マイナビベガルタ仙台レディースから、GK鈴木あぐり、DF高平美憂選手が出場している、「FIFA U-20女子ワールドカップ フランス2018」ですが、いよいよ今晩というか明日午前2:30から、決勝戦、日本対スペインが行われます。
⇒3-1で勝利、優勝しました。
ユース年代とはいえ、マイナビベガルタ仙台レディースの選手が出場しているのに、ベガルタの公式HPが無視している理由が分かりませんが、予選と決勝トーナメントを見る限り、日本が優勝する可能性は、かなりあると思います。
ただ、対戦相手のスペイン（ヨーロッパチャンピオン）には、グループリーグで対戦済みで、日本のミスもあって、0-1で敗れています。もちろん、勝つとしても、楽な試合にはならないでしょう。
日本は、ハードワークからの組織だった守備と、スペースを見つけるのがうまい遠藤、長野、宮澤選手のからのラストパスが炸裂、決定力のあるFW植木、宝田につながれば、優位に立てますが、スペインも、そこは前からプレスで、阻止して来ると思われます。相手のセットプレーも、のしかかって来るので要注意ですね。
スペインの攻撃は、個人頼みの面があるので、しっかりと複数で寄せて、封じ込められるか。そして日本の連動した攻撃で、勝ち切れるか。
高平選手は、準決勝のイングランド戦でスタメンでしたが、持ち味の精度の高いクロスに加え、課題の守備でも、恐れず体を入れるようになり、進化中。楽しみです。
中継は深夜で、関東の以外の方は有料CSとなりますが、マイナビベガルタ仙台レディースの選手が、U-20の世界一となるかもしれない瞬間なので、できれば応援をお願いしたいと思います。
（追記）U-20女子日本代表はスペイン代表を破り、初の世界一となりました。おめでとう。
⇒：「フランスは彼女たちに恋をした」FIFA公式が世界一に輝いたヤングなでしこを大絶賛！ | サッカーダイジェストWeb
日程：（日本時間）フジテレビNEXTで中継
- 8月7日（火） 02：30 アメリカ0-1日本 得点：林穂之香 高平、鈴木出場せず
押されながらも、林のミドルでアメリカを下す。アメリカは結局グループリーグ敗退。 - 8月9日（木） 23：30 スペイン1-0日本 鈴木あぐりフル出場、高平出場せず
スペインは守備的な立ち上がり、攻撃ではいい形も作れていたが、クリア処理のミスから、コーナーを与え、クリアし切れず敗戦。 - 8月13日（月） 20：30 パラグアイ0-6日本 得点：宝田3、植木3
実力差のある相手に対し、日本が一方的に攻め大勝。高平のみ後半出場、左SBと終盤はCBも務める。左からのピンポイントのダイレクト・クロスあり。 - 8月18日（土）02：30 準々決勝 日本3-1ドイツ 得点：遠藤、植木、宝田
鋭い出足、囲んでボールを奪う日本は、ワイドなボール回しと、レフティ遠藤純らの仕掛けで、再三チャンスを作る。後半に、遠藤がフリーから右足で先制すると、立て続けにドイツを崩して、一気に3点リード。終盤、マークずれで1点失うが、圧勝といっていい内容。高平は、終了直前1分だけ出場。左サイドは競争が厳しい。 - 8月20（月）23:00 準決勝 日本2-0イングランド 得点：植木、遠藤
高平が左SBで初スタメン。56分間出場。精度の高いクロスに加え、課題の守備でも、恐れずに体を入れるようになり、勝利に貢献。前半は、相手にボールを渡さず、連動からの植木、遠藤と連続得点。チームとして完璧な戦い。後半は走られて、守備に回るも、しっかりと抑えてきって、決勝へ。 - 8月25日（土）02:30 決勝 日本3-1スペイン 得点：宮澤、宝田、長野
高平スタメンリスト入りも、アクシデントか北村がスタメン。スペインは、ロングボールでサイドをえぐり、日本の守備陣を孤立させる戦術で、日本は守備一辺倒。GKスタンボーのビックセーブ連発でしのぐ。
しかし、前半38分、宮澤が鮮やかにミドルを決め、先制、落ち着く。後半も、焦るスペインに対し、カウンターでスペースを突き、宝田が追加点。さらに宝田のポストから、長野がミドルを決め、とどめ。その後、スペインがロングボールの攻めで1点返したが、最後は、スペインボックス内で、相手をもて遊ぶボール回しを見せて、勝ち切った。