョンが体を張る。

31分、秋田にトラップのボールを奪われ、梶谷がすかさずシュート、菅田がシュートブロック。

32分、秋田が左からのクロス、青木がはたいて、ワントラップから藤山がシュート、これも菅田シュートブロック。

その後、再びベガルタがボールを保持。氣田のドリブルや、鎌田から小出でクロス上げようとするが、阻まれる。

⚽39分、右サイド、小出のパスを受けた郷家が、素早くペナ内の氣田につなぐと、3人に囲まれながら、氣田が横パス。山田が囮の動きで背後の、ファーの相良フリーで、ダイレクトで蹴り込んでゴール、1-1

相良の2試合連続ゴールで、前半の内に追いついた。

41分、ベガルタが、右サイド、ワンタッチでテンポ良くつなぎ、氣田からペナ内の相良にパスが通り、相良のシュート、枠外。

終盤にリズムを掴んだベガルタが、勢いを持って1-1で前半終了。

後半
秋田は、DF飯尾に代えMF三上、MF水谷に代えFW畑を入れる。

5分、GK林がローボールのキックで、一気に相良にパスを通す。さらに氣田にボールが回るが、クロスは上げられず。
さらに、山田の折返しのパスに、郷家が突っ込むがシュートはヒットせず。

その後、お互いにマイボールを失い、カウンター合戦に。

14分、右サイドを氣田がドリブルで上がり、クロス。中央郷家がダイレクトのシュート、枠外。

ベガルタ、間でパスを受け、つながるのだが、距離があって、守られる。

16分、秋田は、FW梶谷に代え丹羽を入れる。

秋田もベガルタの右から攻めてくるが、クロスは小出がクリア。

21分、ベガルタは相良に代え加藤を入れ、右サイドへ。氣田が左、郷家トップ下。

22分、秋田、ベガルタのコーナーの後、カウンター、丹羽がドリブルからのシュート、林クリア。


23分、ベガルタがカウンター、鎌田がドリブルでフリーで上がり、氣田につないでシュート。右コーナーから混戦、決められず。

26分、左から氣田がキープして、クロス、右から加藤が突っ込んで、DFの背後からヘッド、叩きつけるが、やや弱く、キーパーのセーブに合う。

32分、秋田、FW青木に代え小暮を入れる。

33分、加藤が右からドリブルで上がり、グラウンダーでキーパー前に。これで右コーナーを得る。加藤のコーナーキックを、ニアで若狭がヘッドすらし、キーパー前フリーで、エヴェルトンが合わせるが、ふかし、枠外。決定的。


34分、ベガルタ氣田に代え梁、郷家に代えフォギーニョ、山田に代え中山を入れる、3枚代え。
梁は左サイド、フォギーニョがトップ下、中山ワントップ。

⚽37分、秋田、自陣からのフリーキック。三上が右サイドドリブルで上がり、小出を振り切ってニアにゴロパス。林が飛び出し、若狭と重なったところ、ヒールで裏にだされ、才藤がスライディングで押し込み、ゴール、1-2と勝ち越される。

それでも、場内の大きな声援もあり、ベガルタの選手は顔を上げている。

38分、エヴェルトンが自陣からドリブル、加藤につなぎ、加藤がカットインから左足ミドルシュート、枠外。

39分、ベガルタは鎌田に代え松下が入る。

42分、加藤からパスを受けた中山が強引シュートでコーナーを得る。左コーナー、梁が蹴るが、こぼれを決められず。

ここで菅田が前線に残り、パワープレー。3バック。

43分、秋田、藤山に代え田中裕人が入る。

追加時間は4分間。
秋田は蹴り出し、スローインに逃げる。

1分、松下からのクロス、菅田のヘッドで折り返し2回、フォギーニョが蹴り込んでゴール、かと思われたが、戻りオフサイド。

⚽3分、若狭が放り込み、フォギーニョがヘッドでの折返し、菅田がキーパー前で、ダイクレクトで蹴り込んで2-2、土壇場で同点に追いつく。

4分、さらに、秋田のクロスをクリアしてつなぎ、最後はフォギーニョがクロス。加藤のシュートのこぼれ、ペナ内、中央フリーの松下の足元にころがり、狙ってシュート、バーの上。無念。

結局、2-2のドロー。

シュート数:12 -9 CK: 6-1  FK: 8-7  得点:相良竜之介、菅田真啓 (秋田)才藤龍治2  警告:若狭  主審:清水修平  入場:15,026人


尚、この試合では、伊達武将隊、バレーボール女子元五輪代表佐藤あり紗、マイナビ仙台レディース武田菜々子選手(秋田県生まれ、明生高出身)、富田晋伍CCの、トークショーや演舞、佐々木佑紀さんのミニライブが行われた。

また、先着1万人に、特製タオルマフラーが配布されたが、試合開始30分前に在庫切れという、うれしい誤算。

さらに、19時から、WEリーグ、マイナビ仙台レディースが、ユアスタで試合を行う、初のダブルヘッダー試合となり、ベガサポに、マイナビの試合の無料チケットチラシが配布された。

また、マイナビの入場者には、ベガルタ磐田戦の半額券購入案内も配られた。ベガサポの加勢もあってか、マイナビはAC長野Lに1-0勝利。WEリーグの入場は1,721人だった。