2023 J2 11節 4月23日(日)14時03分 ベガルタ仙台 2-3 藤枝MYFC 藤枝総合運動公園サッカー場
山田 中島
(中山) (加藤)
氣田 郷家
(相良) (蜂須賀)
鎌田 エヴェルトン
(松下)
内田テヒョン菅田若狭
林
藤枝のプレッシャーに、痛いミス二つ。中山は復活弾。
サブは、小畑、蜂須賀、松下、相良、加藤、フォギーニョ、中山。
藤枝は、GK北村海チディ、DF小笠原、川島、鈴木翔太、MF杉田、水野、久保、岩渕、横山、榎本、FW渡邉りょう。矢村、平尾、アンデルソンはベンチスタート。
ベガルタ仙台は、小出が警告累積で欠場、4バックに若狭、菅田、キムテヒョン、内田を並べ、左MFに氣田をスタメン起用の、4-4-2基本。藤枝は3-4-3。
試合は、ベガルタが、藤枝の両WB、榎本、久保のドリブル侵入、横山のパス出し、渡邉りょうの飛び出しに苦しみながらも、ラインを高く保ち、カウンターでチャンスを作り、前半は、ほぼ互角の展開。
しかし、前半終了間際に、相手のGKからのロングボールへの対応で、守備陣の連係ミスから、目下J2得点王の渡邉りょうに先制を許す。
チャンスはあっても、なかなか点が取れないベガルタは、後半15分、中山、相良、加藤を送り込む、3枚代えを敢行。
すると、中山が相良のドリブル侵入から決めて、まず同点。さらに2分後、加藤の粘りから、エヴェルトンがつないで、最後は郷家がフリーで冷静に決め、2-1と、一気に逆転。
ベガルタが、久々の逆転勝利かと思われたが、藤枝もメンバーを代え、絶え間なく、攻守の切り替え速くして、攻めて来る。
次第に防戦一方になってきた40分、エヴェルトンと若狭のパス交換を狙われて、渡邉りょうに引っ張られフリーを作り、左から久保にミドルを決められて2-2。
さらに、AT3分には、ロングボールの競り合いに負け、矢村に侵入を許し、角度のないところを決められ、2-3と再逆転負けを食らい、敗戦。
ベテラン勢に、痛いミスが出てしまった。
これは、藤枝のワイドな展開、振りが速いキック、球際での粘り、ボールを失ってもすぐさま取り返し、ドリブルで侵入してくる速いサッカーに、知らず知らずの内に、心理的なプレッシャーを感じたのではないだろうか。
絶えずボールホルダーに、プレッシャーをかけ続け、ドリブルで侵入してくる藤枝だったが、むしろ、こちらがやるべき事だった。現時点では、藤枝の方が一枚上だった。
ただ、ベガルタの方も、待望の中山武将に、、ワンタッチで決める、らしい今季初ゴールが生まれた。
さらに、粘りの連係から、郷家には4点目が出るなど、短時間で逆転できるところまでは来た。
いかに難敵であっても、チャンスの瞬間はある。それをどれだけ、ものにできるか。
相手は、終始、上げたベガルタのラインの裏狙いに来るのは分かっているので、終盤の疲れた状態でも、焦らずキープしてリスク管理しながら、チャンスを窺いたいところ。
それには、自分達のプレーに自信が持てるまで繰り返し、連携の質を、もっと上げていくしかないのだろう。
次のホーム戦では、甲府戦のように、先制から、たたみかける追加点で、気持ちも優位に立ち、勝ち切って欲しい。
前半。
ベガルタ、前からプレスを敢行。しかし、藤枝もサイドに逃げながら、かわそうとする。
前半は、ベガルタは高いラインを保ち、若狭も上がり目で、しばしばカウンターでチャンスを作る。
1分、郷家のパスを中島が落とし、受けた鎌田が、中央をフリーで前進、ミドルシュート、ポスト!!
まさに、決まっていればたらればのシュートで、惜しかった。
3分、鎌田にイエロー。今季1枚目。ちょっと厳しめ。この後、藤枝の激しいファールは、注意で流される。
ベガルタペナ、アーク付近のフリーキックは、若狭が触って、バーの上。コーナもしのぐ。
9分、藤枝、榎本が、ベガルタ右からの若狭をかわして侵入、えぐられるがクリア。
その後も、再三、榎本にはえぐられる。
13分、藤枝のカウンター、バックパスをGK林が引き付けるが、渡邉りょうに詰められ、後ろ向き、コーナーに逃げる。
これが、その後の伏線かも。
16分、ベガルタがカウンター、中島から氣田、最後は山田がカットインからシュート、キーパー正面。
ベガルタ、氣田、郷家が、ボランチの横の守備中心なのか、前に出てくるのが遅め。
20分、ここで藤枝MF岩渕が足負傷で、FW平尾に代わる。
21分、上がった若狭からエヴェルトンがワンタッチ、裏への浮球、山田はもう一歩。
25分、内田が上り、こぼれを中島がペナ左角で受けて、氣田へ。氣田得意の45度からミドルシュート、若干ヒットせず、キーパー正面。
27分、藤枝、横山がスルーパスやアーリークロスを放り込んで来る。
31分、キムテヒョンが裏を取られかかるが、戻ってクリア。この時、上げた足首にボールを当てられ、痛める。
34分、また榎本が右から侵入、えぐってのパスに渡邉りょうがバックヒールで合わせるが、シュートはバーの上。危なかった。
さらに、榎本が右サイド3人かわしてドリブル前進、折り返しはなんとかクリア。
38分、左サイド内田から鎌田、中央スルーパスは、ブロックされる。
その後、内田がパスコースを読んで、2回カットするが、つながらず。
41分、藤枝の杉本がペナ内に入ってきて、左コーナーを与える。こぼれのミドルシュートは枠外。
43分、菅田から郷家、クロスに中央で山田がヘッド、枠外。
⚽45分、藤枝のゴールキック、ラインの裏側に上がり、林が飛び出すが、キムテヒョンが横から来て重なりながら、ヘッドでクリア。待ち構えていた渡邉りょうに、無人のゴールに蹴り込まれ、0-1。
ミスから失点、時間帯も悪い。
前半、互角の展開で、後半に期待しようとするところで、思わぬ失点。0-1で終了。
後半。
3分、藤枝、榎本がカットインからシュート、林がセーブ。
ベガルタがカウンター、山田がドリブルで抜け出し、左45度からシュート、キーパセーブされ、こぼれが郷家の前にころがるが、蹴る前に、一瞬早く榎本にクリアされる。
この時、遅れて榎本の脚にかかり、郷家にイエロー。
7分、菅田振り切られて、水野につながれるが、オフサイド。
ベガルタ次第に間延びしてくる。
8分、郷家がパスカット、中島経由で、氣田につなぎファールで、フリーキックを得る。
ペナ左角。ニアの郷家狙うが枠外。
11分、中央でパスを受けた中島が反転、右の郷家に振る。郷家がえぐってのクロス、山田の頭上通過。
パスがずれて来るベガルタ。疲れか。
15分、ベガルタ、一気に3枚代えで、反撃を狙う。
山田に代え中山、氣田に代え相良、中島に代え加藤を入れる。郷家が左前で中山と2トップ。加藤は右。
⚽18分、中山が起点で内田、相良とつなぎ、相良がDF3人の間をドリブルで抜いて、えぐっての折返し、中山が二人のDFの背後からニアに飛び込び、ワンタッチで合わせるファインゴール!1-1と同点。
苦しんできた中山武将、らしいシュートで、今季初ゴール。ベガサポに向かって雄たけび、遠慮がちに俺マサトのポーズ。
⚽さらに、20分、加藤が右サイドで倒れてもつれながら、ローリングでボールを搔き出し、拾ったエヴェルトンが、すかさずスルーパス。ペナ内にいた郷家が、キーパーが出るところを。浮かせる技ありゴールを決めて、2-1と逆転!
交代メンバーが活躍してから5分で2点、電光石火の逆転劇。今日は勝った、かと思われた。
23分、中山にイエロー。今季3枚目。
24分、藤枝、榎本のスルーパスに裏に抜けた、渡邉りょうがフリーでシュート、しかし、バーの上。助かった。
25分、ベガルタもパスカットから中央でフリーの郷家がミドルシュートも、キーパー正面
28分、藤枝、DF小笠原に代え久富、MF水野に代えFW矢村が入る。
フレッシュな選手が入って、藤枝が攻勢をかけてくる。
28分、相良がまた3人をドリブルで強引に抜こうとするが、カットされ、逆にカウンターを食らう。これは、林がクリア。
その後、ベガルタが裏にスルーパスを出すが、中山オフサイド。
29分、藤枝、右から左へ大きな展開、久保がカットインしてシュート。左コーナーを与える。ここはしのぐ。
31分、藤枝、横山からパスを受け打久保のシュート、バーの上。
34分、ベガルタ、疲れの見える郷家に代え、蜂須賀入る。5バック気味だが、蜂須賀は高い位置。
35分、ベガルタ、加藤から中山、右から仕掛け倒され、ペナ右角でフリーキックを得る。加藤のキックに、こぼれを菅田がシュートも枠外、
37分、藤枝、前半交代で入った平尾に代え、FWアンデルソンを入れる。
38分、加藤がパスミス、拾われて、藤枝矢村がキープ、ゴール前エヴェルトンが体を入れて守備。
39分、ミドルシュートを打たれ、右コーナーを与えるが、林がキャッチ。
40分、イエロー1枚貰っている鎌田に代え、松下が入る。
⚽41分、右サイド、エヴェルトンと若狭でバックパス、折り返すところ奪われ、渡邉りょうが、ドリブルで中央にあがると、ベガルタDF3人が引き付けられ、内田の背後で、フリーの久保が、強烈なミドルシュートを決めゴール、2-2同点。
42分、加藤のクロスに、ファーで相良がフリーで受けるが、慎重に狙っていると、詰められシュートは枠外。
ベガルタは、セカンドボールを拾えず、苦戦。
追加時間は4分間。
1分、また渡邉りょうに抜け出されるるが、オフサイド。
⚽3分、藤枝が自陣からのロングボール、内田がヘッドで競り負け、拾った矢村が侵入、キムテヒョンが付き切れず、狭いニアを抜くシュートを決められ、ゴール、2-3。土壇場で藤枝に逆転許す。。
時間がなく、菅田が前に残り、ベガルタが最後の攻撃。
内田のクロスのこぼれ、左ポスト前で相良がキープし、ワントラップしてからシュートしたが、その分、詰められ枠外。
3点目のチャンスを逃している内に、逆転を許し、結局2-3で藤枝が勝利。
シュート数: 12-11 CK: 0-6 FK: 18-11 得点:中山仁斗、郷家友太 (藤枝)渡邉りょう、久保藤次郎、矢村健 警告:鎌田、郷家、中山 主審:松本 大 入場:2,816人