19節:対柏1-1、若手主体で守備改善、終了間際、中野が同点ゴール

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2017J1 19節 2017年7月30日(日)18:30 ベガルタ仙台1-1柏レイソル ユアスタ仙台

石原

匠 西村 
(奥埜/クリスラン)
中野  蜂須賀
   (古林)
三田 富田

椎橋 平岡 大岩

シュミット

サブは、関、小島、藤村、梁、古林、奥埜、クリスラン。柏は、クリスチアーノ、武富、伊東、大谷、中山がスタメン。ハモンロペス、ディアゴオリベーラ、キムボギョン、細貝、大津、鎌田はベンチスタート。

ベガルタは、リーグ戦初スタメンのDF椎橋はじめ、佐々木匠、西村と若手をスタメン起用、前半は5バック気味なところから、前3人がプレッシャーをかけてボールを奪う戦法。これが奏功、柏に対してスペースを与えず、前半はスコアレスで終了。


しかし、後半、相手の攻撃を、カバーリングなどで粘り強く抑えていたベガルタだったが、21分に、コーナーから、伊東に頭で決められ先制許す。奥埜、クリスラン、そして古林を早速投入したが、攻撃は単調で、このまま4連敗かと思われた。

しかし追加時間に、中野が裏のクリスランにパスを通し、これをえぐって折り返し、中央で石原が粘っての落とし、最後は中野シュートがGKを弾き飛ばし、同点。4試合ぶりに勝ち点1を得た。

雨上がりの仙台。気温は25度だが、湿度は高い。ベガルタは、柏からレンタル中の増嶋が契約で出られず、石川直樹も移籍とあって、椎橋が3バックでリーグ戦初スタメン。


前半。
序盤は5-4-1で、守備重視のベガルタ。しかし、開始早々、柏の武富から裏の伊東へパスが通り、オフサイド。危ない。2分、柏がロングボールからクリスチがキープ、武富にシュートされるが、ブロック。3分にも、中川に侵入されるがファールで終了。

5分、ようやく石原のキープから、三田が上がってファールを貰い、中央25mでフリーキックを得る。これを三田が枠内に飛ばすも、GK中村が反応、弾くところ西村詰めてシュートも、弾かれる。惜しい。右コーナーを得る。コーナーは守られる。その後、柏がボールを回すが、ベガルタも守備を固めてしのぐ。

10分、柏が回し、ベガルタエリア中央やや右30mでフリーキック。クリスチアーノのキックは、シュミット正面。14分、椎橋がワンタッチでボーを前に送り、リズムを作る。18分、ベガルタエリア左40mで柏のフリーキック。ここれから、つないで、武富の落とし、クリスチが左足ミドルシュート、シュミット正面。

20分、西村の相手パスカットから前進も、パスはミス。22分、左から匠がシュート性のクロス、キーパー。22分、浮き球を椎橋奪われ、つながれるが、しのぐ。24分、柏が放り込んでくるが、GK。26分、石原が中央でためて、左から中野のシュート、ヒットせず。27分柏が回し、クロス。シュミット。その後、蜂須賀からパスを受けた、石原が、DFをかわして左足シュート、DFに当たり枠外。コーナーを得るが、シュート打てず。

30分、裏に走りこんでクリスチのヘッド、シュミット。今日はシュートが、ことごとく正面に来て、クリスチ不発。36分、匠のシュート、こぼれを西村、打ち切れず。しかし、右コーナーを得る。決まらず。37分、匠がドリブルで持ち上がり、左コーナーを得る。こぼれを石原が、2度フェイントで打とうするが、カットされ、柏のカウンター。これはクリア。

40分、左から柏のクロス、クリア。柏はさらに回して、最後は大谷のミドルシュート、ふかす。その後、ベガルタもカウンター、西村から石原も、トラップし切れず。

前半は、押されながらも、5バック気味に人数をかけて守り、柏のシュートも精度を欠いて、スコアレスで終了。

後半。
開始早々、椎橋から匠へのスルーパス通るが、もう一歩。4分、クリスチのカウンター、なんとか戻り、時間をかけさせる。5分、石原キープで粘り、右奥30mのフリーキックを得る。さらに左コーナー、椎橋のシュートはヒットせず。9分、中野の股抜きパスから、匠がドリブルもキープし切れず。

10分、武富のクロスはGK。12分、中野が侵入、裏取るが、キーパーに出られる。14分、匠に代え奥埜が入る。柏も、中川に代えキムボギョンが入る。17分、蜂須賀のクロスが、ファーサイドの中野に合うが、中野はシュートでなく、折り返しのヘッドで流れる。19分、椎橋が自陣からドリブル前進、相手をかわしながら、スルーパス、エリア内石原にもう一歩。惜しい。

21分、柏がベガルタゴール前で連続攻撃、シュートを次々打たれるが、最後は、三田が体を倒してシュートブロック。これで、コーナーを与える。右からクリスチアーノのコーナーキック、ファーサイドで、蜂須賀より前に、伊東に頭で合され、先制許す、0-1。ここまで、流れでは、柏の攻撃をしのいできたが、ゾーン・ディフェンスの改善は未だ。

そこで、西村にかえクリスラン入る。柏はクリスチアーノに代え、ディエゴオリベイラを入れる。今日の西村は、パスカットやうまい動き出しで、チャンスを何度も作っていたが、パスの精度だけが難。26分、中野からクリスランへ、パス合わず。27分、さらに蜂須賀に代え、加入したばかりの古林が入る。古林、入るなり、精度の高いクロスを中央にいれるが、シュートには至らず。

30分、柏は手塚に代え細貝が入る。33分、ベガルタ回すが、なかなか収まらない。柏も運動量が落ちてきているが、ベガルタもパスが単発。34分、柏の左コーナー。これはシュミット。36分、左45度奥35mのフリーキック、打てず。37分、奥埜が侵入してキープ、シュートは枠外。その後、パスカットから三田にシュートチャンスも、パス選択。

38分、柏に回され、最後はディエゴのシュート、バーの上。40分、右から奥埜のクロス、流れる。41分、柏の右コーナー。こぼれをシュート打たれるが、シュミット正面。危ない。その後、ベガルタがボールを回すが、柏に守備を固められ、シュートが打てない。追加時間は4分。

AT1分目、柏が浮き球処理を誤ったところを、中野がうまくためて、裏のクリスランへパス。クリスランがライン際まで抉って、横パス。こぼれを石原が、ケツで抑えながらタメて落とすと、走り込んだ中野が蹴り込み、これが決まって同点!ベガルタ、久々に劇的ゴールで追いつく。中野はリーグ戦2点目。

さらに、カウンターから石原がフリーで抜けかかるが、シュートは空振り。かなり疲れている。試合は結局そのままドロー。4試合ぶりに勝ち点1を上げた。ベガルタは、若手中心のスタメンながら、守備固めは一定の成果を上げ、セットプレーからの失点1に留め、攻撃はその分、厚みを欠いたが、後半は、様々なアイディアで、柏をもう一歩まで追い詰めた。

攻守の切り替えや、ゴール前の連係はさらに磨く必要はあるが、得点力のある柏相手にしのぎ切った点は、次につながるだろう。
椎橋は、初スタメンながら、落ち着いていた。フィジカルで当たり負けしなくなれば、大いに期待できる。西村は完全にボール扱いの勘所を得た感じだが、パスの精度だけ改善を。

新加入の古林は、まだ、味方との連携に時間不足の感じはあるが、大いに意見を出し合って、右を活性化して欲しい。


シュート数:8-12、CK:5-3、FK:10-16 得点:中野嘉大(柏)伊東 警告なし 主審西村雄一 入場:14,202人

尚、この試合の復興ライブは、ロカビリーの青野美沙稀さん、Chicken The Sun伊達武将隊