2021ルヴァン杯 Dグループ GS4節 4月28日(水)18:00 ベガルタ仙台2-5横浜F・マリノス ユアスタ仙台
皆川
氣田 匠 マルティノス
(赤﨑)(加藤)
中原 富田
(松下)
蜂須賀 シマオ アピ 照山
(長倉) (真瀬)
小畑
サブは、ストイシッチ、平岡、長倉、真瀬、加藤、松下、赤﨑。
横浜FMは、GK梶川、DF小池、岩田、伊藤、高野、MF天野、渡辺皓太、和田、FW水沼、オナイウ阿道、樺山。前田、喜田はベンチスタート。マルコスは欠場。
開始早々の失点を防げず、相手のサイドの展開を自在に許し、5失点。皆川と氣田が初ゴールを上げたが、追いつけなかった。
ルヴァンカップ3節での、対広島戦勝利を受けて、同じスタメン。
しかし、横浜FMの方も、控え組がアピールを狙って、前からプレスと、両サイドの速い展開で、次々とフリーで攻め上がってくる。加えて、左から、水沼の精度の高いクロスが襲ってきて、苦戦。
前半
立ち上がりから、横浜FMがボールを支配。ベガルタは、カウンターを狙っても、シュートまで行けない時間が続く。
【横浜FM】1分、いきなり右からのクロスに、ファーで、オナイウがフリーでヘッド、決まらず。さらに左右に展開、最後は、樺山のフリーのシュート?が枠外。
【横浜FM】6分、オナイウが、フリーで裏に抜けた天野にパスを通し、シュート打たれるが、小畑正面。
【横浜FM】7分、右サイド、フリーでドリブルで上がってきた高野のクロス。中央天野がワントラップで収め、反転シュート、右ゴール隅に決められ、早々に失点、0-1。天野は今季初ゴール。
【ベガルタ】12分、カウンター、富田からマルティノスは合わず。
13分にも、富田から匠で攻め上がり、クロスも、中央合わず。
【ベガルタ】横浜のコーナーをしのぎ、18分、カウンター、照山のスルーパスに、匠がフリーでドリブル前進。ゴール前でDFをかわしながらのシュート、ヒットせず、キーパー。
【横浜FM】25分、水沼がペナ内侵入、ここは蜂須賀がなんとかクリア。さらに、左ショート・コーナーからオナイウのヘッド、枠外。
【ベガルタ】横浜FMの連続攻撃に耐える。29分、マルティノスが、太腿裏を痛めたか?加藤と緊急交代。32分、加藤が早速、氣田のクロスからシュートも、ブロックされる。
【横浜FM】33分、カウンターから、ベガルタの右サイドを、樺山がドリブル前進、照山をフェイントでかわしてシュートコース作り、巻いたシュートで、右ゴール隅に決める。0-2。高卒ルーキー樺山はプロ初ゴール。
【ベガルタ】中盤で、横浜FMの横パスが緩いところを皆川がカット、キーパーの位置を見て、40mのロングシュート。キーパーの頭上を越えゴール!1-2。
腰の入った、思い切りのいいゴール。失点直後にすぐ返し、「危険なスコア」かと思われた。
【横浜FM】ペナ内で富田が股抜きされ、最後は天野のシュート、ここは照山が体を張る。右コーナーから伊藤のヘッド、ポスト!で助かる。
【横浜FM】AT1分、カウンターから水沼がフリー、シュート性のクロスは加藤が戻ってクリア。
後半
横浜FMは、樺山に代え實藤を入れる。
【横浜FM】2分、左右にワイドな展開。さらにフリーでの折り返しに、またも天野が、中央フリーで侵入、ダイレクトで合わせて1-3。この失点が痛かった。
【横浜FM】5分、左サイド蜂須賀が、ライン際で無理に戻したボールを天野にさらわれ、左から水沼のドリブルからの弾丸シュート、決められ1-4。試合を決められてしまう。
【横浜FM】その後は、ベガルタが攻めた後のスペースを突いて、次々カウンター。コーナーや水沼のクロスで攻めて来る。
【ベガルタ】17分、アピに代わり真瀬、富田に代え松下を入れる。照山がCBに回る。
【横浜FM】フリーでペナ内侵入から、左コーナー。こぼれ球を、オナイウがフリーでシュートするが、枠外。20分、オナイウに代わり南が入る。
【ベガルタ】24分、GK小畑が精度の高いロングキックで、フリーの中原にボールをつなぐが、トラップ失敗。
【ベガルタ】26分、中原のスルーパス、皆川につながらず。もう一歩。その後も中原がボール際粘って左ラインぎわ相手陣30mでフリーキックを得る。しかしつながらず。
【ベガルタ】30分、佐々木匠に代え赤﨑、蜂須賀に代え長倉が入る。
【横浜FM】32分、横浜FMも南に代わり前田が入る。3点リードでもダメ押しする横浜監FM監督。
【横浜FM】34分、小池がフリーでシュート、GK小畑がワンハンドで掻き出す。そのあと右コーナー2本連続もベガルタしのぐ。
【ベガルタ】40分、真瀬から加藤、ドリブルからのクロス、皆川には合わず。
【ベガルタ】42分、真瀬がえぐっての折り返し、中央赤﨑フリーも、シュートは自分の軸足にあたり、打ち切れず。43分、氣田が、交錯して脇腹に膝蹴り入れられるが、なんとか復帰。
【横浜FM】AT3分、真瀬が、フリーでドリブルの前田を、ペナ寸前で倒し、イエロー。ペナすぐ外、やや右25mのフリーキック。水沼が、壁の上から落とす強烈シュートを、直接決めて1-5。トドメ。
【ベガルタ】AT5分、脇腹が痛いはずの氣田が、左から中央へドリブル、いったん右の真瀬にあずけて、真瀬の?シュートのこぼれを、中央からシュート。加藤が視界を遮るジャンプでアシスト、シュート決まって1点返し、2-5。意地を見せる。氣田J1初ゴール。しかし、そのまま試合終了。
実況解説の田村さんが、試合開始から、サイドでのMF、DFの立ち位置、マークの連係が整理されないので、フリーで持ち込まれ危ない、と言ってた通りの展開になってしまった。
昨年来からの、高速ドリブラーがいるチームとの対戦での守備、攻撃のカウンターの後のリスク管理の課題が、なかなか解消できない。
去年からのコーチもスタッフに残っているし、その改善が急務であることは、選手もスタッフも、十分理解しているはずなのだが。
攻撃で仕掛けることは、当然これからも必要なのだが、「仕掛けられた時」に全員が役割分担をしっかい果たしていかないと、失点が先に来て、得点力を上回ってしまう。
強化担当は、今後の展望を踏まえてしっかり評価し、プロの仕事をしてほしいと思う。
まあ、ろくな事が無い中でも、GK小畑の精度の高いロングキック、ちょっと弱かったけど富田のスルーパス、そして皆川、氣田の初日と、大敗の中でも、持ち味を出してきた面もある。
できた事を、きっかけにしてほしい。
何度でも倒されても立ち上がり、勝ち点を、勝利を、目指していくしかない。
シュート数: 4-16 CK:2-11 FK: 12-9 得点:皆川祐介、氣田亮真 (横浜FM)天野2、樺山、水沼2 警告:真瀬 主審:柿沼 亨 入場:1,953人