なでしこカップ10節:ベガルタ仙台レディース2-1INAC神戸、浜田、小野のゴールで勝ち切る

2017なでしこリーグカップ1部 Bグループ 10節 7月30日(土)18:00 マイナビベガルタ仙台レディース2-1INAC神戸 ノエスタ神戸


浜田 小野
  (嘉数)
美和  安本

岸川 田原
  (西川) 
三橋 千葉 北原 坂井

ブリトニー

サブは、鈴木あぐり、入江、嘉数、西川、本多。神戸は、大野、増矢がFW、仲田、京川、田中明日菜、高瀬、武仲スタメン。道上ベンチ入り。

4ヵ国対抗戦で、ベガルタからは、GK斎藤、DF市瀬、万屋、MFミニー、FWケイトリンが、神戸からはDF鮫島、MF中島が抜けている。

18時キックオフなのに、29度、湿度81%と厳しい気候。

ボールをつなぐ神戸に対して、4ヵ国対抗戦で、5人がいないベガルタは、ロングボール主体の攻撃と、しっかりとした粘り強い守備。暑さの中、ハードワークで神戸を上回り、相手のパス回しを分断していく。

前半22分、相手のクリアミスに、美和が足を出すと浮き球に。これを浜田がダイレクトボレー左足で決めて先制。チームとしては、久しぶりの先制。浜田は、2試合連続弾。その後も、神戸より早い出足、守備での集散の速さを見せ、チャンスを作らせない。

一方、攻撃では、やや前線に人手不足ではあるが、セカンドボールを拾って、こちらのペースに持ち込む。また、コーナーからのチャンスを狙うが、決めきれず。しかし、セカンドを拾って、相手のカウンターは阻止。

後半。
ベガルタはやや疲れ、神戸もエリア内で、増矢らがフリーでの侵入を図るが、寄せやシュート・ブロックに集中したベガルタが、失点を防ぐ。
すると、8分、ゴールキックから浜田がうまく入れ替わりカウンター、相手の裏に出ると、並走の小野とのワンツー、小野がキーパーと1対1をループで決めて2点目

やや攻撃が単調だった神戸には、これが効いた。その後、粘る神戸に、幾度か決定機を作られるが、最後まで走り切って、ゴールを死守。

試合終了直前の追加時間には、京川に、ドリブルからのスーパー・ミドルは決められたが、2-1と勝ち切った。

浦和L戦で追いついた自信から、相手に早く寄せて、体をぶつけ、ボールを奪い取る。守備場面では、どんどんカバーに入り、ボール・ウォッチャーにならない。攻撃では、大きな展開を使って、相手のライン裏に、スピードのある選手を走らせるといった、ハードワークを徹底して、1対1での高さ、フィジカルの差を有利に使えるようになってきた。

また、早い寄せにより、相手のミスを誘発して、すかさず点につなげるなど、いやらしいサッカーもできるようになり、リーグ戦再開に向けて、大きなポイントとなる試合となった。さらに、怪我で長く戦列を離れていた嘉数が、後半15分間プレー。これも朗報。


シュート数:11-14、CK:7-3、FK:10-8 得点:浜田 遥、小野 瞳 (神戸)京川 警告:なし 主審:古澤久恵 入場:2,168人