WE14節:マイナビ仙台L1-2浦和L、先にミスを突かれ2失点、矢形一矢。

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

WEリーグ2022-2023 14節 4月22日(土)13:03 マイナビ仙台レディース - 三菱重工浦和レッズレディース 味の素フィールド西が丘


松窪

猪瀬 中島 矢形
(船木)    
隅田 宮澤
  
佐々木 楓 國武 松永
     
松本

中島のCKコーナーから矢形久々得点、松窪は止められる

サブは、齊藤、市瀬、高平、田畑、茨木、船木、スラジャナブラトヴィッチ。猪瀬がFW登録でスタメン出場。
埼玉Lは、GK福田、DF水谷、石川、安藤、佐々木繭、MF柴田、栗島、塩越、猶本、清家、FW菅澤。西尾、島田、植村、遠藤優はベンチスタート。

代表戦の中断期間から3週ぶりの試合。

マイナビ仙台レディースのホームながら、東京西が丘で開催。

マイナビ仙台Lは、ユースから昇格2年目の猪瀬を今季初スタメンで、FWトップ下左で起用。また、右SBに松永、いつもは中盤の中島をトップ下くらいまで上げ、宮澤がボランチに下がる布陣。

今季初スタメン左FWで出場した猪瀬は、体つきががっちりして、ドリブルの切れも上がっていた。

さすがに、ほとんど出てないので、守備時の連係は、もう一つだが、試合に出られる準備は整ってきた。今後に期待。

守備陣では、フィジカルのある清家対策のためか、CBの佐藤楓が左サイドまで付いていき、佐々木が中央に入って、カバーというやり方であったが、折角止めても、カウンターのパスコースが限定され、苦しんだ。ただ、DF陣は相手シュートには対しては体を張っていた。

これまでの浦和L戦は、一方的に押し込まれて、防戦一方という展開が多かったが、この試合では、マイナビ仙台も、前からプレスで、球際でもファイトし、ボールを奪いに行く戦いまではできた。


勝敗のポイントは、当然ながら、前半で、先に自陣でのミスを突かれ、2点先行を許してしまったこと。

地力のあるチームに対して、先にミス2つを献上しては苦しい。

それでも、前半終了間際に、中島のCKに矢形が頭せ合わせて1点返し、後半につなげた。

後半は、浦和Lがカウンター狙いになり、中島がハーフスペースで受けたりして、ボールを持てるようになった。

矢形のミドルや、ニアに松窪が突っ込むチャンスが2度ほどあったが、安藤らの守備に阻まれ、敗戦。


選手のコンディションを見ての布陣なのかもしれないが、やはり宮澤は、もっと前目で勝負した方が良かったのでは。
松窪の欲しいタイミングが分かっているのは、佐々木と宮澤のようなので。

ポイントゲッターの矢形、松窪の二人は、前半特に、少しDFを警戒し過ぎて、シュートのタイミングで、パスになっていたのが残念。この二人なら、もっと前に仕掛けたり、ミドルを狙ったりと、好機を作れると思うので。

またも浦和Lに敗戦は、悔しいが、出来た所は伸ばし、修正点は対策して、次に臨んで欲しい。


尚、この試合で國武選手が、なでしこリーグ、WEリーグ通算100試合出場で、試合前に花束贈呈があった。

前半
互いに前からプレスの両チーム。

序盤は、マイナビ仙台Lが追い込んで、ミスキックを誘い、相手陣でのスローイン、コーナーを得た。

1分、松窪がGKに迫って、早速左コーナーゲット。さらに、矢形のクロスのクリアで右コーナーをゲット。
この試合では、右でのフリーキックは、レフティの佐々木がほとんど蹴った。ただ、今日は精度がもうひとつ。

4分、浦和L清家のドリブルから左コーナー。塩越のキックはクリアするが、カウンターに行けず。

前からプレスで、蹴らせるマイナビ仙台L。相手陣でつなぐが、シュートまではいけない。

11分、松窪が粘って得たフリーキックのこぼれを、隅田が右に展開。矢形がフリーでドリブルからのクロス、ふかす。

13分、浦和L清家の落としを柴田がシュート、クリア。

17分、浦和L猶本のクロスから菅澤のシュート、こぼれを清家に打たれるが、枠外。危なかった。

18分、猪瀬が左からドリブルで仕掛け、左コーナーを得る。中島のキックはキーパー直。

20分、マイナビ仙台Lがカウンター、佐々木から松窪、さらに中島が右裏にスルーパス。矢形はもう一歩、

⚽21分、マイナビにいい流れた出た後、浦和Lに右サイドから侵入され、松永がバックステップでころぶと、塩越、菅澤に連続シュートをうたれ、最後は清家に押し込まれ、先制許す、0-1。GK松本と佐々木が、かぶったのも痛かった。

23分、浦和Lがボールを回して猶本がミドルシュート、松本正面。

25分、浦和Lのコーナーの後、カウンター、松窪がフリーでドリブル加速するが、正面から佐々木繭に止められ転倒。

佐々木繭にイエロー、松窪は着地時に、右手親指を突いたか、一時ピッチ外も、戻った。

29分、佐々木からパスを受けた矢形がクロス、中央合わず。

30分、左奥35mでフリーキックを得る。キッカーは佐々木。こぼれを矢形がシュートも、クリアされる。
さらに、宮澤からパスを受けた松窪が、ヘッドで前の中島に出すが、合わず。

33分、左サイド猪瀬のドリブルからクロス、中島が左足でシュート、ブロックされる。

その後、中島が2度追い、3度追いでボールに食い下がる。

37分、浦和L猶本に侵入を許し、左コーナー。セカンドをつながれ、残っていたDF石川にミドル打たれるが、枠外。

⚽39分、國武の縦パスを清家にカットされ、猶本に中央からシュートを許すとこれが、決まって0-2。前半で2失点。
DFの間から、うまく打たれてしまった。

41分にも、パスカットされ、清家にミドルシュート打たれるが、松本が飛び出して、枠外。

⚽44分、佐々木のロングボールに、猪瀬がドリブル前進から仕掛け、左コーナーをゲット。
中島のキックに、が囮のジャンプ、ファーの矢形がフリーでヘッドで決め、1-2と1点返し、前半終了。

矢形は、昨年10月の2節以来、久しぶりの得点で、今季3点目。

記録上、マイナビ仙台Lの前半のシュートは2本、浦和Lは5本。コーナーはそれぞれ5本と4本。コーナーのチャンスに一工夫欲しかった。


後半
マイナビ仙台Lは、猪瀬に代わり船木を入れる。船木は、矢形とポジションチェンジしながら、チャンスを狙う。

中島が左サイドになり、時々下がってきてボールを受け、展開。マイナビ仙台Lが回せるようになる。
浦和Lは、カウンター狙いで、あまり前からこない。

2分、左サイド、佐々木がドリブル前進、船木につなぎ、さらにパスを受けた松窪が、右サイド裏に出すと、矢形フリー。
ワントラップ入れたので、DFが前に来たが、股間を抜くシュート、キーパー正面。惜しい。

3分、浦和L、栗島からパスを受けたDF水谷がミドルシュート、枠外。

7分、浦和Lのカウンター、猶本が左から侵入、切り返しから左足シュート、松本正面。

10分にも、パスカットされ、猶本にフリーでシュート打たれるが、GK松本セーブ。

11分、ようやくマイナビ仙台Lがカウンター、松窪のパスに矢形がクロス、左コーナー。こぼれをつないで、矢形がクロスも、流れる。

13分、左サイドでつないで、最後は宮澤がミドルシュート、バーの上。宮澤は今日この1本のみ。

16分、松永にイエロー。

16分、浦和L栗島に、回り込んでのミドル打たれるが、松本。

17分、右コーナー、19分、右奥35mフリーキックと佐々木が蹴るが、合わず。

20分、カウンターで、中島がドリブル前進、左の佐々木に振ると、ニアにスルーパス、松窪走り込み、ワンタッチシュート、枠外。惜しい。

さらに中央のフリーキック、コーナーとチャンスを得るが、クリアされる

25分、浦和L、カード1枚貰っているDF佐々木繭に代わり、FW島田が入る。塩越が下がる?

26分、矢形が仕掛けて、ペナ右角でフリーキックを得る。佐々木のキックは枠外。

28分、松窪3人に囲まれるが、隅田につなぎ、最後は佐々木のクロス。左コーナー、ショートコーナーから宮澤のクロス、キーパー。

31分、國武にイエロー。

34分、浦和L、DF水谷代わり長嶋が入る。

35分、左から中島のクロス、合わず。

36分、浦和L菅澤が左からのシュート、角度無く、松本抑える。

37分、浦和L、清家の侵入で左コーナー与える。こぼれを清家にシュートされるが、枠外。

40分、浦和L、FW菅澤に代わり、西尾が入る。

マイナビ仙台L、パスがなかなかつながらなくなる。

42分、浦和Lのカウンター、西尾にフリーで抜かれそうになるが、最後まで國武ついて、ボールを奪う。

43分、宮澤のサイドチェンジ、松窪トラップして、ヒールパス。佐々木上がってはいたが、合わず。

44分、から隅田、さらに宮澤のニアのスルーパスに、松窪がキーパーをかわしてフリーになりかかるが、安藤に引っ張られ、シュートは枠外。安斎は、主審の死角でユニを引っ張っていたが、振り切れず。惜しい。

追加時間は3分。
右サイドを矢形がドリブルで仕掛けるがクリアされる。

1分、佐々木の浮球クロスに、松窪が高いジャンプで、何とかヘッドも、枠外。

2分、右サイドライン際でフリーキックを得る。こぼれを隅田がシュート打つが、ブロックされる。

そのまま試合終了。

1-2と浦和Lの壁破れず。

シュート数: 6-10 CK:9 -5  FK: 10-11  得点:矢形海優 (浦和L)清家貴子、猶本光 警告:松永、國武 (浦和L)佐々木繭  主審:千葉恵美  入場:1,757人